第一種電工 電気機器・蓄電池・配線器具 問7:電気機器・蓄電池・配線器具
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14)
同一容量の単相変圧器を並行運転するため の条件として,必要でないものは。
- ア各変圧器の極性を一致させて結線すること。
- イ各変圧器の変圧比が等しいこと。
- ウ電線にダンパを取り付ける。
- エがいし表面にシリコンコンパウンドを塗布する。正答
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単相変圧器の並行運転(並列運転)に必要な条件と不要な条件を問う問題。並行運転に必要なのは「変圧比が等しいこと」「インピーダンス電圧が等しいこと」「極性を一致させること」の3つ。選択肢ウの「電線にダンパを取り付ける」は架空送電線の微風振動対策で変圧器並行運転とは無関係。選択肢エ「がいし表面にシリコンコンパウンドを塗布する」も変圧器並行運転とは無関係の汚損対策。正答はエ。
変圧器の並行運転条件を問う問題で「必要でないもの」を選ぶ。必要な条件は:ア(極性を一致させて結線する)、イ(変圧比が等しい)、ウ(インピーダンス電圧が等しい)の3つ。これらが満たされないと循環電流が流れたり負荷分担が不均等になる。エ(がいし表面にシリコンコンパウンドを塗布する)は変圧器の並行運転とは全く無関係。シリコンコンパウンドはがいしの汚損による沿面放電(フラッシオーバ)を防ぐための高圧機器保守作業であり、変圧器の電気的並行条件ではない。正答エ。なお選択肢ウの「電線にダンパを取り付ける」は架空送電線の微風振動抑制器(ダンパ)の話で、これも並行運転条件ではないが、本問の正答はエ。
【変圧器並行運転の必要条件と理由】変圧器を複数台並列に接続して共通の負荷に電力供給することを並行(並列)運転という。負荷分担や信頼性向上のために用いる。
【必要条件と違反時の影響】1) 変圧比が等しいこと(選択肢イ):変圧比が異なると二次側に電圧差が生じ、変圧器間に循環電流が流れ、銅損が増大し最悪は巻線焼損。2) 極性を一致させること(選択肢ア):逆極性だと二次電圧が加算(差ではなく和)となり短絡電流に相当する循環電流が流れる。単相変圧器の減極性と加極性を誤ると壊滅的事故。3) インピーダンス電圧が等しいこと:電流はインピーダンスの小さい変圧器に多く流れるため、%インピーダンスが異なると負荷分担が容量比に比例しない→一方が過負荷になる。4) 同一容量(ほぼ必要):容量差が大きいと%インピーダンスの整合が難しい。
【不要な条件】ア「効率が等しい」→並行運転の条件ではない(効率が異なっても並行可能)。エ「がいし表面にシリコンコンパウンドを塗布」→これは架空線路のがいしの汚損対策(沿面絶縁の維持)で変圧器並行運転とは無関係。正答エ。
【三相変圧器への発展】三相変圧器では上記に加え「結線方式(Δ-Y、Y-Δなど)による位相差が等しいこと」が追加条件。Δ-YとΔ-Δを並行運転すると30°の位相差が生じ大きな循環電流が流れる。電験三種・電験二種では位相差も含めた並行条件が問われる。
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問19(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。