管理業務主任者(管業)試験の難易度を、合格率で示します。令和7年度は受験者14,435人のうち2,832人が合格し、合格率は19.6%でした。マンション管理業協会の結果報告から、平成13〜令和7年度の全25回の受験者数・合格者数・合格率・受験率を表とグラフにし、合格率の帯ごとの回数を数えました。
目次
結論:管理業務主任者(管業)試験の合格率は、令和7年度が19.6%で、受けた人のおよそ5人に1人が合格しました。平成15年度から令和7年度までの23回は、どの回も18.9〜23.9%の間です。合格に要った正解の数は、令和7年度が50問中36問(一部免除者は45問中31問)でした。
管理業務主任者の難易度は、合格率19.6%(約5人に1人)
令和7年度の合格率は19.6%で、受験者14,435人のうち2,832人が合格しました(協会)。
試験を行う一般社団法人 マンション管理業協会(以下「協会」)が、令和8年1月16日付の結果報告で出した数字です。試験は令和7年12月7日に行われました。
| 項目 | 令和7年度 |
|---|---|
| 申込者 | 17,410人 |
| 受験者 | 14,435人 |
| 受験率(申し込んだ人のうち受けた人) | 82.9% |
| 合格者 | 2,832人 |
| 合格率(受けた人のうち合格した人) | 19.6% |
| 合格基準点 | 50問中36問正解(一部免除者は45問中31問正解) |
出典:マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」
管業 令和7年度の合格率:19.6%(申込者17,410人・受験者14,435人・受験率82.9%・合格者2,832人)。最終確認日:2026-10-30。出典:マンション管理業協会 令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告。
40人の教室にたとえると、19.6%は約8人が合格する割合です。合格率の分母は、申し込んだ人ではなく実際に受けた人です。申し込んだ人の17.1%は、試験を受けていません。
合格率は受けた人全体の数字で、一人ひとりの受かりやすさを表すものではありません。
参考:マンション管理業協会『令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告』PDF
管業の合格率の推移:平成13年度から令和7年度までの全25回
平成15年度以降の23回は、合格率がすべて18.9〜23.9%の間に入っています。
協会の令和7年度の結果報告の最後のページに、「管理業務主任者試験の推移」の表があります。そこから全25回を新しい順に並べました。令和元〜6年度の結果報告にある推移の表とも、数字が同じことを確かめています。
| 年度 | 受験者 | 合格者 | 合格率 | 受験率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 14,435人 | 2,832人 | 19.6% | 82.9% |
| 令和6年度 | 14,850人 | 3,159人 | 21.3% | 83.5% |
| 令和5年度 | 14,652人 | 3,208人 | 21.9% | 82.1% |
| 令和4年度 | 16,217人 | 3,065人 | 18.9% | 82.8% |
| 令和3年度 | 16,538人 | 3,203人 | 19.4% | 84.4% |
| 令和2年度 | 15,667人 | 3,739人 | 23.9% | 82.5% |
| 令和元年度 | 15,591人 | 3,617人 | 23.2% | 84.4% |
| 平成30年度 | 16,249人 | 3,531人 | 21.7% | 84.7% |
| 平成29年度 | 16,950人 | 3,679人 | 21.7% | 84.3% |
| 平成28年度 | 16,952人 | 3,816人 | 22.5% | 83.7% |
| 平成27年度 | 17,021人 | 4,053人 | 23.8% | 83.8% |
| 平成26年度 | 17,444人 | 3,671人 | 21.0% | 83.5% |
| 平成25年度 | 18,852人 | 4,241人 | 22.5% | 85.5% |
| 平成24年度 | 19,460人 | 4,254人 | 21.9% | 85.0% |
| 平成23年度 | 20,625人 | 4,278人 | 20.7% | 84.6% |
| 平成22年度 | 20,620人 | 4,135人 | 20.1% | 85.5% |
| 平成21年度 | 21,113人 | 4,329人 | 20.5% | 84.8% |
| 平成20年度 | 20,215人 | 4,113人 | 20.3% | 84.8% |
| 平成19年度 | 20,194人 | 4,497人 | 22.3% | 84.9% |
| 平成18年度 | 20,830人 | 4,209人 | 20.2% | 84.1% |
| 平成17年度 | 22,576人 | 5,019人 | 22.2% | 83.7% |
