第二種電工 検査・法令 問2:検査・法令
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
次の①~④は,一般用電気工作物の低圧屋内 配線工事が完了したときの検査の内容を示し たものである。空欄(A),(B)及び(C)に当ては まるものの組合せとして,適切なものは。 ①目視点検: 目視で電気設備が適切に設置されているか 確認する。 ②絶縁抵抗の測定: ごとに,所定の抵抗値以上である ことを確認する。 ③接地抵抗の測定: が,所定の抵抗値以下であること を確認する。 ④導通試験: や導通チェッカーで配線の断線 や,誤接続などがないか確認する。
- ア(A)無充電状態の回路正答
- イ(A)充電状態の回路
- ウ(A)無充電状態の回路
- エ(A)充電状態の回路
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一般用電気工作物の低圧屋内配線が完成したら4段階の検査を行う。①目視点検(見た目で確認)、②絶縁抵抗の測定(無充電状態の回路ごとに測定)、③接地抵抗の測定(接地工事が所定値以下か確認)、④導通試験(テスタや導通チェッカーで断線・誤接続がないか確認)。絶縁抵抗の測定は「無充電状態(電源が切れた状態)の回路ごと」に行うのがポイント。充電した状態で測定するのは危険であり、誤測定にもなる。選択肢アが「無充電状態の回路」と正しく述べているため正答は(ア)。
電気工事完了時の検査手順は電気設備の技術基準の解釈に基づいて行われる。4項目の正しい内容は以下の通り。
①目視点検:電気設備が法規・図面通りに設置されているか目視で確認。
②絶縁抵抗の測定:「無充電状態の回路ごと」に絶縁抵抗計(メガー)を使って各回路と大地間の抵抗値を測定する。電源を入れた充電状態で測定することは禁止(危険・誤測定)。
③接地抵抗の測定:「接地極(アース棒)」が所定の抵抗値以下であることを接地抵抗計(コールラウシュブリッジ式)で確認する。
④導通試験:「テスタ(回路計)や導通チェッカー」で配線が正しくつながっているか、断線や誤接続がないか確認する。
選択肢アは(A)無充電状態の回路・接地極・テスタの組合せで全て正しく、正答は(ア)。他の選択肢は(A)が「充電状態の回路」となっており、これは絶縁抵抗測定の正しい方法ではない。
本問は電気工事の竣工検査(完成検査)の手順を問う問題で、電気設備の技術基準の解釈や電気工事士法施行規則に規定されている内容に基づく。
【4つの検査項目の詳細】
(1) 目視点検
電気設備が電気設備技術基準・内線規程・施工図面に従って適切に設置されているかを肉眼で確認する。極性・色別・結線の確認も含む。
(2) 絶縁抵抗の測定
「区切ることのできる電路ごと」に絶縁抵抗計(メガー:500V用または250V用)を用いて測定する。必須条件は「無充電状態」すなわち電源を遮断した状態で実施すること。充電状態での測定は測定器の損傷・感電・誤値の原因となる。測定の前には電子機器を回路から切り離すか保護対策を講じる(サージ電圧で損傷する可能性があるため)。基準値:対地電圧150V以下は0.1MΩ以上、150V超300V以下は0.2MΩ以上、300V超は0.4MΩ以上。
(3) 接地抵抗の測定
接地抵抗計(アース抵抗計)を使用し、補助極P(電位極)とC(電流極)を被測定接地極からそれぞれ約5m・10m離れた位置に打ち込んで測定する。測定対象は「接地極」そのもの。A種10Ω以下・C種10Ω以下(緩和条件あり)・D種100Ω以下(緩和条件あり)を確認する。地電圧(大地中の浮遊電流)が許容値以下であることも事前確認が必要。
(4) 導通試験
回路計(テスタ)または専用の導通チェッカーを使用して配線の連続性を確認する。断線・誤接続・極性ミス・短絡の有無を調べる。スイッチ・コンセントの結線確認にも有効。
【実務上のポイント】
絶縁抵抗測定と接地抵抗測定に使う機器を混同しないこと。絶縁抵抗計(メガー)と接地抵抗計はまったく別の機器。またテスタで測定した電路と大地間の抵抗値を「絶縁抵抗値」として使用することは不可(テスタの出力電圧が低すぎるため規定の電圧条件を満たさない)。正答は(ア)。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和7年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問24(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。