電気機器・配線器具・配線88電気機器・配線器具・配線

第二種電工 電気機器・配線器具・配線 問88:電気機器・配線器具・配線

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12

写真に示す器具の用途は。

  • 三相回路の相順を調べるのに用いる。正答
  • 三相回路の電圧の測定に用いる。
  • 三相電動機の回転速度の測定に用いる。
  • 三相電動機の軸受けの温度の測定に用いる。
正答:三相回路の相順を調べるのに用いる。

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠(電気設備技術基準・内線規程・電気工事士法・電気用品安全法)も明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

正答はア「三相回路の相順を調べるのに用いる」です。

kiki_87と同じテーマです。写真の器具は検相器(相回転計)で、三相電源のR・S・T三本の電線が正相順(R→S→T)か逆相順(R→T→S)かを確認する測定器です。三相誘導電動機を接続する前に必ず相順確認を行います。相順が逆になると電動機が逆回転し、ポンプ・ファン・コンプレッサー等の設備が正常に動作しなかったり機械損傷が起きたりします。ランプ式(点灯順で判定)・回転円盤式(ミニチュアモーターの回転方向で判定)・デジタル式があります。イの「三相回路の電圧の測定」は電圧計・テスターで行い、ウの「回転速度の測定」は回転計(タコメーター)、エの「軸受けの温度測定」は放射温度計を使います。

標準試験対策の基準レベル

正答はア「三相回路の相順を調べるのに用いる」です(kiki_87と同一テーマ)。

各選択肢を詳しく識別します。

ア(正解):検相器(相回転計)

三相交流電源のR・S・T(U・V・W)の位相順序を確認する専用測定器。三相電動機は相順で回転方向が変わるため、接続前の相順確認が必須です。ペン型・ハンディ型の小型測定器で、3本のリード線を各相に当てると正相(正転)か逆相(逆転)かを表示します。

イ(不正解):三相回路の電圧の測定 → 電圧計・テスター・クランプメーター

三相各線間電圧(線間200V等)の測定には電圧計・テスターを使用します。相順判定とは別の作業です。

ウ(不正解):三相電動機の回転速度の測定 → 回転計(タコメーター)

電動機シャフトの回転数(rpm)を測定します。接触式(回転センサー)・非接触式(反射テープ+光学センサー)・ストロボスコープ式があります。

エ(不正解):三相電動機の軸受けの温度の測定 → 放射温度計(赤外線温度計)・熱電対

ベアリング異常過熱の診断に使います。非接触の赤外線温度計が安全で便利です。サーモカメラ(赤外線サーモグラフィ)を使うと複数箇所を同時に面で確認できます。

検相器使用の現場手順

1. 検相器の3本プローブをR・S・T各端子に当てる

2. 表示を確認:正相表示→電動機が設計通りの方向に回転する

3. 逆相表示の場合:接続する3本のうち任意の2本を入れ替えて相順を正す

上級誤答論破・根拠規定・実務応用まで深掘り

正答はア「三相回路の相順を調べるのに用いる」です。器具は検相器(相回転計)です。

検相器の動作原理の詳細

回転円盤式検相器の原理は三相誘導電動機そのものと同様です。三相電圧を受けて内部の小型回転子(ローターディスク)が回転し、その方向(正回転=正相・逆回転=逆相)を目視で判定します。

電子式(デジタル)検相器では、マイクロプロセッサが三相電圧の位相を測定してR→S→T の順序を解析し、デジタル表示・LED・ブザーで結果を出力します。電圧値・周波数も同時に表示する多機能タイプが多く、作業効率向上に貢献します。

相順と誘導電動機の回転方向の関係

三相誘導電動機は固定子(ステーター)巻線が作る「回転磁界」の方向に回転子(ローター)が追従して回転します。回転磁界の方向は三相電圧の位相順序によって決まります。

正相(R→S→T):時計回り方向(正転と定義)

逆相(R→T→S):反時計回り方向(逆転)

実務での相順確認の重要場面

1. 電動機の初回試運転前:必ず相順確認をしてから空転試験→負荷試験の順で実施

2. 配電系統の切り替え後:主系統→予備系統(発電機・別フィーダー)への切り替え時

3. 変圧器増設・並行運転開始前:既設変圧器と増設変圧器の相順・極性確認

4. 地震・事故後の復電時:相順が変わっていないかの確認

電験三種・第一種電気工事士への展開

電験三種「理論」では対称三相交流の計算(線間電圧と相電圧の関係・デルタ接続とスター接続の変換)が問われます。「電力」では三相電力系統の保護・故障計算(対称座標法)が高難度問題として出題されます。「機械」では三相誘導電動機の特性・始動方式・制御方法が体系的に問われ、相順(位相)の概念が回転磁界理論の基礎として重要です。実務では三相電力計(2電力計法・3電力計法)の結線確認・電力量メーターのCT(変流器)・VT(変圧器)の極性・相順チェックが定期点検の標準手順に組み込まれています。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和4年度下期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問18(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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