問題
②で示す部分の配線工事にEM 電線を使用した場合,使用できない電線の記号(種類)は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
図の②は、屋外にある2つの照明器具のあいだを結ぶ一点鎖線の配線で、そばに「(FEP)」と書かれています。一点鎖線は地中に埋める配線を表し、FEPは地中に埋める配線を通す管(波付硬質合成樹脂管)の記号です。つまり②は地中埋設の配線です。地中に埋める電線路には、外側がシースで包まれた「ケーブル」を使う決まりです。選択肢のうち EM-EEF・EM-CE・EM-EE は「ケーブル」(シースで包まれたもの)ですが、EM-IE は絶縁電線(シースのない電線)なので、使えません。見分け方は「ハイフンのあとの記号」で、IE(絶縁電線)か、EEF・EE・CE(ケーブル)かを見ます。正答はエです。
(1)図の読み取り:②は2つの屋外灯をつなぐ一点鎖線で、(FEP) の表記がある。一点鎖線は地中埋設配線の図記号、FEP は波付硬質合成樹脂管(地中埋設用の管)を示すので、②は地中埋設の配線工事である。
(2)規定:地中電線路は、電線にケーブルを使用して施設する(電技解釈第120条)。絶縁電線は使えない。
(3)EM電線の記号の読み方(エコマテリアル電線):
・EM-IE:エコ600Vポリエチレン絶縁電線(絶縁電線。シースがない)
・EM-EE:エコ600Vポリエチレン絶縁ポリエチレンシースケーブル(丸形)
・EM-EEF:エコ600Vポリエチレン絶縁ポリエチレンシースケーブル(平形)
・EM-CE:エコ600V架橋ポリエチレン絶縁ポリエチレンシースケーブル
(4)結論:ケーブルでないのは EM-IE だけなので、使用できないのはエ。
覚え方:ハイフンのあとが「IE」なら絶縁電線(IV の仲間でシースなし)、「EEF」「EE」「CE」ならケーブル(VVF・VVR・CV の仲間でシースあり)。末尾の文字ではなく、ハイフンのあとの組合せで判断する。
本問は、配線図の図記号から施工の種類(地中埋設)を読み取り、その工事に使える電線の種類を、EM電線の記号体系から判別する問題です。
【図から読み取る事項】②の線は一点鎖線で、近くに (FEP) と書かれています。配線図の線種のうち、一点鎖線は地中埋設配線を表し、FEP は地中埋設用の波付硬質合成樹脂管(フレキシブルな樹脂製の管路)です。つまり②は、管の中にケーブルを通して地中に埋設する工事です。
【規定】電技解釈第120条は、地中電線路について、電線にケーブルを使用して管路式・暗きょ式・直接埋設式のいずれかで施設すると定めています。このため、シースを持たない絶縁電線は地中電線路に使えません。
【EM電線の記号の読み方】EM は環境配慮型(エコマテリアル)で、鉛などの有害物質を含まず、燃やしてもハロゲン系ガスが出にくい電線・ケーブルです。記号の意味は次のとおりです。
・EM-IE:絶縁体がポリエチレンの「絶縁電線」(IV電線に相当するエコ版)。シースがないので、露出や管内の屋内配線などに使う
・EM-EE(丸形)・EM-EEF(平形):絶縁体もシースもポリエチレンの「ケーブル」(VVR・VVFのエコ版)
・EM-CE:絶縁体が架橋ポリエチレン、シースがポリエチレンの「ケーブル」(CVのエコ版)
判別のコツは、ハイフンのあとが IE なら絶縁電線(EM-IE)、EEF・EE・CE ならケーブル(EM-EEF・EM-EE・EM-CE)と、組合せごと覚えることです(EM-IE も末尾は E なので、末尾の文字だけでは区別できません)。
【出題のねらいと注意】本問は、EM電線の用途を暗記させるのではなく、地中は「ケーブル」という条件と記号の読み方を結びつけられるかを見ています。工事の種類が変われば答えも変わります。たとえば管路式の中に引き入れる地中配線でも絶縁電線は不可ですが、屋内の管内配線であれば EM-IE を使えます。条件(どこに施設するか)を図から読み取ることが先決です。正答はエです。
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和7年度上期 第二種電気工事士 学科試験 問32(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。



