第一種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第一種電工 令和7年度 問48|配線図

問題

第一種電工 | 配線図 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

⑧で示す機器の名称は。

配線図の⑧の部分(出典: 令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問48/電気技術者試験センター)
配線図の全体(出典: 令和7年度 第一種電気工事士 学科試験/電気技術者試験センター)

図・写真の中の記号が イ・ロ・ハ・ニ のときは、選択肢の ア・イ・ウ・エ に順に対応します(試験の問題用紙の表記)。

図の出典:令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問48(一般財団法人 電気技術者試験センター)

キーボード:1〜4で選択・Enterで次へ

タップするとすぐ答え合わせ

答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

図の⑧は、三相変圧器(Y-Δ結線の記号)の一次側に置かれ、「LBS」と書かれた機器です。開閉器の記号にヒューズの記号が組み合わされているので、限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器(PF付LBS)です。負荷開閉器(LBS)は、ふだんの負荷電流を入り切りでき、短絡のような大きな事故電流は組み合わせた限流ヒューズ(PF)が切ります。図の左側にある単相変圧器の「PC」はヒューズ付高圧カットアウトで、⑧とは別の機器です。正答はエです。

単線結線図では、記号の形と横の文字記号の両方で機器を判断します。⑧は開閉器の記号の可動部にヒューズの記号が付き、「LBS」と書かれています。これは限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器です。

各選択肢の機器:ア(ヒューズ付断路器):断路器は負荷電流を開閉できず、無負荷のときだけ操作する機器。⑧のように変圧器を負荷のまま入り切りする用途には使わない。イ(ヒューズ付高圧カットアウト):図の左の単相変圧器の一次側に「PC」と表示されている機器。磁器製の箱にヒューズを収めた簡単な開閉器で、比較的小さな変圧器の一次側に使う。ウ(限流ヒューズ付高圧交流遮断器):⑧の表示は「LBS(負荷開閉器)」であり、遮断器ではない。この図で遮断器にあたるのは、主回路の③ⓒで過電流継電器が引き外す機器。エ(限流ヒューズ付高圧交流負荷開閉器):LBSが負荷電流を開閉し、PFが短絡電流を限流遮断する。⑧が該当する。正答はエです。

本問は、高圧受電設備の変圧器・コンデンサの一次側に置く開閉装置を、図記号と文字記号から見分けられるかを問います。

【PF付LBSの働き】LBS(高圧交流負荷開閉器)は、定格の負荷電流を開閉する能力を持ちますが、短絡電流を遮断する能力はありません。そこで限流ヒューズ(PF)と組み合わせ、短絡が起きたときはPFが電流のピークが立ち上がる前に限流遮断します。PFが1相だけ溶断すると三相変圧器が欠相運転になるため、PFが溶断したときに飛び出すストライカでLBSを引き外し、三相を同時に開放して欠相を防ぎます。

【図の中での役割分担】この単線結線図では、受電の主遮断装置は③ⓒの遮断器で、⑦のCTと過電流継電器によって受電設備全体を保護しています。⑧のPF付LBSは三相変圧器を個別に保護・開閉する装置で、右側のLBSは進相コンデンサ(直列リアクトル付き)を、左側のPCは単相変圧器を受け持っています。変圧器ごとに一次側の開閉装置を置くことで、1台の変圧器の事故で受電設備全体を止めずに済み、点検時も変圧器ごとに切り離せます。

【似た機器との区別】

・断路器(DS):無負荷時の開路・閉路専用。負荷電流が流れている状態で開くとアークが発生して危険。

・高圧カットアウト(PC):ヒューズを内蔵した簡易な開閉器。比較的小容量の変圧器の一次側に使う。

・遮断器(CB・VCB):短絡電流も遮断でき、保護継電器と組み合わせて使う。

・PF付LBS:負荷電流の開閉はLBS、短絡電流の遮断はPF。遮断器より小形・安価で、変圧器やコンデンサの一次側に広く使われる。

配線図問題では、記号の脇の文字(PC・LBS など)と、その機器が何を受け持っているか(変圧器・コンデンサ・主回路)を合わせて読むと確実です。

この問題の根拠出典:令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問48(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問48(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。

この問題の関連トピック

  • 頻出度B

関連する問題

ページの先頭へ