第二種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第二種電工 令和5年度上期午後 問23|工事の方法

問題

第二種電工 | 工事の方法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12

図に示す雨線外に施設する金属管工事の末端Ⓐ又はⒷ部分に使用するものとして,不適切なものは。

問題の図(出典: 令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問23/電気技術者試験センター)

図・写真の中の記号が イ・ロ・ハ・ニ のときは、選択肢の ア・イ・ウ・エ に順に対応します(試験の問題用紙の表記)。

図の出典:令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問23(一般財団法人 電気技術者試験センター)

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

正答はエ(Ⓐ部分にターミナルキャップ)です。

雨線外(雨がかかる場所)の金属管の末端には、雨水が管の中に入らないキャップを付けます。

  • エントランスキャップ:雨よけの形をしたキャップで、垂直配管(Ⓐ)にも水平配管(Ⓑ)にも使えます。
  • ターミナルキャップ:電線の出口が管と直角の向きにあるキャップで、水平配管(Ⓑ)の末端に出口を下に向けて使います。垂直配管の上端に付けると出口が横を向き、雨が入りやすくなります。

ア・イ・ウは適切で、エ(垂直配管Ⓐにターミナルキャップ)だけが不適切です。

正答はエです。

図の読み取り

  • Ⓐ:壁に沿って下から立ち上げた垂直配管の上端
  • Ⓑ:壁を貫通して屋外へ水平に突き出した水平配管の先端

2つのキャップの使い分け

キャップ使える場所ポイント
エントランスキャップ垂直配管・水平配管のどちらの末端にも使える引込口などで使う雨よけ付きのキャップ
ターミナルキャップ水平配管の末端に使う電線の出口が管と直角。出口を下に向けて取り付ける

ターミナルキャップを垂直配管の上端に付けると、電線の出口が横向きになり、雨が吹き込んで管内に水がたまります。管内の浸水は絶縁不良や漏電の原因になるので不適切です。

各選択肢

  • ア:垂直配管Ⓐにエントランスキャップ → 適切
  • イ:水平配管Ⓑにターミナルキャップ → 適切
  • ウ:水平配管Ⓑにエントランスキャップ → 適切(エントランスキャップは水平でも使える)
  • エ:垂直配管Ⓐにターミナルキャップ → 不適切(正答)

正答はエ(Ⓐ部分にターミナルキャップを使用した)です。

1. 雨線外の金属管末端で求められること

雨線とは、建物の軒やひさしの先端から鉛直に対して45度の線で、その外側が雨線外(雨がかかる場所)です。雨線外で金属管工事の管端を開いたままにすると、雨水が管内へ流れ込み、電線の被覆の劣化、ボックス内の端子の腐食、絶縁抵抗の低下や地絡につながります。そこで管端には、電線を引き出しつつ雨水が入らない形のキャップを付けます。

2. キャップの形と使える向き

  • エントランスキャップ:引込線を建物に引き込む引込口などで使うキャップです。雨よけ(フード)があり、電線の出口が下を向くように作られているため、垂直配管の上端(Ⓐ)にも、水平配管の先端(Ⓑ)にも使えます。
  • ターミナルキャップ:管端にねじ込み、電線を管と直角の方向に引き出すキャップです。水平配管の先端に、出口を下へ向けて付けると雨水が入りません。垂直配管の上端に付けると、出口が横向きになって雨が吹き込みます。このため、ターミナルキャップは水平配管用と覚えます。

3. 選択肢の検討

  • ア:Ⓐ(垂直)にエントランスキャップ。エントランスキャップは垂直配管に使えるので適切。
  • イ:Ⓑ(水平)にターミナルキャップ。本来の使い方で適切。
  • ウ:Ⓑ(水平)にエントランスキャップ。エントランスキャップは水平配管にも使えるので適切。
  • エ:Ⓐ(垂直)にターミナルキャップ。出口が横向きになり雨水が入るので不適切。

「垂直に使えるのはエントランスキャップだけ、水平にはどちらも使える」と整理すると、Ⓐ・Ⓑのどちらを問われても判断できます。

4. 関連する材料の出題

写真や図で同じ形の部品が出題されることがあります。管の端で電線の被覆を保護する絶縁ブッシング、金属管とボックスを接続するロックナット、雨線外の電線の引込口で下向きに曲げて水切りを作る施工(電線を引き込む前に一度下へたるませる)なども、雨水対策として一緒に整理しておくと得点につながります。

この問題の根拠出典:令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問23(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問23(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。