第二種電工 工事の方法 問94:工事の方法
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
機械器具の金属製外箱に施すD種接地工事 に関する記述で,不適切なものは。
- ア一次側200 V,二次側100 V,3 kV・A の絶縁変圧器(二次側非接地)の二次側
- イ三相200 V 定格出力0.75 kW 電動機外箱の接地線に直径1.6 mm のIV 電線
- ウ単相100 V 移動式の電気ドリル(一重絶縁)の接地線として多心コードの
- エ電灯専用(単相100 V)の分岐回路に2 極1 素子の配線用遮断器を取り付け,正答
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D種接地工事に関する記述で不適切なものを選ぶ問題。正答はエ(電灯専用単相100V分岐回路に2極1素子の配線用遮断器を取り付け)。2極1素子の配線用遮断器は単相2線式100V回路に使用する場合、中性線側(N側)をスイッチングしないため接地側(白線)が素子を通らない構成になる。電灯専用の単相100V分岐回路では2極1素子は接地側(N線)に素子がなく過電流保護が片側のみとなる。このため単相3線式回路等では問題が生じることがある。正答はエ(2極1素子の取り付け方法が不適切)。
各選択肢のD種接地工事に関する適否:ア(絶縁変圧器二次側の機器外箱)→D種接地工事の対象:低圧機器(300V以下)の外箱に適用。非接地系(二次側非接地)でも外箱のD種接地は必要→適切。イ(三相200V電動機外箱に1.6mmIV電線で接地)→D種接地線の最小太さ:直径1.6mm以上の軟銅線。1.6mmは基準値ちょうどで適切。ウ(100V移動式電気ドリルの接地線として多心コードの1心を使用)→移動式機器は多心コードの1心を接地線に使用可能→適切。エ(電灯専用100V分岐回路に2極1素子の配線用遮断器)→2極1素子は非接地側のみ素子で保護するため、接地側への過電流保護がない構成は電灯専用回路での標準とは言えず不適切。正答はエ。
2極1素子・2極2素子の配線用遮断器の使い分けは試験頻出テーマ。単相2線式と単相3線式の違い・中性線欠相時のリスクを理解したうえで正しい遮断器選定の根拠を説明できるレベルが求められる。
【2極1素子・2極2素子の違い(電技解釈・内線規程)】2極2素子(2P2E):両線(L・N)に過電流引き外し素子がある。単相3線式回路や200V回路に使用。両方向から過電流保護できる。2極1素子(2P1E):2極(2本の線を同時開閉)だが過電流引き外し素子が1つ(非接地側Lのみ)。接地側Nは機械的に連動してスイッチングするだけで過電流保護なし。単相2線式100V回路では接地側(N線)を素子なしで接続。
【電灯専用回路への2極1素子適用の問題点】単相2線式(L・N)の電灯回路:N線は接地側→過電流が流れても素子がないため保護されない。通常の使用では問題なし(過電流は主にL線を通る)だが、配線ミスや漏電時のN線異常に対応できない。内線規程の推奨:単相2線式回路でも2P2Eを使用することが安全上好ましい(特に分電盤の幹線等)。試験での出題パターン:「2P1E使用→接地側も保護できるか?」→保護できない→不適切と判断。
【D種接地工事の接地線サイズ規定】接地線の最小太さ:直径1.6mm以上の軟銅線(IV、GV等)。断面積換算:1.6mm=2mm²相当。移動用機器:多心コードの1心を使用可能(ただし断面積0.75mm²以上)。B種接地線:より太い導体が必要(計算で決まる)。正答はエ(2極1素子の配線用遮断器は電灯専用回路の正しい保護として不適切)。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問22(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。