第一種電工 電気工事の施工方法 問9:電気工事の施工方法
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14)
600 V 以下で使用される電線又はケーブルの 記号に関する記述として,誤っているものは。
- アIV とは,主に屋内配線に使用する塩化ビニル樹脂を主体としたコンパウ
- イDV とは,主に架空引込線に使用する塩化ビニル樹脂を主体としたコンパウ
- ウVVF とは,移動用電気機器の電源回路などに使用する塩化ビニル樹脂を正答
- エCV とは,架橋ポリエチレンで絶縁し,塩化ビニル樹脂を主体としたコン
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電線・ケーブルの記号(IV・DV・VVF・CV)の説明で「誤っているもの」を選ぶ問題。正答はウ「VVFは移動用電気機器の電源回路などに使用する」が誤り。VVF(ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)は屋内固定配線用であり、移動用には使わない。移動用電気機器にはVCT(ビニルキャブタイヤケーブル)やCT(クロロプレンキャブタイヤケーブル)を使用する。ア(IV:主に屋内配線・塩化ビニル絶縁)・イ(DV:架空引込線・塩化ビニル絶縁)・エ(CV:架橋ポリエチレン絶縁・塩化ビニルシース)はいずれも正しい説明。正答はウ(VVFの用途説明が誤り)。
電線・ケーブルの記号と用途の正誤判定問題。正答はウ(VVFを「移動用電気機器の電源回路」とした説明が誤り)。
【主要電線・ケーブルの記号と用途】
ア(正しい):IV(Indoor Vinyl insulated wire)
= 600V以下・屋内配線専用の塩化ビニル絶縁電線
→ 屋内の固定配線(電線管内・ケーブルラック)で広く使用。絶縁のみ・シースなし。
イ(正しい):DV(Drop wire Vinyl)
= 600V以下・架空引込線用の塩化ビニル絶縁電線(より線)
→ 電柱から需要家への引込線として使用(架空)。防水性あり。
ウ(誤り・正答):VVF(Vinyl insulated Vinyl sheathed Flat wire)
= 600V以下・屋内固定配線用・平形
→ 住宅の屋内配線の代表的なケーブル(壁内埋込・露出配線)。
「移動用電気機器の電源回路」という説明が誤り。移動用には可とう性のあるキャブタイヤケーブル(VCT等)を使用する。
エ(正しい):CV(Cross-linked polyethylene insulated Vinyl sheathed cable)
= 架橋ポリエチレン(XLPE)絶縁・塩化ビニルシース
→ 高い耐熱性(90℃連続使用可)・大容量・高圧を含む幹線・地中電線路に使用。
正答はウ(VVFの用途説明が誤り)。
電線・ケーブルの記号と用途の知識は第一種電気工事士の施工で日常的に必要な基礎知識。正答はウ(VVFは屋内固定配線用であり、「移動用電気機器」への適用という説明が誤り)。
【電線・ケーブルの記号体系(JIS C 3306・3327等準拠)】
記号体系の基本:
- 最初の文字:絶縁材料(V=ビニル・XLP/E=架橋ポリエチレン等)
- 次の文字:用途または構造(F=平形・R=丸形・T=より線等)
- 数字:電圧定格(600V・1000V等)
【主要電線・ケーブル一覧(試験出題頻度高)】
記号 | 名称 | 主な用途 | 特徴
IV | 600V ビニル絶縁電線 | 屋内固定配線・電線管内 | 絶縁のみ・シースなし
DV | 引込用ビニル絶縁電線 | 架空引込線 | 防水・可とう性
VVF | ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形 | 屋内固定配線(住宅) | 平形・取り扱いやすい
VVR | ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形 | 屋内固定配線 | 丸形・プルボックス
CV | 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル | 幹線・地中電線路 | 高耐熱・大容量
CVT | CV3心より | 高圧幹線・地中 | 許容電流が大きい
VCT | ビニルキャブタイヤケーブル | 移動用電気機器 | 可とう性・耐摩耗
CT | クロロプレンキャブタイヤケーブル | 移動用・重電工具 | 耐熱・耐油
EEF | 環境配慮型(HFFR:ハロゲンフリー難燃) | 特殊屋内配線 | 延焼抑制・低煙
【VVFとVCT・CTの違い(誤答ウの根拠)】
VVF(平形):可とう性が低い・シースが固い・繰り返し屈曲に弱い → 固定配線専用
VCT(キャブタイヤケーブル):可とう性が高い・シースが柔軟・繰り返し屈曲に強い → 移動用OK
CT(クロロプレン):VCT以上の可とう性・耐熱・耐油 → 溶接機・重電機械用
「移動用電気機器の電源回路」にVVFを使うと:屈曲によるシース破損・芯線断線・絶縁劣化が生じる。
【第二種電気工事士との差異】
第二種でもIV・VVF・CVの区別は出題されるが、高圧用のCV・CVT・特殊ケーブルの詳細は第一種から出題される。第一種では高圧引込ケーブル(KCV・CVD等)・高圧機器接続ケーブルの選定が実務で重要。CV(架橋ポリエチレン)の最大連続使用温度90℃(PVC:70℃)は第一種の計算問題(許容電流選定)に直結する。
【電験三種への接続】
電験三種「電力」ではケーブルの種類と特性(許容電流・絶縁耐力・損失)が出題される。CV(XLPE)ケーブルの許容電流は同断面積のVVF(PVC)より大きく、これは最大連続使用温度の差(90℃ vs 70℃)に由来する。電験三種「法規」では電技解釈の電線の種類と施設場所の対応(第143条〜第160条)が問われる。第一種電気工事士の「VVFの用途理解」が電験三種では「ケーブルの熱的設計(許容電流・短絡耐量)」として発展する。
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和6年度 第一種電気工事士 学科試験 問24(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。