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法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

社労士 労働保険料徴収法 問4|継続事業の一括

問題

社労士 | 労働保険料徴収法 | 令和9年度(2027年度)試験対応・数値確認日 2026-10-01

労働保険の保険料の徴収等に関する法律における継続事業の一括に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はア(誤っている記述)です。

継続事業の一括が認可されると、法第9条後段により、指定を受けた事業(指定事業)以外の事業に係る保険関係は消滅します。被一括事業に使用されるすべての労働者は指定事業に使用される労働者とみなされ、指定事業とは別に労働保険料の申告・納付義務が続くことはありません。アはこの点で誤りです。

イ・エは法第9条の条文どおりで正しく、ウ・オは同法施行規則第10条第1項が定める要件(事業の種類を同じくすること、労災のみ・雇用のみ・両方成立のいずれか一区分に統一されていること)どおりで正しい記述です。

継続事業の一括(法第9条)の仕組み:

項目内容
対象事業主が同一人である二以上の事業(有期事業以外=継続事業に限る)
手続事業主が申請し、厚生労働大臣の認可(実務上は都道府県労働局長)を受ける
効果認可に係る二以上の事業に使用されるすべての労働者を、指定された一の事業(指定事業)に使用される労働者とみなす
被一括事業の保険関係指定事業以外の事業に係る保険関係は消滅する

施行規則第10条第1項が定める要件(2要件):

1. それぞれの事業が、①労災保険のみ成立の二元適用事業、②雇用保険のみ成立の二元適用事業、③労災・雇用双方が成立している一元適用事業、のいずれか一つのみに該当すること(区分をまたいだ一括は不可)

2. それぞれの事業が、事業の種類を同じくすること

各選択肢の精査:

  • ア(誤・正答): 被一括事業の保険関係は消滅する。「申告義務が存続する」は法第9条後段と矛盾。
  • イ(正): 継続事業の一括は有期事業以外の事業が対象(法第9条冒頭)。
  • ウ(正): 事業の種類の同一性は施行規則第10条第1項第2号の要件。
  • エ(正): 大臣の認可があって初めて効力を生じる(法第9条)。
  • オ(正): 適用区分の同一性は施行規則第10条第1項第1号の要件。

【継続事業の一括の立法趣旨:本社一括管理の実務要請】

複数の事業所(本社・支店・営業所・工場等)を持つ事業主が、事業所ごとに個別の保険関係・年度更新事務を行うのは実務負担が大きい。継続事業の一括は、事業主が同一人であり、かつ事業の性質(適用区分・業種)が揃っている事業について、指定事業(多くは本社)に労働保険料の申告・納付を一本化する制度です。

「指定事業以外の保険関係が消滅する」ことの意味(アの誤りの核心)

法第9条後段は「厚生労働大臣が指定する一の事業以外の事業に係る保険関係は、消滅する」と明文で定めています。これは単なる事務の一本化ではなく、被一括事業について独立した保険関係そのものがなくなることを意味します。したがって被一括事業が指定事業とは別に労働保険料の申告書を提出したり、単独で保険料を納付したりする義務は生じません。アのように「保険関係は消滅せず、申告義務が存続する」とする記述は、法第9条の効果を正反対に述べており誤りです。

施行規則第10条第1項の2要件の意味

第1号(適用区分の同一性)は、二元適用事業(労災のみ・雇用のみ)と一元適用事業(両方成立)が混在した状態で一つの保険関係にまとめると、労災保険率と雇用保険率の適用関係が整理できなくなるための歯止めです。第2号(事業の種類の同一性)は、業種が異なれば労災保険率も異なるため、指定事業に一本化した後にどの料率を適用するかが一意に決まらなくなることを避けるための要件です。この2要件により、継続事業の一括後は指定事業について成立している一の保険関係・一の保険料率で整合的に処理できます。

手続の流れ(エ・イの補足)

事業主は、指定を受けることを希望する事業を所轄する都道府県労働局長に申請書を提出し(施行規則第10条第2項)、認可を受けて初めて一括の効果が生じます(法第9条)。届出だけで自動的に一括されることはありません。また対象は「有期事業以外の事業」に限られ、工事現場のような有期事業(一括有期事業は別制度・法第7条)はこの継続事業の一括の対象にはなりません。

社労士実務での留意点

複数事業所を持つ顧問先の年度更新事務を効率化する際、継続事業の一括の適用可否を検討する場面では、①事業の種類が揃っているか、②適用区分(二元・一元)が揃っているかの2点を最初に確認することが実務上の出発点になります。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 労働保険の保険料の徴収等に関する法律第9条(継続事業の一括)、同法施行規則第10条第1項(継続事業の一括の要件) 一次ソース: e-Gov 法令検索「労働保険の保険料の徴収等に関する法律」https://laws.e-gov.go.jp/law/344AC0000000084#Mp-At_9 、同施行規則 https://laws.e-gov.go.jp/law/347M50002000008#Mp-At_10 (法令API v2で全文取得・確認日2026-09-30) 各根拠条文は厚生労働省「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和9年度(2027年度)試験に向けて2026年10月1日時点の現行法令の数値を反映(令和9年4月の法改正で変わる箇所は試験前に更新・数値確認日 2026-10-01)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達は改正されることがあるため、最新の内容は厚生労働省・全国社会保険労務士会連合会の公式情報をご確認ください。

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