第一種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第一種電工 令和6年度 問2|電気の基礎理論

問題

第一種電工 | 電気の基礎理論 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

図のような直流回路において,電源から 流れる電流は20 A である。図中の抵抗R に 流れる電流IR[A]は。

問題の図(出典: 令和6年度 第一種電気工事士 学科試験 問2/電気技術者試験センター)

図・写真の中の記号が イ・ロ・ハ・ニ のときは、選択肢の ア・イ・ウ・エ に順に対応します(試験の問題用紙の表記)。

図の出典:令和6年度 第一種電気工事士 学科試験 問2(一般財団法人 電気技術者試験センター)

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答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

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解説

電源から20Aが流れる直流回路で、並列分岐している抵抗Rに流れる電流を求める問題。並列接続では各抵抗に分配される電流は抵抗値に反比例する(電流分配の法則)。正答はア(0.8A)。電源電流が20Aで最も大きい抵抗Rに流れるのは0.8A。比率から他の抵抗の大きさとの関係が分かる。分流の基本は「全電流×(他の抵抗)÷(全抵抗の合計)」。

直流並列回路の分流計算問題。電源電流20A、抵抗Rへの分流電流IR=0.8A(正答ア)。

【分流の原則】

並列接続では各支路の電圧は等しく、電流は抵抗値に反比例して分配される。

【IR=0.8Aから逆算される比率】

IR/I_total = 0.8/20 = 0.04 = 1/25

→ Rは全体の並列抵抗の25倍の大きさ(最も電流が流れにくい大抵抗)

【2抵抗並列の場合の分流公式】

IR = I × R_other / (R + R_other)

ここでIR=0.8A・I=20A、なら R_other = R × 0.8/19.2 ≈ R/24

【実務上の意味】

電源電流20Aが流れる幹線から分岐した支線のうち、抵抗Rの支線に0.8Aしか流れない場合、それは他の支線の抵抗が非常に小さいことを意味する。過電流保護設計では各分岐の電流値に応じた配線用遮断器(MCCB)・電線の許容電流を選定する。

直流並列回路の分流計算は、キュービクル内の低圧配電盤設計・過電流保護協調の基礎。電源電流20A・IR=0.8Aという数値から回路の抵抗比を特定し、実務への応用を展開する。

【並列回路の基本方程式】

n個の並列抵抗R₁, R₂, …Rₙに全電流I₀が流れる場合:

共通電圧 V = I₀ × R_parallel(合成並列抵抗)

各支路電流 Ik = V / Rk = I₀ × R_parallel / Rk

【本問の特定】

IR = 0.8 A、I₀ = 20 A

→ IR/I₀ = 0.8/20 = 0.04

→ R_parallel / R = 0.04 → R = 25 × R_parallel

Rが合成並列抵抗の25倍であるということは、他の並列支路の抵抗が非常に小さい(例:R_other ≈ R/24)ことを示す。具体例:R=25Ω、R_other=1Ωの2並列なら R_parallel=25×1/26≈0.96Ω、I_R=20×1/26≈0.77A(近似)

【電流分配の実務応用】

①低圧幹線(20A)から複数の分岐回路に電流を分配する設計では、各分岐の負荷電流(kWから計算)に応じて電線サイズと分岐遮断器を選定する。

②抵抗の大きい(高インピーダンスの)分岐回路に流れる電流は小さく、過電流保護の整定値も小さくなる。

③絶縁抵抗測定(メガー)では漏洩電流を測定しているが、これも並列分岐した絶縁抵抗の分流計算と同じ原理。

【電験三種への接続】

電験三種「理論」ではキルヒホッフの電流則(KCL)・電圧則(KVL)、テブナン・ノートン定理、重ね合わせの原理による複雑な網状回路(多分岐)の解析が出題される。第一種電気工事士の分流計算はその入口論点。

この問題の根拠出典:令和6年度 第一種電気工事士 学科試験 問2(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和6年度 第一種電気工事士 学科試験 問2(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。