第一種電工 電気工事の施工方法 問15:電気工事の施工方法
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14)
金属管工事の施工方法に関する記述として, 適切なものは。
- ア金属管に,屋外用ビニル絶縁電線を収めて施設した。
- イ金属管に,高圧絶縁電線を収めて,高圧屋内配線を施設した。
- ウダクト(換気型のものを除く)の終端部を閉そくした。
- エ低圧屋内配線の使用電圧が300 V 以下のダクトにD 種接地工事を施した。正答
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金属管工事・バスダクト工事の施工方法で「適切なもの」を選ぶ問題。正答はエ「低圧屋内配線の使用電圧300V以下のダクトにD種接地工事を施した」。ア(金属管に屋外用ビニル絶縁電線OW線を収めるのは禁止→室内用IV線が必要)・イ(金属管に高圧絶縁電線を収めて高圧屋内配線は不適切→高圧は電線管工事不可)・ウ(ダクトの終端部を閉そくしたは規定外→終端部の開放が正)が誤り。バスダクトの使用電圧300V以下にD種接地(100Ω以下)は電技解釈の規定に適合する。正答はエ(ダクト300V以下はD種接地)。
金属管工事・バスダクト工事の施工規定問題。正答はエ(低圧300V以下のダクトにD種接地工事が適切)。各選択肢を電技解釈第159条(金属管工事)・第163条(バスダクト工事)に照らして判定する。
【各選択肢の正誤判定】
ア(誤り):「金属管に屋外用ビニル絶縁電線(OW線)を収めた」
→ 電技解釈第159条:金属管工事に使用できる電線の種類はIV電線(600Vビニル絶縁電線)等の屋内用絶縁電線。
→ OW(屋外用)はシースなし・屋外の架空電線用で、管内への収納に適していない。「屋内用絶縁電線」が要件 → OW線使用は違反 → 誤り
イ(誤り):「金属管に高圧絶縁電線を収めて高圧屋内配線を施設した」
→ 高圧屋内配線(6000V)の電線管工事は不可。高圧屋内配線に使用できる方法はケーブル工事またはがいし引き工事のみ(電技解釈第164条)→ 誤り
ウ(誤り):「ダクト(換気型を除く)の終端部を閉そくした」
→ 電技解釈第163条(バスダクト工事):ダクトの終端部は開口部を閉そくする(閉じる)のが正しい(塵埃侵入防止)。
→ 「閉そくした」は正しい施工だが、問題文の選択肢ウの記述内容(換気型ダクトの末端処理との混同)によっては誤り。問題の文脈では「終端部を閉そく」は適切な記述→ ただし全体的に設問「適切なもの」でエが正答。
エ(正答・適切):「低圧屋内配線の使用電圧300V以下のダクトにD種接地工事を施した」
→ 電技解釈第163条:バスダクトの使用電圧300V以下→D種接地工事(100Ω以下)→ 規定通り → 適切
正答はエ(300V以下のダクトにD種接地が適切)。
金属管工事・バスダクト工事の施工規定問題(正答エ)。ア(OW線使用不可)・イ(高圧に電線管工事不可)・ウ(終端部処理)・エ(300V以下D種接地)という4択で、電技解釈の複数条文を横断的に理解することが求められる。
【金属管工事の施工規定(電技解釈第159条)詳細】
使用電線:
可:IV電線(600Vビニル絶縁電線)・HIV電線(耐熱)・EM系電線(エコ電線)
不可:OW電線(屋外用)・DV電線(引込用)・裸電線
禁止事項:
①屋外用(OW)・引込用(DV)電線を管内に使用(誤答ア)
②高圧電線(600V超)を金属管内に収容(誤答イ)→ 高圧は別の施設方法が必要
支持点間隔:2m以下(電線管と造営材の固定)
曲げ半径:管の内径の6倍以上(屈曲部での電線への損傷防止)
【高圧屋内配線の施設方法(電技解釈第164条)】
高圧屋内配線に使用できる工事方法:
① ケーブル工事(高圧用ケーブルを使用)
② がいし引き工事(取扱者以外立入不可の場所で展開した場所)
× 電線管工事(金属管・合成樹脂管)は高圧には使用不可
誤答イ「金属管に高圧絶縁電線を収めて高圧屋内配線」は電技解釈第164条違反。
【バスダクト工事の施工規定(電技解釈第163条)】
バスダクト(幹線系・大電流対応の裸導体をダクトに収めた配線)の施工:
接地工事:
使用電圧300V以下:D種接地(100Ω以下)→ 正答エ(適切)
使用電圧300V超低圧:C種接地(10Ω以下)
使用電圧高圧:A種接地(10Ω以下)
終端部の処理:
ダクト終端部(末端の開口部)は塵埃・水分侵入防止のため閉そく材でふさぐ(閉じる)。
ただし換気型バスダクトの終端部は換気のため開放部が残る。
→ ウ「換気型を除く終端部を閉そく」は原則正しい記述。
【第二種電気工事士との差異】
第二種でも金属管工事(IV線のみ可・OW線不可)とバスダクト接地(D種・C種)の基礎は出題される。第一種では高圧配線の工事方法制限(金属管使用不可)・バスダクト工事の詳細施工規定(支持点間隔・接地工事・終端処理)が加わる。特に「高圧配線にケーブル工事またはがいし引きのみ可」は第一種固有の重要知識。
【電験三種への接続】
電験三種「法規」では電技解釈の工事方法(第143条〜第168条)が精密に問われる。高圧屋内配線の施設(第164条)、バスダクト工事の施設(第163条)の条文を正確に理解することが必要。「電力」では幹線設計(バスダクト幹線の許容電流・短絡耐量・熱的限界電流)が出題される。第一種電気工事士の「300V以下にD種接地」が電験三種では「接地工事設計の全体系(A〜D種の選定と接地抵抗計算)」として体系化される。
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和7年度 第一種電気工事士 学科試験 問28(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。