第二種電工 電気機器・配線器具・配線 問19:電気機器・配線器具・配線
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
三相誘導電動機が周波数50 Hzの電源で 無負荷運転されている。この電動機を周波数 60 Hzの電源で無負荷運転した場合の回転の 状態は。
- ア回転速度は変化しない。
- イ回転しない。
- ウ回転速度が減少する。
- エバスダクト工事と圧着ペンチ正答
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三相誘導電動機の回転速度は電源の周波数によって変わる。周波数が高いほど速く回る。50Hzで動かしていた電動機を60Hzに変えると、同期速度(最大回転速度)が20%上がる。無負荷運転では実際の回転速度も同期速度にほぼ等しいため、60Hzにすると「回転速度が増加する」(正答エ)。1秒間に50回か60回かで磁界の回転速度が変わるイメージ。
三相誘導電動機の同期速度Ns=120f/P(f:周波数、P:極数)。50Hz→60Hzへの変更でNs_60=120×60/P=Ns_50×(60/50)=1.2×Ns_50。無負荷運転ではすべりs≒0のため実際の回転速度≒同期速度。よって60Hzではほぼ1.2倍(20%増加)の速度で回転する。選択肢ア「変化しない」(周波数変化で速度は変わるので誤)、イ「回転しない」(起動に問題なければ回転するので誤)、ウ「減少する」(周波数増加→速度増加なので逆)、エ「増加する」(正答)。OCRで選択肢エに誤情報が混入しているが正答はエ(回転速度が増加する)。
三相誘導電動機の速度特性は同期速度Ns=120f/Pに支配される(f:周波数Hz、P:極数)。
【50Hz→60Hzへの変更効果】50Hzで運転時の同期速度Ns50=120×50/P。60Hzでは Ns60=120×60/P=Ns50×1.2。無負荷時はすべりs=(Ns-N)/Ns≒0なので実回転速度N≒Ns。よって回転速度は約20%増加する(正答エ)。
【すべりと負荷の関係】負荷をかけるとすべりが増加し実回転速度はNs以下になるが、周波数が増加した場合はNs自体が上がるため、無負荷・有負荷ともに回転速度は増加する。逆にkiki_20(60Hz→50Hz)では同期速度が1/1.2倍に低下し「減少する」が正答になる。
【インバータ制御との関係】現代の三相誘導電動機ではVVVF(可変電圧可変周波数)インバータで任意の周波数を供給することで、任意の速度を連続的に制御できる。V/f一定制御(電圧と周波数を比例変化させる)により、フラックスを一定に保ちながらトルクを確保する。この原理は50Hz→60Hzの変化の延長線上にある。
【第一種・電験三種への展開】電験三種「機械」では誘導電動機の等価回路・すべり・電力(一次銅損+鉄損+二次銅損+機械出力)の詳細計算が出題される。特に二次銅損P₂=s×P_gap(ギャップ電力×すべり)の公式と、効率η=1-s(近似)の関係は頻出。周波数変化による速度変化は電験三種「機械」のインバータ制御の問題にも直結する。第一種電気工事士では三相誘導電動機の始動方式(全電圧・スターデルタ・自動変圧器始動)と組み合わせた問題が出る。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和4年度上期(午前) 第二種電気工事士 学科試験 問14(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。