第二種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第二種電工 令和7年度上期 問22|工事の方法

問題

第二種電工 | 工事の方法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12

特殊場所とその場所に施工する低圧屋内配線工事の組合せで,不適切なものは。

キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

可燃性ガス・危険物・可燃性粉じんのある特殊場所では、電気が火元にならないよう、使える配線工事が決められています。危険物(石油など)のある場所でケーブル工事をするときは、がい装を有するケーブルやMIケーブルを使うか、ケーブルを管などの防護装置に収めなければなりません。イは普通の600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルを防護装置に収めずに使っているので不適切で、正答はイ(試験の記号ではロ)です。ア(MIケーブル)、ウ(VE28の合成樹脂管)、エ(厚鋼電線管)は規定に合っています。

特殊場所の低圧屋内配線は、電技解釈第175条(粉じんの多い場所)、第176条(可燃性ガス等の存在する場所)、第177条(危険物等の存在する場所)で使える工事が決められている。

  • ア(プロパンガスの小分け=可燃性ガス)×MIケーブルのケーブル工事:第176条のケーブル工事は、キャブタイヤケーブル以外のケーブルを使い、がい装を有するケーブルまたはMIケーブル以外は管などの防護装置に収める。MIケーブルは防護装置なしで使えるので適切。
  • イ(石油の貯蔵=危険物)×600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルを防護装置に収めないケーブル工事:第177条のケーブル工事は「がい装を有するケーブルまたはMIケーブルを使う」か「管その他の防護装置に収める」のどちらかが必要。どちらでもないので不適切(正答)。
  • ウ(小麦粉=可燃性粉じん)×VE28の合成樹脂管工事:第175条第1項第二号では、厚さ2mm未満の合成樹脂製電線管とCD管以外の合成樹脂管による工事が使える。VE28はこれに当たり適切。
  • エ(吹き付け塗装=可燃性ガス)×厚鋼電線管の金属管工事:第176条の金属管工事は薄鋼電線管と同等以上の強度の管を使う。厚鋼電線管は適切。

正答はイ(試験の記号ではロ)。

【理論的背景】可燃性ガスや引火性物質の蒸気、可燃性の粉じん、危険物がある場所では、電線の損傷や接続部の火花が点火源となって爆発や火災を起こすおそれがある。このため電技解釈は、場所の種類ごとに低圧屋内配線に使える工事を限っている。第二種電気工事士試験では、場所と工事の組合せを問う形で繰り返し出題される。

【場所ごとに使える工事(電技解釈)】

  • 爆燃性粉じん(マグネシウム、アルミニウム等)・火薬類の粉末がある場所(第175条第1項第一号):金属管工事(薄鋼電線管以上の強度)、ケーブル工事。
  • 可燃性粉じん(小麦粉、でん粉等)がある場所(第175条第1項第二号):合成樹脂管工事(厚さ2mm未満の合成樹脂製電線管及びCD管を除く)、金属管工事(薄鋼電線管以上の強度)、ケーブル工事。
  • 可燃性ガス等(プロパンガス、塗料の溶剤の蒸気など)が漏れ、または滞留するおそれのある場所(第176条第1項第一号):金属管工事(薄鋼電線管以上の強度・5山以上のねじ合わせ接続など)、ケーブル工事。
  • 危険物(消防法の第2類・第4類・第5類など)を製造し、または貯蔵する場所(第177条第1項):合成樹脂管工事(同上)、金属管工事(薄鋼電線管以上の強度)、ケーブル工事。

どの場所でもケーブル工事は、がい装を有するケーブルまたはMIケーブルを使う場合を除き、管その他の防護装置に収める(第175条第1項第一号と第176条は、キャブタイヤケーブル以外のケーブルとすることも求める)。

【各選択肢の判定】

  • ア:プロパンガスを小分けする場所は可燃性ガスのある場所(第176条)。MIケーブルは防護装置に収めなくてよいケーブルで、適切。
  • イ:石油は消防法の第4類の危険物で、貯蔵する場所は第177条の場所。600Vビニル絶縁ビニルシースケーブルは、がい装を有するケーブルでもMIケーブルでもないため、管などの防護装置に収める必要がある。収めずに使っているので不適切。
  • ウ:小麦粉をふるい分ける場所は可燃性粉じんのある場所(第175条第1項第二号)。VE28は厚さ2mm未満の管にもCD管にも当たらないので、合成樹脂管工事として適切。
  • エ:吹き付け塗装では塗料の溶剤(引火性物質)の蒸気が滞留するおそれがあり、第176条の場所。厚鋼電線管は薄鋼電線管以上の強度があり、金属管工事として適切。

【覚え方】特殊場所のケーブル工事は「がい装を有するケーブル・MIケーブル以外は防護装置に収める」。合成樹脂管工事は、爆燃性粉じんと可燃性ガスの場所では使えず、可燃性粉じんと危険物の場所では厚さ2mm以上(CD管を除く)なら使える。正答はイ(試験の記号ではロ)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和7年度上期 第二種電気工事士 学科試験 問22(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。