問題
低圧電路で地絡が生じたときに,自動的に電路を遮断するものは。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
低圧電路で地絡(漏電)が起きたときに、自動的に電路を遮断する器具を写真から選ぶ問題です。答えは1番目の写真の漏電遮断器です。表示に「定格感度電流 30mA」とあり、テストボタンが付いているのが見分けるポイントです。漏電遮断器は、行きと帰りの電流の差(漏れている電流)を検出して回路を切ります。2番目はリモコンリレー、3番目は配線用遮断器(過電流は遮断するが地絡は検出しない)、4番目は電磁開閉器です。正答はアです。
写真の器具を表示から見分けます。ア(1番目):漏電遮断器です。「定格感度電流30mA」の表示、テストボタン、動作表示があります。内部の零相変流器で電路の往復の電流の差(地絡電流)を検出し、感度電流以上になると自動的に電路を遮断します。この器具は過負荷・短絡の保護も兼ねるもので、定格電流は50Aです。イ(2番目):リモコンリレーです。リモコンスイッチからの信号で照明回路などを入・切するもので、地絡を検出する機能はありません。ウ(3番目):配線用遮断器です。過負荷電流や短絡電流は遮断しますが、地絡電流を検出する機能はなく、表示にも定格感度電流がありません。エ(4番目):電磁開閉器(電磁接触器と熱動継電器の組合せ)です。電動機の運転・停止と過負荷保護に使い、地絡は検出しません。地絡を検出して自動的に遮断するのはアだけで、正答はアです。
本問は、写真の表示から低圧の開閉器・保護機器を見分け、その機能を判断する問題です。
【漏電遮断器(ア:正答)】
- 原理:零相変流器に電路の電線を一括して通し、往復の電流の差(地絡電流)を検出する。地絡がなければ差は0、地絡があると差が生じて引外し装置が動作する
- 表示の読み方:定格感度電流30mA(感電保護に用いられる高感度形)、定格電流50A、定格遮断電流2.5kA、テストボタン
- 写真の器具は単相3線式用で、「過電圧・地絡により動作」の表示があり、中性線が欠相したときの過電圧も検出して動作するタイプ
【リモコンリレー(イ)】リモコンスイッチ(操作回路は低い電圧)からの信号で主回路を入・切する。多数の照明を分電盤内でまとめて制御するのに使う。保護の機能はない。
【配線用遮断器(ウ)】過負荷と短絡で動作する。地絡電流は検出しない。漏電遮断器との違いは、定格感度電流の表示やテストボタンがないこと。
【電磁開閉器(エ)】電磁接触器(上部)と熱動継電器(下部)の組合せ。電動機の運転・停止と過負荷保護に使う。
【規定との関係】電技解釈第36条は、金属製外箱を有する使用電圧が60Vを超える低圧の機械器具に接続する電路には、地絡を生じたときに自動的に電路を遮断する装置を施設することを定めています(乾燥した場所など例外あり)。この「自動的に電路を遮断する装置」の代表が漏電遮断器です。
【学習のポイント】写真問題では、外観だけでなく「定格感度電流」「テストボタン」「操作回路の表示」など銘板の文字が決め手になります。
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問14(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。


