第一種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第一種電工 令和元年度 問17|自家用電気工作物の検査方法

問題

第一種電工 | 自家用電気工作物の検査方法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

風力発電に関する記述として,誤っているものは。

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答え合わせ

正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

風力発電について誤っているものを選ぶ問題です。誤りはイです。一般的な風力発電に使われるプロペラ形風車は、回転軸が地面と水平な「水平軸形風車」です。垂直軸形風車は、軸が地面に対して垂直に立つ形の風車(ダリウス形やサボニウス形など)を指します。風の強さで出力が変わりやすいこと(ア)、風の運動エネルギーを電気に変えること(ウ)、羽根の角度を変えて出力を調整できること(エ)は正しい記述です。正答はイです。

ア(正しい):風力発電の出力は風速の3乗に比例するため、風速が少し変わるだけで出力が大きく変動します。イ(誤り):大型の風力発電で一般的なプロペラ形風車は水平軸形です。回転面を風上に向ける必要があるため、ナセル(発電機などを納めた部分)を旋回させるヨー制御を行います。垂直軸形はダリウス形・サボニウス形などで、風向きを問わず回る利点がある反面、大型の発電用としては少数です。ウ(正しい):風車は風の運動エネルギーを回転エネルギーに変え、発電機で電気エネルギーに変換します。エ(正しい):プロペラ形風車は、羽根(ブレード)の取付け角度を変えるピッチ制御により、強風時に出力を抑えたり、風速に合わせて効率よく回したりできます。正答はイです。

本問は風力発電の原理と風車の分類を問います。

【風のエネルギーと出力】風車が取り出せる出力は P=½·ρ·A·v³·Cp(ρ:空気密度、A:受風面積、v:風速、Cp:パワー係数)で表されます。

  • 出力は風速の3乗に比例:風速が2倍になると出力は8倍
  • 受風面積(羽根の回転円の面積)に比例:羽根の長さの2乗に比例
  • このため自然条件による出力の変動が大きい(アは正しい)

【風車の分類】

  • 水平軸形:プロペラ形(大型発電用の主流)、オランダ形、多翼形など
  • 垂直軸形:ダリウス形、サボニウス形、ジャイロミル形など。風向きに関係なく回転できるが、大型の発電用は少ない

「プロペラ形は垂直軸形」としたイが誤りです。

【プロペラ形風車の制御(エは正しい)】

  • ピッチ制御:ブレードの角度を変え、定格風速を超えたら出力を抑える。暴風時はブレードを風に対して平行に近づけて(フェザリング)回転を止める
  • ヨー制御:ナセルを旋回させ、回転面を風の向きに正対させる

【系統への影響と対策】出力の変動は電力系統の周波数や電圧に影響するため、蓄電池の併設や出力制御、系統連系用の保護装置などで対策します。第一種電気工事士試験では、太陽光発電・燃料電池・コージェネレーションなどの分散型電源と並べて、発電方式ごとの特徴と誤りを見分ける問題として出題されます。

この問題の根拠出典:令和元年度 第一種電気工事士 学科試験 問17(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和元年度 第一種電気工事士 学科試験 問17(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。