問題
図に示す雨線外に施設する金属管工事の末端Ⓐ又はⒷ部分に使用するものとして,不適切なものは。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
正答はエ(Ⓐ部分にターミナルキャップ)です。
雨線外(雨がかかる場所)の金属管の末端には、雨水が管の中に入らないキャップを付けます。
- エントランスキャップ:雨よけの形をしたキャップで、垂直配管(Ⓐ)にも水平配管(Ⓑ)にも使えます。
- ターミナルキャップ:電線の出口が管と直角の向きにあるキャップで、水平配管(Ⓑ)の末端に出口を下に向けて使います。垂直配管の上端に付けると出口が横を向き、雨が入りやすくなります。
ア・イ・ウは適切で、エ(垂直配管Ⓐにターミナルキャップ)だけが不適切です。
正答はエです。
図の読み取り
- Ⓐ:壁に沿って下から立ち上げた垂直配管の上端
- Ⓑ:壁を貫通して屋外へ水平に突き出した水平配管の先端
2つのキャップの使い分け
| キャップ | 使える場所 | ポイント |
|---|---|---|
| エントランスキャップ | 垂直配管・水平配管のどちらの末端にも使える | 引込口などで使う雨よけ付きのキャップ |
| ターミナルキャップ | 水平配管の末端に使う | 電線の出口が管と直角。出口を下に向けて取り付ける |
ターミナルキャップを垂直配管の上端に付けると、電線の出口が横向きになり、雨が吹き込んで管内に水がたまります。管内の浸水は絶縁不良や漏電の原因になるので不適切です。
各選択肢
- ア:垂直配管Ⓐにエントランスキャップ → 適切
- イ:水平配管Ⓑにターミナルキャップ → 適切
- ウ:水平配管Ⓑにエントランスキャップ → 適切(エントランスキャップは水平でも使える)
- エ:垂直配管Ⓐにターミナルキャップ → 不適切(正答)
正答はエ(Ⓐ部分にターミナルキャップを使用した)です。
1. 雨線外の金属管末端で求められること
雨線とは、建物の軒やひさしの先端から鉛直に対して45度の線で、その外側が雨線外(雨がかかる場所)です。雨線外で金属管工事の管端を開いたままにすると、雨水が管内へ流れ込み、電線の被覆の劣化、ボックス内の端子の腐食、絶縁抵抗の低下や地絡につながります。そこで管端には、電線を引き出しつつ雨水が入らない形のキャップを付けます。
2. キャップの形と使える向き
- エントランスキャップ:引込線を建物に引き込む引込口などで使うキャップです。雨よけ(フード)があり、電線の出口が下を向くように作られているため、垂直配管の上端(Ⓐ)にも、水平配管の先端(Ⓑ)にも使えます。
- ターミナルキャップ:管端にねじ込み、電線を管と直角の方向に引き出すキャップです。水平配管の先端に、出口を下へ向けて付けると雨水が入りません。垂直配管の上端に付けると、出口が横向きになって雨が吹き込みます。このため、ターミナルキャップは水平配管用と覚えます。
3. 選択肢の検討
- ア:Ⓐ(垂直)にエントランスキャップ。エントランスキャップは垂直配管に使えるので適切。
- イ:Ⓑ(水平)にターミナルキャップ。本来の使い方で適切。
- ウ:Ⓑ(水平)にエントランスキャップ。エントランスキャップは水平配管にも使えるので適切。
- エ:Ⓐ(垂直)にターミナルキャップ。出口が横向きになり雨水が入るので不適切。
「垂直に使えるのはエントランスキャップだけ、水平にはどちらも使える」と整理すると、Ⓐ・Ⓑのどちらを問われても判断できます。
4. 関連する材料の出題
写真や図で同じ形の部品が出題されることがあります。管の端で電線の被覆を保護する絶縁ブッシング、金属管とボックスを接続するロックナット、雨線外の電線の引込口で下向きに曲げて水切りを作る施工(電線を引き込む前に一度下へたるませる)なども、雨水対策として一緒に整理しておくと得点につながります。
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問23(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。