| 平成16年度 | 24,104人 | 4,617人 | 19.2% | 84.2% |
| 平成15年度 | 27,017人 | 5,651人 | 20.9% | 85.6% |
| 平成14年度 | 35,287人 | 10,390人 | 29.4% | 88.3% |
| 平成13年度 | 57,719人 | 33,742人 | 58.5% | 89.2% |
出典:協会の令和7年度 結果報告(管理業務主任者試験の推移)。合格率は合格者÷受験者、受験率は受験者÷申込者で、どちらも協会の表の値です。

出典:マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」(管理業務主任者試験の推移)
管業 平成13〜令和7年度の合格率:平成13年度から順に58.5・29.4・20.9・19.2・22.2・20.2・22.3・20.3・20.5・20.1・20.7・21.9・22.5・21.0・23.8・22.5・21.7・21.7・23.2・23.9・19.4・18.9・21.9・21.3・19.6%。最終確認日:2026-10-30。出典:マンション管理業協会 令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告(管理業務主任者試験の推移)。
平成15年度以降の23回を、合格率の帯ごとに数えると次のとおりです。
| 合格率の帯 | 回数 | 年度 |
|---|---|---|
| 18%台 | 1回 | 令和4年度 |
| 19%台 | 3回 | 平成16年度、令和3・7年度 |
| 20%台 | 6回 | 平成15・18・20・21・22・23年度 |
| 21%台 | 6回 | 平成24・26・29・30年度、令和5・6年度 |
| 22%台 | 4回 | 平成17・19・25・28年度 |
| 23%台 | 3回 | 平成27年度、令和元・2年度 |
検算:回数を足すと1+3+6+6+4+3=23回で、平成15〜令和7年度の回数と一致します。
23回のうち12回は、20%台か21%台でした。23回の受験者と合格者をそれぞれ足して割ると、428,172人のうち90,916人で21.2%です。令和7年度の19.6%は、23回の中で低いほうから4番目でした。
管業の受験者数は第1回の約4分の1、合格率は約2割のまま
受験者は、平成13年度の57,719人から令和7年度の14,435人へ、約4分の1になりました。
合格者も、33,742人から2,832人に減っています。第1回と第2回は受験者も合格率も大きく、平成15年度から数字が落ち着きました。平成15年度の27,017人と比べても、令和7年度の受験者は約53%です。

出典:マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」(管理業務主任者試験の推移)
受験者が減っても、平成15年度以降の合格率は18.9〜23.9%の幅から出ていません。受ける人が減った分、合格する人もほぼ同じ割合で減ってきた形です。
- 受験率(申し込んだ人のうち受けた人)は、平成15年度以降の23回で82.1〜85.6%でした
- 平成13年度は89.2%、平成14年度は88.3%で、どちらもそれより高い値です
- 結果報告には、第1回と第2回の合格率が高い理由の説明はありません
合格率が上がった年や下がった年に、問題が易しかったのか難しかったのかも、協会の資料からは分かりません。今の難易度を見るときは、平成15年度以降の数字を使うのが合っています。
管業に偏差値は無い:難易度は合格率と合格基準点で測る
「管理業務主任者の偏差値」という公式の数字はありません。
偏差値は、受けた人全員の点数の平均とばらつきから出す数字です。クラス全員のテストの点がそろって初めて出せる「クラスの中での位置」のようなものです。
協会の結果報告に載っているのは、人数と率、合格基準点、合格者の男女と年齢、試験地ごとの人数、正解の表、これまでの推移です。受けた人全体の平均点や点数の分布は載っていません。同じ報告には「合否、得点、正解の根拠及び試験問題の内容等に関する問い合わせには一切応じません。」とも書かれています。
合格基準点は、令和7年度が50問中36問正解(50問の72%)で、平成13年度からの全25回では32〜38問でした。全25回の基準点の表と自己採点のしかたは、管理業務主任者の合格点・合格ラインの推移にまとめています。
管業の試験の範囲は広い:50問を120分、出題は施行規則第64条の5項目
管業の試験は50問で、出題の範囲は施行規則第64条の5項目にまたがります(協会の試験Q&A)。
| 試験の決まり(協会の公表) | 受ける人にとっての意味 |
|---|---|
| 50問・四肢択一・マークシート方式 | 4つの選択肢から1つを選ぶ |
| 13時から15時までの120分 | 1問あたり平均2.4分で解く |
| 出題範囲は施行規則第64条の範囲 | 契約・会計・建物・法律にまたがる |
| 法令は令和8年4月1日現在で施行されているもの | 基準日の時点の法令で答える |
