第一種電工 電気の基礎理論 問2:電気の基礎理論
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14)
図のように,角周波数が= 500 rad/s,電圧 100 V の交流電源に,抵抗R= 3 とインダク タンスL= 8 mH が接続されている。回路に流 れる電流I の値[A]は。 8 mH I 3 W L R w = 500 rad / s 10 V 0
- ア9
- イ14
- ウ20正答
- エ33
AI解説(初心者・標準・上級)
理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠(電気設備技術基準・内線規程・電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法)も明記。
交流回路にR(抵抗)とL(インダクタンス)が直列に接続されている。インダクタンスLのリアクタンスXLは「ω×L」で求まる。本問ではω=500 rad/s、L=8mH=0.008Hなので XL=500×0.008=4Ω。インピーダンスZ=√(R²+XL²)=√(3²+4²)=√(9+16)=√25=5Ω。電流I=V/Z=100/5=20A(正答ウ)。R=3、XL=4、Z=5の3:4:5の比は試験の定番パターン。
RL直列回路の電流を求める問題。角周波数ω=500 rad/s、L=8mH、R=3Ω、V=100V。
【誘導性リアクタンス】
XL = ω × L = 500 × 8×10^(-3) = 4 Ω
【合成インピーダンス】
Z = √(R² + XL²) = √(3² + 4²) = √(9 + 16) = √25 = 5 Ω
【電流】
I = V / Z = 100 / 5 = 20 A(正答ウ)
【力率】cosφ = R/Z = 3/5 = 0.6(有効電力P=I²R=400×3=1200W)
【各選択肢の確認】
ア:9A → Z≒11.1Ω(誤)
イ:14A → Z≒7.1Ω(誤)
ウ:20A → Z=5Ω(正答)
エ:33A → Z≒3Ω(誤・Rのみの場合)
R=3・XL=4・Z=5は「3:4:5の直角三角形」の典型パターンで、第一種電気工事士試験で繰り返し出題される。インピーダンスの計算にはこのパターンを先に疑う習慣をつけると時短になる。
RL直列回路のインピーダンス計算は、第一種電気工事士から電験三種まで通じる基礎論点。本問はR=3Ω・XL=4Ω・Z=5Ωの「3:4:5の直角三角形」パターン。
【フェーザ解析】
電圧フェーザ V = 100∠0° V(基準)
インピーダンス Z = R + jXL = 3 + j4 = 5∠53.1° Ω
電流フェーザ I = V/Z = 100∠0° / 5∠53.1° = 20∠(-53.1°) A
電流実効値 |I| = 20 A(正答ウ)、位相は電圧より53.1°遅れ
【電力三角形】
・有効電力:P = I²R = 400×3 = 1200 W
・無効電力:Q = I²XL = 400×4 = 1600 var(遅れ)
・皮相電力:S = I²Z = 400×5 = 2000 VA(= V×I = 100×20)
・力率:cosφ = P/S = 1200/2000 = 0.6
【角周波数・周波数・周期の関係】
ω = 2πf より、本問のf = ω/(2π) = 500/(2π) ≒ 79.6 Hz(商用電源50/60Hzではなくやや高め)
インダクタンスLの周波数依存性:XL = 2πfL なので、周波数が高くなるほどXLは大きくなり、電流は減少する。
【第二種電気工事士との違い】
第二種では主に50Hz・60Hzの商用電源でのXL計算(XL=2πfL)が出題される。第一種ではω(角周波数)を直接使う表記での計算が求められる。電験三種「理論」ではさらにRC・RLC回路、共振条件(ω₀=1/√LC)、過渡応答(ラプラス変換)へと発展する。
【インバータ制御への接続】
現代のモータドライブ・UPS・太陽光パワコンはインバータで出力周波数を変化させる。XL=ωLの関係から、高周波(数kHz)では誘導性リアクタンスが大きくなり、フィルタ設計(LCフィルタ)の核となる。第一種電気工事士が扱うキュービクル内のLBS(高圧交流負荷開閉器)やコンデンサのリアクトルも同原理で動作する。
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問3(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。