問題
図のような直流回路において,スイッチSが開いているとき,抵抗Rの両端の電圧は36Vであった。スイッチSを閉じたときの抵抗Rの両端の電圧[V]は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
図の回路は、60Vの電源に2Ωが直列につながり、その先で「スイッチSと6Ωの枝」と「抵抗R」が並列になっている。
Sが開いているときは6Ωに電流が流れないので、2ΩとRの直列回路になる。Rの電圧が36Vなら、2Ωの電圧は60−36=24V。電流は24÷2=12A なので、R=36÷12=3Ω。
Sを閉じると6ΩとR(3Ω)が並列になり、合成抵抗は 6×3÷(6+3)=2Ω。2Ωと2Ωの直列なので、電圧は半分ずつ分かれてRの電圧は30V。正答はエ。
【手順1:Rの値を求める(S開)】Sが開いていると6Ωの枝は切り離され、回路は 2Ω と R の直列になる。
2Ωの電圧=60−36=24V、電流 I=24÷2=12A、R=36÷12=3Ω。
【手順2:Sを閉じたときの合成抵抗】6Ω と R=3Ω が並列になる。
並列部分の合成抵抗=(6×3)÷(6+3)=18÷9=2Ω。回路全体は 2Ω+2Ω=4Ω。
【手順3:Rの電圧】電流 I'=60÷4=15A。並列部分の電圧=15×2=30V。Rは並列部分の両端につながっているので、Rの電圧は30V。
直列抵抗の電圧は抵抗の比で分かれる(分圧)ので、2Ω:2Ω=1:1 から「60Vの半分」と考えても同じ。正答はエ(30V)。
【解き方の骨組み】スイッチの開閉で回路の形が変わる問題は、(1) 開いた状態の条件から未知の抵抗を確定し、(2) 閉じた状態の合成抵抗を求め、(3) 分圧で目的の電圧を出す、の3段で解く。
【(1) S開:R を確定】6Ωの枝は開放なので電流は流れない。2Ω と R の直列で、R の電圧が 36V。キルヒホッフの電圧則より 2Ω の電圧は 60−36=24V、電流 12A。よって R=36/12=3Ω。分圧の式で書けば 60×R/(2+R)=36 → 60R=72+36R → 24R=72 → R=3Ω。
【(2) S閉:合成抵抗】6Ω と 3Ω の並列合成は「積÷和」で 18/9=2Ω。全体は 2+2=4Ω。
【(3) 分圧】並列部分の電圧=60×2/(2+2)=30V。R にかかる電圧は 30V。
検算:R に流れる電流=30/3=10A、6Ω に流れる電流=30/6=5A、合計 15A=60/4 で一致する。
【よくある誤り】
・S を閉じると 6Ω が短絡されると考える:S は 6Ω と直列なので、閉じると 6Ω が R と並列に「加わる」のであって、何も短絡されない。
・S 開のときも 6Ω を直列に数える:開放された枝には電流が流れないので、6Ω は回路から外れる。
並列の抵抗が増えると合成抵抗が下がり、直列の 2Ω の電圧が増える(24V→30V)ので、R の電圧は 36V から 30V に下がる、という向きも確認しておく。正答はエ。
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問2(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
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執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。


