第二種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第二種電工 令和7年度下期 問24|検査・法令

問題

第二種電工 | 検査・法令 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12

次の①~④は,一般用電気工作物の低圧屋内配線工事が完了したときの検査の内容を示したものである。空欄(A),(B)及び(C)に当てはまるものの組合せとして,適切なものは。 ①目視点検:目視で電気設備が適切に設置されているか確認する。 ②絶縁抵抗の測定:[(A)]ごとに,所定の抵抗値以上であることを確認する。 ③接地抵抗の測定:[(B)]が,所定の抵抗値以下であることを確認する。 ④導通試験:[(C)]や導通チェッカーで配線の断線や,誤接続などがないか確認する。

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正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

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解説

低圧屋内配線の工事が終わったら、目視点検・絶縁抵抗の測定・接地抵抗の測定・導通試験の順に検査する。(A)絶縁抵抗は、電源を切った「無充電状態の回路」ごとに絶縁抵抗計で測る。(B)接地抵抗が所定の値以下かを確かめる対象は、実際に接地工事をした「測定接地極」。補助接地極は測定のために一時的に打ち込む杭なので、その抵抗を確かめても意味がない。(C)導通試験に使うのは「回路計(テスタ)」。検電器は電圧がかかっているかを見る道具で、断線や誤接続は調べられない。3つとも正しいのはアなので、正答は(ア)。

竣工時の検査4項目と空欄の正解は次のとおり。

①目視点検:施設状態を目で確認する。

②絶縁抵抗の測定:(A)は「無充電状態の回路」。開閉器で区切ることのできる電路ごとに、電源を切った状態で絶縁抵抗計を使い、電線相互間と電路・大地間を測る。電圧がかかった充電状態の回路に絶縁抵抗計の試験電圧を加えることはできない。

③接地抵抗の測定:(B)は「測定接地極」。接地抵抗計では、測定する接地極(E)から一直線上に補助接地極(電圧用P・電流用C)を約10m間隔で打ち込んで測る。所定の値以下であることを確かめる相手は、あくまで測定接地極(被測定接地極)の抵抗である。

④導通試験:(C)は「回路計」。抵抗レンジで配線がつながっているかを調べる。検電器は充電の有無を調べる器具で、導通試験には使わない。

したがってアが正しい。イとエは(A)が充電状態で誤り、さらに(C)が検電器で誤り。ウは(A)・(C)は合っているが、(B)が補助接地極で誤り。正答は(ア)。

本問は一般用電気工作物の竣工検査(工事完了時の検査)の手順と、それぞれの検査に使う器具・測定対象を問う問題。空欄は(A)無充電状態の回路、(B)測定接地極、(C)回路計で、組合せはア。

【4つの検査項目の詳細】

(1) 目視点検

電気設備が電気設備技術基準・内線規程・施工図面に従って適切に設置されているかを肉眼で確認する。極性・色別・結線の確認も含む。

(2) 絶縁抵抗の測定

開閉器などで区切ることのできる電路ごとに、絶縁抵抗計(低圧屋内配線では一般に500V用を使う)で測定する。条件は「無充電状態」、つまり電源を切った状態で行うこと。絶縁抵抗計は内部で直流の試験電圧を発生させて漏れ電流から抵抗値を求める器具なので、電源の電圧がかかった回路では正しい値が得られず、器具や回路を傷める。負荷側の電子機器は試験電圧で壊れないよう回路から外しておく。基準値(電技省令第58条):対地電圧150V以下は0.1MΩ以上、150V超300V以下は0.2MΩ以上、300V超は0.4MΩ以上。

(3) 接地抵抗の測定

接地抵抗計(アーステスタ)の端子Eを測定接地極に、端子Pを電圧用補助接地極に、端子Cを電流用補助接地極につなぐ。E・P・Cをほぼ一直線上に、それぞれ約10m間隔で打ち込み、事前に地電圧が測定に影響しない程度かを確かめてから測る。補助接地極は測定のための仮の電極にすぎず、所定の値(D種接地工事なら100Ω以下、0.5秒以内に動作する漏電遮断器があれば500Ω以下)と比べるのは測定接地極の接地抵抗である。

(4) 導通試験

回路計(テスタ)の抵抗レンジや専用の導通チェッカーで、配線が設計どおりにつながっているかを調べる。断線、誤結線、スイッチの入れ違いなどを見つける目的で行う。

【誤りの選択肢の見分け方】

(A)が「充電状態の回路」のイ・エは、絶縁抵抗計の使い方として成り立たない。(C)の検電器は電圧の有無を光や音で示すだけで、配線がつながっているかは分からないので、イ・エは二重に誤り。ウは(B)が補助接地極になっている。補助接地極の抵抗は測定値に直接関係しない値で、これが所定値以下でも接地工事の良否は判断できない。

【実務上のポイント】

絶縁抵抗計と接地抵抗計は別の器具で、取り違えないこと。また回路計で測った電路と大地間の抵抗値は、試験電圧が規定の条件を満たさないため、絶縁抵抗値として使えない。正答は(ア)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和7年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問24(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。

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