問題
公称電圧6.6kVの高圧受電設備に使用する高圧交流遮断器(定格電圧7.2kV,定格遮断電流12.5kA,定格電流600A)の遮断容量[MV・A]は。
キーボード:1〜4で選択
答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
遮断器の遮断容量を求める計算問題です。三相の遮断容量は「√3×定格電圧×定格遮断電流」で求めます。√3×7.2[kV]×12.5[kA]=1.732×90=約156[MV·A]となり、選択肢の中で最も近い160MV·Aが答えです。計算には公称電圧6.6kVではなく遮断器の定格電圧7.2kVを使うこと、定格電流600Aは遮断容量の計算には使わないことがポイントです。正答はエです。
三相交流遮断器の遮断容量Ps[MV·A]は、定格電圧Vn[kV]と定格遮断電流Is[kA]から、Ps=√3×Vn×Isで求めます。Ps=√3×7.2×12.5=1.732×90≒155.9[MV·A]となり、選択肢のうち最も近いのは160MV·Aで、正答はエです。注意点は2つあります。①電圧には遮断器の定格電圧7.2kVを使います。公称電圧6.6kVで計算すると√3×6.6×12.5≒142.9MV·Aとなり、130と160の間で迷う原因になります。②定格電流600Aは、遮断器に連続して流せる電流(ふだんの負荷電流の上限)であり、短絡電流を遮断する能力を表す遮断容量の計算には使いません。遮断器を選ぶときは、受電点の三相短絡電流以上の定格遮断電流をもつものを選びます。正答はエです。
本問は高圧交流遮断器の定格と遮断容量の関係を問う計算問題です。
【遮断容量の式】Ps=√3·Vn·Is
- Vn:定格電圧(6.6kV系統で使う高圧遮断器は7.2kV)
- Is:定格遮断電流(遮断できる短絡電流の上限)
【計算】
- √3×7.2×12.5=1.732×90=155.88≒156[MV·A]
- 選択肢の中で最も近い160[MV·A](エ)が正答
【定格の意味の整理】
- 定格電圧7.2kV:公称電圧6.6kVの系統で使うための遮断器の電圧の定格(6.6kV系統の最大使用電圧6.9kVより高い値)
- 定格遮断電流12.5kA:短絡事故のときに遮断できる電流の上限。受電点の三相短絡電流がこれを超えないことを確認して選ぶ
- 定格電流600A:連続して流せる電流。負荷電流に対して選ぶ値で、遮断容量とは関係しない
【受電点の短絡電流との関係】受電点の三相短絡電流Iscは、基準容量に対するパーセントインピーダンス%Zと基準電流Inから Isc=(100/%Z)×In で求めます。遮断器の定格遮断電流はIsc以上でなければならないため、短絡電流の計算と遮断器の選定はセットで出題されます。
【計算のコツ】√3×7.2≒12.47を先に求めておくと、12.47×12.5≒155.9と計算しやすくなります。また、kV×kA=MV·Aであることを確かめれば、桁の誤りも防げます。
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和3年度(午前) 第一種電気工事士 学科試験 問20(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。