| 受験の制限は特にない | 年齢や学歴に関係なく受けられる(合格後の登録には、実務経験2年以上などの要件がある) |
出典:マンション管理業協会「令和8年度 試験Q&A」「令和8年度 管理業務主任者試験 実施要領」
マンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則第64条は、試験の内容を「おおむね次のとおり」として5つ挙げています。
1. 管理事務と管理者事務の委託契約
2. 管理組合の会計(収入・支出の調定と出納)
3. 建物と附属設備の維持・修繕の企画や実施の調整
4. マンションの管理の適正化の推進に関する法律(適正化法)
5. そのほかの管理事務の実施
マンション管理士試験の合格者は、申し込むときに申請すると、適正化法の5問が免除されます。その場合は45問で、試験時間は13時10分から15時までです(協会の試験Q&A)。マンション管理士との難しさの比べ方はマンション管理士と管理業務主任者の違い、両方を受ける順番はダブル受験の記事にあります。
参考:e-Gov 法令検索『マンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則』(第64条)ページ
分野別の問題で、自分にとっての管業の難易度を確かめる
自分にとっての難しさは、全体の合格率より、分野ごとの正答で分かります。
合格ナビの問題データ(管業の論点別問題・5分野360問・集計日 2026-10-30)は次のとおりです。過去の出題論点をもとに合格ナビが作った問題で、本試験の出題数ではありません。
| 分野 | 問題数 |
|---|---|
| 民法・区分所有法 | 108問 |
| 管理組合会計・財務 | 72問 |
| 建築・設備 | 72問 |
| 管理委託契約・実務 | 54問 |
| 適正化法・他法令 | 54問 |
まず各分野から1〜2問を解いて、点を落とした分野から始めると、勉強の順番が決まります。
- 法人でない管理組合の性質と運営(区分所有法)
- 管理会社に管理業務を委任したときの法律関係(民法)
- 修繕工事の代金を普通預金から払ったときの仕訳
- マンションの給水方式
- 新しく結ぶときと更新するときの重要事項説明
- 専任の管理業務主任者が足りなくなったときの対応
各問には、初級・標準・上級の3段階の解説があります。
管業の合格率は約2割:令和8年度の数字は1月15日の発表で確かめよう
管業の合格率は令和7年度が19.6%で、平成15年度からの23回はすべて18.9〜23.9%でした。令和8年度(12月6日実施)の合格率と合格基準点は、令和9年1月15日に協会が出します。それまでは、点を落としやすい分野の問題から解き直しましょう。
管業 令和8年度の試験と発表:試験期日は令和8年12月6日(日)13時から15時まで。合格発表と合格基準点の掲載は令和9年1月15日(金)。最終確認日:2026-10-30。出典:マンション管理業協会 令和8年度 管理業務主任者試験 実施要領。
参照した一次ソース
- マンション管理業協会 令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告(PDF):試験結果概要・試験地別の内訳・管理業務主任者試験の推移
- 令和6年度・令和5年度・令和4年度・令和3年度・令和2年度・令和元年度の結果報告(PDF):推移の表の照らし合わせ
- マンション管理業協会 令和8年度 管理業務主任者試験 実施要領(PDF):試験期日・出題の根拠となる法令等・合格発表・合格基準点
- マンション管理業協会 令和8年度 試験Q&A:受験資格・出題範囲・解答方法・試験の一部免除
- e-Gov 法令検索 マンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則:第64条(試験の内容)
よくある質問
Q管業の合格者の男女の数と年齢は、公表されていますか?
公表されています。令和7年度の合格者2,832人は男性2,140人・女性692人で、合格率は男性19.7%・女性19.4%でした。合格者の平均年齢は44.4歳(男性46.5歳・女性37.9歳)、最高年齢は84歳、最低年齢は18歳です(年齢は試験の日の令和7年12月7日現在。マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」)。
Q管業の合格率は、試験地によって違いますか?
令和7年度の試験地別の合格率は、広島県21.1%・愛知県20.7%・北海道20.4%・東京都20.0%・宮城県19.8%・福岡県19.8%・大阪府18.0%・沖縄県11.4%でした。受験者が最も多いのは東京都の8,011人で、全体の14,435人の半分を超えます。沖縄県の受験者は149人です(マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」の試験地別の内訳)。
法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月30日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。
