第一種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第一種電工 令和5年度午前 問30|保安に関する法令

問題

第一種電工 | 保安に関する法令 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

①に示す高圧引込ケーブルに関する施工方法等で,不適切なものは。

問題の図(出典: 令和5年度(午前) 第一種電気工事士 学科試験 問30/電気技術者試験センター)

図・写真の中の記号が イ・ロ・ハ・ニ のときは、選択肢の ア・イ・ウ・エ に順に対応します(試験の問題用紙の表記)。

図の出典:令和5年度(午前) 第一種電気工事士 学科試験 問30(一般財団法人 電気技術者試験センター)

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

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解説

高圧引込ケーブルの施工方法として不適切なものを問う問題です。正答はイ「施設場所が重汚損を受けるおそれのある塩害地区なので、屋外部分の終端処理はゴムとう管形屋外終端処理とした」です。重汚損(塩害)地区では、ゴムとう管形終端処理は塩分付着・トラッキングによる絶縁破壊リスクがあり不適切です。塩害地区の屋外終端処理には耐塩害仕様の終端処理(耐塩害がいし形・防塵防水形)を使用します。正答はイです。

高圧引込ケーブルの終端処理は設置環境に応じた仕様選定が必要です。各選択肢の判定:ア(CVTケーブルを使用):CV-T(トリプレックス形6600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル)は高圧引込の標準ケーブルとして適切。イ(塩害地区でゴムとう管形屋外終端処理):不適切。重汚損環境(塩害地区)では汚損耐力が低いゴムとう管形終端は使用不可。耐汚損型(シリコーンゴム系のモールド型やがいし形)を選定する必要あり。ウ(電線の太さを受電電流・短時間耐電流等を考慮して選定):電力会社と協議して選定するのは適切な手順。エ(引込口の防水処理):ケーブルの太さ・種類に適合した防水処理は浸水防止の基本要件で適切。終端処理の汚損区分:軽汚損(清浄地区)→ゴムとう管形可、中汚損・重汚損(塩害・工場排煙地区)→耐汚損型必要。正答はイです。

本問は高圧受電設備のケーブル終端処理における環境適合設計を問います。ケーブル終端部は電界集中点であり、環境条件に応じた材料・工法選定が絶縁破壊防止の核心です。

【高圧ケーブル終端処理の種類(JIS C 3830等)】

ゴムとう管形屋外終端処理:CVケーブル用の標準的終端処理。ゴムとう管(ブッシング)をケーブル端末に取り付け、遮へい端末処理と組み合わせる。使用環境:清浄地区(汚損度0〜1)。塩害・重工業地帯での使用は不適。

テープ巻形終端処理:屋内用。絶縁テープ・半導電テープ・銅テープ(シールド処理)を積層巻きする。施工に技能を要するが低コスト。

プレファブ形(プレモールド形)終端処理:工場成形されたゴム/シリコーン部品を嵌合するだけで完成。現場施工品質のばらつきが少ない。耐塩害仕様品があり、重汚損環境でも使用可能。

耐塩害型終端処理:シリコーンゴムひだ付きがいし一体型など。耐汚損仕様(JEC-3702等)に準拠。塩害地区(海岸から2〜3km以内)・工業地帯・温泉地帯での標準仕様。

【CVTケーブル(トリプレックス形)の特性】架橋ポリエチレン(XLPE)絶縁により耐熱性・耐放射線性・絶縁特性が優れる。トリプレックス形は3本一括より柔軟性が高く、引込みやすい。許容電流・絶縁耐力の観点から6600V高圧引込の標準として広く普及。電験三種「電力」科目では許容電流・断面積選定・ケーブル充電電流が頻出です。

この問題の根拠出典:令和5年度(午前) 第一種電気工事士 学科試験 問30(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和5年度(午前) 第一種電気工事士 学科試験 問30(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。