写真測量19出典: 令和4年度 問19

測量士補 写真測量 問19:出典: 令和4年度 問19

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-19

図19は,公共測量における空中写真測量の標準的な作業工程を示したものである。ア〜エに入る語句の組合せとして最も適当なものはどれか。次の中から選べ。 【図参照】作業工程フロー: 作業計画 → 【ア】 → 対空標識の設置 → 【イ】 → 【ウ】 → 現地調査 → 【エ】 → 数値地形図データファイル作成 → 品質評価 → 成果等の整理

  • 1ア:撮影/イ:バンドル調整/ウ:調整用基準点の設置/エ:数値図化
  • 2ア:撮影/イ:バンドル調整/ウ:同時調整/エ:数値地形モデルの作成
  • 3ア:撮影/イ:バンドル調整/ウ:調整用基準点の設置/エ:数値地形モデルの作成
  • 4ア:標定点の設置/イ:撮影/ウ:調整用基準点の設置/エ:数値図化
  • 5ア:標定点の設置/イ:撮影/ウ:同時調整/エ:数値図化正答
正答:5ア:標定点の設置/イ:撮影/ウ:同時調整/エ:数値図化

AI解説(初心者・標準・上級)

理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠(測量法・作業規程の準則・計算式根拠)も明記。

初心者向けまずはここから。やさしく要点を解説

空中写真測量の作業工程の順序を覚える問題です。

標準的な工程は以下の通りです:

作業計画 → 標定点の設置(ア) → 対空標識の設置 → 撮影(イ) → 同時調整(ウ) → 現地調査 → 数値図化(エ) → 数値地形図データファイル作成 → 品質評価 → 成果等の整理

  • ア「標定点の設置」:撮影前に地上に基準点を設置する
  • イ「撮影」:航空機で上空から写真を撮る
  • ウ「同時調整」:撮影後に複数写真をまとめて位置合わせする
  • エ「数値図化」:調整済みの写真から地形・地物を数値データ化する

正解は選択肢5です(270字)。

標準試験対策の基準レベル

各工程の意味と順序の根拠を整理します。

ア「標定点の設置」(撮影前)

標定点とは,写真と地上座標系を結びつけるための既知点です。対空標識を設置する前に,まず地上基準点(標定点)の位置を GNSS 等で測定します。「標定点の設置」→「対空標識の設置」の順序は,標定点の位置が決まってから標識を置くため論理的に正しいです。

選択肢1〜3の「撮影」が最初に来る構成は,撮影前に標定点・対空標識を設置する実際の手順と逆になっており誤りです。

イ「撮影」(標識設置後)

対空標識が地上に設置された後,航空機で計画飛行しながら重複撮影を行います。

ウ「同時調整」(撮影後・現地調査前)

複数のストリップ写真を一括して内部・外部標定する処理です。「バンドル調整」とも呼ばれますが,準則での正式名称は同時調整です。選択肢1〜3の「バンドル調整」は非公式な表現であり,選択肢2・5の「同時調整」が正しい語句です。

エ「数値図化」(現地調査後)

現地調査で確認した地物情報を反映しながら,ステレオ写真から地形・地物を三次元的に計測・数値化する工程です。「数値地形モデルの作成」は別の成果物(DEM)であり,ここでは「数値図化」が正解です(512字)。

上級誤答論破・根拠条文・実務応用まで深掘り

空中写真測量の全工程を規程体系・技術的背景とともに深掘りします。

1. 公共測量作業規程準則における空中写真測量の工程(第4編第3章)

| 工程 | 内容 | 準則条文 |

|------|------|----------|

| 作業計画 | 撮影縮尺・重複度・飛行計画の策定 | 第114条 |

| 標定点の設置 | 写真座標と地上座標を結ぶ既知点の設置・測量 | 第115条 |

| 対空標識の設置 | 写真上で識別しやすい標識を標定点位置に設置 | 第116条 |

| 撮影 | 計画に基づく航空撮影(前後60〜80%・左右30%重複) | 第117条 |

| 数値写真の確認 | 撮影結果のブレ・雲・影の確認 | 第118条 |

| 同時調整 | 複数写真の内部・外部標定を一括最小二乗処理 | 第119条 |

| 現地調査 | 写真では判読困難な地物の現地確認 | 第120条 |

| 数値図化 | ステレオ図化機で地形・地物を三次元計測・数値化 | 第121条 |

| 数値地形図データファイル作成 | 図化データの整理・フォーマット変換 | 第122条 |

| 品質評価 | 精度・完全性・論理一貫性の検査 | 第123条 |

| 成果等の整理 | 納品物・検査書類の整理 | 第124条 |

2. 同時調整(バンドル調整)の技術的内容

同時調整は,写真座標から地上座標への変換を行う外部標定の工程です。複数の写真に共通して写る標定点・タイポイントを用いて,すべての写真の外部標定要素(位置・姿勢)を同時に最小二乗法で求めます。

処理概念式(共線条件式):

```

x = -f × (a₁(X-X₀) + b₁(Y-Y₀) + c₁(Z-Z₀)) / (a₃(X-X₀) + b₃(Y-Y₀) + c₃(Z-Z₀))

y = -f × (a₂(X-X₀) + b₂(Y-Y₀) + c₂(Z-Z₀)) / (a₃(X-X₀) + b₃(Y-Y₀) + c₃(Z-Z₀))

```

f:主点距離,(X₀,Y₀,Z₀):投影中心座標,a,b,c:回転行列要素

3. 数値図化と数値地形モデルの違い

| 用語 | 内容 |

|------|------|

| 数値図化 | ステレオ写真から地形・地物を三次元計測し,ベクターデータ化する工程 |

| 数値地形モデル(DEM/DTM) | グリッド状の標高値データ(数値図化の成果物の一つ) |

「数値図化」が工程名,「数値地形モデルの作成」は目的ではなく成果物の種類です。

4. 試験頻出ポイントと測量士への接続

本問のような工程穴埋めは毎年頻出です。以下を確実に暗記してください:

  • 「標定点の設置」が「対空標識の設置」より前
  • 「同時調整」が撮影後・現地調査前
  • 「数値図化」が現地調査後・データファイル作成前
  • 準則の正式名称は「バンドル調整」ではなく「同時調整」

測量士試験では,各工程の精度管理基準(標定点の配置密度・同時調整の残差許容値など)まで問われます(1,100字)。

出典・根拠について

本問は国土地理院が公表した過去問題を出典明記の上で引用しています(コンテンツ利用規約PDL1.0で出典明記による複製・商用利用を許諾・GREEN判定)。 根拠・出典:出典: 令和4年度 測量士補試験 問19(国土地理院)/国土地理院コンテンツ利用規約・PDL1.0に基づき利用 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)や国土地理院公式(https://www.gsi.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-19)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は国土地理院・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは国土地理院・国土交通省と一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 測量法・作業規程の準則・計算式根拠に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。

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