電気機器・配線器具・配線61電気機器・配線器具・配線

第二種電工 電気機器・配線器具・配線 問61:電気機器・配線器具・配線

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12

絶縁物の最高許容温度が最も高いものは。

  • 600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル正答
  • 600V 二種ビニル絶縁電線
  • 600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形
  • スイッチボックス
正答:600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠(電気設備技術基準・内線規程・電気工事士法・電気用品安全法)も明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

正答はア「600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルCV」です。

電線・ケーブルには種類ごとに「最高許容温度(導体の最高使用温度)」が決まっています。CVケーブルは架橋ポリエチレン(XLPE)を絶縁体に使っており、最高許容温度は90℃です。これが選択肢の中で最も高い値です。比較すると、HIVは75℃、VVRは60℃となります。選択肢エの「スイッチボックス」はケーブルではなく機器ですが、これも問題文の識別対象として登場しています。試験では「CVが90℃」という数値を確実に暗記することが合格への近道です。CV=架橋ポリエチレン=90℃のセットで覚えましょう。

標準試験対策の基準レベル

正答はア「600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルCV」です。最高許容温度が90℃で最も高い。

各選択肢の最高許容温度を整理します。

ア(正解)CV:90℃

架橋ポリエチレン(XLPE)を絶縁材に使用。架橋処理により耐熱性が大幅に向上し、通常のPVCシース電線より高い温度まで使用可能です。許容電流もIV・VVFより大きく、幹線・引込ケーブルとして広く使われます。

イ HIVケーブル:75℃

2種ビニル(耐熱ビニル)を絶縁体に使用した電線。一般のIV電線(60℃)より耐熱性が高く、分電盤内や高温になる配線箇所で使われます。許容電流もIV電線より大きいです。

ウ VVRケーブル:60℃

普通の塩化ビニル(PVC)を絶縁体に使用した一般用ケーブル。最高許容温度は60℃で選択肢中最も低く、一般的な屋内配線に用いられます。VVFも同様に60℃です。

エ スイッチボックス:配線器具を収める金属製のボックスであり、最高許容温度を語る絶縁物ではありません。出題の文脈から見るとOCRエラーによる混入の可能性があります。

最高許容温度の比較:CV(90℃)> HIV(75℃)> IV・VVR(60℃)の順で覚えましょう。

上級誤答論破・根拠規定・実務応用まで深掘り

正答はア「600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルCV」です。最高許容温度90℃で選択肢最大。

絶縁材料の最高許容温度と許容電流の関係

電線の最高許容温度は絶縁材料の耐熱グレードによって決まり、これが許容電流(ampacity)の上限を規定します。導体温度が絶縁材の最高許容温度を超えると絶縁劣化・発火リスクが生じるため、電技解釈第146条(低圧幹線の施設)では幹線の許容電流を需要電流以上とすることが義務付けられています。

主要電線・ケーブルの最高許容温度一覧:

| 種類 | 絶縁材 | 最高許容温度 |

|------|--------|------------|

| IV・VVF・VVR | PVC(一般) | 60℃ |

| HIV | 耐熱PVC | 75℃ |

| EM-EEF(エコケーブル) | ポリエチレン | 75℃ |

| CV・CVT | 架橋ポリエチレン | 90℃ |

| 耐火ケーブルFP | 雲母等 | 耐火性能重視 |

CVケーブルの構造と特性

CVケーブル(Cross-linked polyethylene insulated Vinyl sheathed cable)は、架橋ポリエチレン(XLPE)絶縁+塩化ビニルシースの構造です。架橋処理とは、ポリエチレン分子間に化学的な橋かけ結合を施すことで分子構造を三次元網目状にする処理で、これにより熱変形・溶融が抑制され耐熱性が飛躍的に向上します。また誘電率が低く、高圧・超高圧ケーブルにも多く採用されています。

許容電流と配線設計への応用

同じ断面積(mm²)の導体でも最高許容温度が高いほど許容電流は大きくなります。例えば22mm²のIV電線の許容電流は約88Aですが、同サイズのCVケーブルは約115A(内線規程の規定値)となります。これを活用することで、限られたケーブルラック・管スペースでも大きな電流を流す幹線設計が可能になります。

第一種電気工事士・電験三種への展開

第一種電気工事士の実技試験ではCVTケーブル(3心の架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)の加工が出題されます。電験三種「理論」では絶縁材料の誘電損・絶縁破壊強度、「法規」では電技解釈の許容電流規定が問われます。さらに実務では、CVケーブルの電力損失(I²R損)と温度上昇の関係から、ケーブルサイズ選定・熱計算が設備設計の核となります。近年の再生可能エネルギー(太陽光・風力)設備では直流高電圧(DC1500V以下)対応のXLPEケーブルの需要が増加しており、耐熱・耐候性の高い架橋ポリエチレン絶縁ケーブルの重要性はさらに高まっています。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午前) 第二種電気工事士 学科試験 問12(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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