問題
写真に示す機器の用途は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
写真はCT(変流器)です。CTは高圧電路を流れる大きな電流を、計器や継電器で扱える小さな電流(一般に5A)に変える機器で、電流計や過電流継電器と組み合わせて使います。したがって「大電流を小電流に変成し、計器での測定を可能にする」が正しい用途です。零相電流の検出はZCT(零相変流器)、高電圧を低電圧に変成するのはVT(計器用変圧器)、進相コンデンサの投入時の突入電流の抑制はSR(直列リアクトル)の用途です。正答はエです。
写真の機器は、モールド形の高圧変流器(CT)です。左右に突き出た一次導体に主回路の電流を流し、上部の二次端子から計器や継電器へ電流を取り出す構造です。CTは一次電流を巻数比に応じた小さな二次電流(定格5Aなど)に変成し、電流計・電力計・過電流継電器などで高圧の電流を安全に測定・監視できるようにします。ア:零相電流の検出は零相変流器(ZCT)の用途で、ケーブルや電線を一括して貫通させる環状の構造です。イ:高電圧を低電圧(110V)に変成するのは計器用変圧器(VT)で、一次側にヒューズを付けて使います。ウ:進相コンデンサに直列に接続して、投入時の突入電流や高調波を抑えるのは直列リアクトル(SR)です。正答はエです。
本問は、高圧受電設備の計器用変成器(CT・VT)と関連機器の用途を写真から見分ける問題です。
【変流器(CT)の働き】
- 一次電流I₁を巻数比に応じて二次電流I₂に変成する(I₂=I₁×N₁/N₂)。例:変流比75/5Aなら、一次に60A流れると二次は4A
- 二次側に電流計・電力量計・過電流継電器などを接続する
- 高圧の主回路と計器の回路を絶縁し、計器を安全に扱えるようにする
【CTの取扱いの注意】
- 通電中に二次側を開放してはならない。二次電流による打消しの磁束がなくなって鉄心が過励磁になり、二次側に高電圧が発生して焼損や感電の危険がある。計器を外すときは二次端子を短絡してから行う
- 高圧計器用変成器の二次側電路にはD種接地工事を施す(電技解釈第28条)。高圧と混触したときの危険を防ぐため
【他の選択肢の機器】
- 零相変流器(ZCT):三相の電線を一括して貫通させ、地絡時の零相電流を検出して地絡継電器に送る
- 計器用変圧器(VT):高電圧を110Vに変成し、電圧計・電力計・保護継電器に供給する。一次側に限流ヒューズを付ける。二次側を短絡してはならない
- 直列リアクトル(SR):進相コンデンサと直列に接続し、投入時の突入電流の抑制と第5次などの高調波の拡大防止を行う
【学習のポイント】「CTは二次側の開放禁止、VTは二次側の短絡禁止」は頻出の組合せです。写真問題では、太い一次導体が貫通・突出しているか(CT)、一次側にヒューズが付いているか(VT)、環状で電線を通すか(ZCT)で見分けます。
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問23(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。


