第二種電工 工事の方法 問28:工事の方法
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
床に固定した定格電圧200 V,定格出力1.5 kW の三相誘導電動機の鉄台に接地工事をする 場合,接地線 軟銅線 の太さと接地抵抗値の 組合せで,不適切なものは。 ただし,漏電遮断器を設置しないものとする。
- ア直径1.6 mm,10
- イ直径2.0 mm,50
- ウ公称断面積0.75 mm2,5 正答
- エ直径2.6 mm,75
AI解説(初心者・標準・上級)
理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠(電気設備技術基準・内線規程・電気工事士法・電気用品安全法)も明記。
200V三相誘導電動機の鉄台(フレーム)には接地工事が必要。対地電圧200Vの機器にはD種接地工事(接地抵抗100Ω以下)が必要で、接地線は直径1.6mm以上の軟銅線。選択肢ウは「0.75mm²(直径約0.98mm)・抵抗5Ω」で、接地線の太さが規定の1.6mm未満のため不適切。正答はウ。
定格電圧200V(対地電圧200V)の三相電動機鉄台には電技解釈第29条のD種接地工事が必要。D種接地工事の規定:接地抵抗100Ω以下(漏電遮断器なし)、接地線は直径1.6mm以上の軟銅線(または断面積1mm²相当以上)。各選択肢を確認:ア(1.6mm・10Ω)→規定を満たし適切。イ(2.0mm・50Ω)→太さ・抵抗値とも適切。ウ(0.75mm²・5Ω)→断面積0.75mm²≒直径0.97mmで最小太さ1.6mmに満たない(抵抗値5Ωは問題ないが電線が細すぎる)→不適切。エ(2.6mm・75Ω)→太さ・抵抗値とも適切。不適切なのはウで正答はウ。
D種接地工事は低圧機器の安全接地として最もよく使われる接地工事種別。200V機器(対地電圧150V超300V以下)に適用され、地絡時に感電電流を安全なレベルに制限するための重要な保護措置。
【接地工事種別まとめ(電技解釈第17〜29条)】A種:高圧・特別高圧設備の接地。接地抵抗10Ω以下。B種:変圧器の中性点接地。接地抵抗値は回路電圧・遮断時間で計算。C種:300V超の低圧機器。接地抵抗10Ω以下(漏電遮断器あり500Ω以下)。D種:300V以下の低圧機器(対地電圧150V超も含む)。接地抵抗100Ω以下(漏電遮断器あり500Ω以下)。
【接地線の最小太さ規定(D種)】軟銅線の場合、直径1.6mm以上(断面積2.01mm²相当)。選択肢ウの0.75mm²は接地線の最小太さ規定を満たさず不適切。抵抗値(5Ω)は適切だが、電線の機械的強度・熱的耐量が不足する。
【漏電遮断器設置の場合】本問は「漏電遮断器なし」の条件。漏電遮断器を設置する場合はD種の接地抵抗が500Ω以下まで緩和される(電技解釈第29条ただし書き)。この条件の違いが問題文に明記されているため、「漏電遮断器なし=100Ω以下」を確認してから解答することが重要。
【電技解釈第29条の解釈】「使用電圧が300V以下の低圧の機械器具の鉄台及び外箱に接地工事を施す場合は、D種接地工事による。」本問の200V電動機鉄台はこの規定に該当し、D種接地(100Ω以下・1.6mm以上)が必要。正答はウ。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午前) 第二種電気工事士 学科試験 問22(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。