問題
低圧屋内配線の金属可とう電線管工事に 使用する電線管に関する記述として,誤って いるものは。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
金属可とう電線管工事に使用する電線管の記述として誤っているものを問う問題です。正答はア「1種金属製可とう電線管は2種より耐水性に優れている」です。これは逆で、実際は2種金属製可とう電線管の方が耐水性に優れています。1種金属製可とう電線管は屋内の乾燥した場所での使用が基本で、耐水性は2種の方が高い構造になっています。イ(電気用品安全法の適用を受ける)、ウ(1種の厚さ0.8mm以上)、エ(手で自由に曲げられる)はすべて正しい記述です。正答はアです。
金属製可とう電線管には1種と2種があり、性能・使用場所が異なります。1種金属製可とう電線管(PF管相当の可とう性金属管):帯鋼を螺旋状に巻いた構造。厚さ0.8mm以上(電技解釈第158条)。可とう性があり手で自由に曲げられる。乾燥した場所(屋内・露出・隠ぺい)での使用が基本。2種金属製可とう電線管:1種の外側にPVCコーティング等の防護層を施した構造。耐水性・耐腐食性が向上しており、湿気や水分のある場所にも使用可能。より広い設置環境に対応。誤っている選択肢:ア(1種の方が2種より耐水性に優れている)は逆。2種の方が耐水性が高い。正答はアです。また、金属製可とう電線管はJIS C 8309に適合し、電気用品安全法の特定電気用品に該当します(菱形PSEマーク必要)。正答はアです。
本問は金属可とう電線管の種類・構造・規格の理解を問います。金属可とう電線管は「可とう性(フレキシブル性)」を活かして、機械振動を受けるモーター周辺や、狭隘部での電線管接続に多用される実務上の重要資材です。
【金属製可とう電線管の種類と適用(電技解釈第158条・JIS C 8309)】
1種金属製可とう電線管(フレキシブルコンジット1種):帯鋼を螺旋状に成形したインターロック構造。最小肉厚0.8mm以上(JIS C 8309)。使用可能場所:屋内の乾燥した露出・隠ぺい場所。電動機への引込配管・制御盤内配線・振動箇所の電線保護に使用。耐水性は低く、湿気・水がかかる場所には不適。
2種金属製可とう電線管(フレキシブルコンジット2種):1種の構造に加え、外部をPVC(ポリ塩化ビニル)やゴム等で被覆。耐水性・耐腐食性・耐薬品性が向上。屋外・湿気の多い場所・水気のある場所での使用が可能。工場の湿潤環境・屋外動力設備への配管に使用。
【電気用品安全法との関係】金属製可とう電線管は電気用品安全法の規制対象であり、特定電気用品(別表第一)に分類される品目を含みます。JIS C 8309への適合と菱形PSEマーク(◇PSE)の表示が販売・使用の要件です。電工士は電材選定時にPSEマークの確認が義務(電安法第28条)。
【施工の実務ポイント】可とう電線管工事での電線:絶縁電線(OW除く)またはケーブル。1本の管に収める電線本数制限:管の内断面積の32%以下(3本以上の場合)。接地:管が長い場合(4m以上)はD種接地が必要(電技解釈第159条)。電験三種「電気施設管理」・「法規」科目で電線管材料の規格値と使用場所が頻出です。
- 電気用品安全法第28条e-Govで原文を読む
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問24(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。

