第二種電工 検査・法令 問16:検査・法令
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
図の交流回路は,負荷の電圧,電流,電力を 測定する回路である。図中にa,b,c で示す 計器の組合せとして,正しいものは。 電 源 負 荷
- アa 電流計
- イa 電力計
- ウa 電圧計
- エa 電圧計正答
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電気回路で電圧・電流・電力を同時に測定する回路の計器接続ルールがある。電圧計:負荷と並列に接続(高インピーダンスで電流をほとんど流さない)。電流計:負荷と直列に接続(低インピーダンスで電流を通す)。電力計:電圧コイル(負荷と並列)と電流コイル(負荷と直列)の両方を持つ機器。選択肢エは「a=電圧計・b=電流計・c=電力計」で、電圧計が並列・電流計が直列・電力計が両方の接続で全て正しい。正答は(エ)。
交流回路で電圧(V)・電流(A)・電力(W)を同時測定する回路の計器配置を問う問題。各計器の接続方法は以下の通り。電圧計(V):負荷と並列に接続する。内部抵抗が非常に高く(理想的には無限大)、ほとんど電流を消費しない。回路を流れる電流に影響を与えずに電圧を計測する。電流計(A):負荷と直列に接続する。内部抵抗が非常に低く(理想的にはゼロ)、回路に接続しても電圧降下が無視できる。電力計(W):電圧コイルが負荷と並列・電流コイルが負荷と直列に接続される二重接続計器。P=VI×cosθを直接計測する。図の回路でaが電源側(電圧計で並列)・bが直列(電流計)・cが電力計というエの構成が正しい。正答は(エ)。
本問は交流回路の三計器法(電圧計・電流計・電力計)の接続方法を問う問題。電力計の特殊な双重接続を理解していることが重要。
【各計器の原理と接続規則】
電圧計(voltmeter):可動コイル型・電磁型・整流型などの種類があり、被測定箇所と並列に接続する。内部抵抗が大きいため、接続しても元の回路電流に影響を与えない(並列接続で高インピーダンス)。誤って直列に接続すると回路を遮断する。
電流計(ammeter):可動コイル型・電磁型などがあり、回路と直列に接続する。内部抵抗が非常に小さいため電圧降下がほぼ0。誤って並列に接続すると短絡電流が流れて計器が破損する。交流大電流の測定では変流器(CT)と組み合わせて使う。
電力計(wattmeter):電流コイルと電圧コイルの2要素を持つ。電流コイル(固定コイル)を負荷と直列に・電圧コイル(可動コイル)を負荷と並列に接続して、両コイルの相互作用により P=VI cosθ(有効電力)を直接計測する。誘導型・熱電型・デジタル型などがある。
【選択肢の分析】
設問の図ではa・b・cの3か所に計器が接続される回路。正しい接続は、aが電源と並列(電圧計)・bが直列(電流計)・cが電力計。
- ア(a=電流計):電流計を並列に接続する配置で不適切(誤接続)
- イ(a=電力計):電力計の接続方法を誤解した選択肢
- ウ(a=電圧計):a=電圧計は正しいが他のb・cの組合せが誤りの可能性
- エ(a=電圧計・b=電流計・c=電力計):全て正しい配置→正答
【実務での測定上の注意】
電流計を誤って並列接続すると計器の過電流破損だけでなく短絡事故の原因になる。電力計の電流コイルの±端子(「発生」マーク)は電源側に向ける(極性間違いで指針が逆に振れる)。三相3線式の電力測定は2電力計法(電力計2台)を使う。デジタルクランプメータでも電力測定が可能な機種があり(電流と電圧・位相を同時測定)、現場での電力計測に広く使われている。正答は(エ)。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和4年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問27(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。