管業

管理業務主任者の難易度は?合格率19.6%・約5人に1人平成13年度からの全25回の合格率と受験者数

更新 ・書いた人 合格ナビ 編集長(運営者)

この記事でわかること

管理業務主任者(管業)試験の難易度を、合格率で示します。令和7年度は受験者14,435人のうち2,832人が合格し、合格率は19.6%でした。マンション管理業協会の結果報告から、平成13〜令和7年度の全25回の受験者数・合格者数・合格率・受験率を表とグラフにし、合格率の帯ごとの回数を数えました。

目次
  1. 管理業務主任者の難易度は、合格率19.6%(約5人に1人)
  2. 管業の合格率の推移:平成13年度から令和7年度までの全25回
  3. 管業の受験者数は第1回の約4分の1、合格率は約2割のまま
  4. 管業に偏差値は無い:難易度は合格率と合格基準点で測る
  5. 管業の試験の範囲は広い:50問を120分、出題は施行規則第64条の5項目
  6. 分野別の問題で、自分にとっての管業の難易度を確かめる
  7. 管業の合格率は約2割:令和8年度の数字は1月15日の発表で確かめよう
結論:管理業務主任者(管業)試験の合格率は、令和7年度が19.6%で、受けた人のおよそ5人に1人が合格しました。平成15年度から令和7年度までの23回は、どの回も18.9〜23.9%の間です。合格に要った正解の数は、令和7年度が50問中36問(一部免除者は45問中31問)でした。

管理業務主任者の難易度は、合格率19.6%(約5人に1人)

令和7年度の合格率は19.6%で、受験者14,435人のうち2,832人が合格しました(協会)。

試験を行う一般社団法人 マンション管理業協会(以下「協会」)が、令和8年1月16日付の結果報告で出した数字です。試験は令和7年12月7日に行われました。

項目令和7年度
申込者17,410人
受験者14,435人
受験率(申し込んだ人のうち受けた人)82.9%
合格者2,832人
合格率(受けた人のうち合格した人)19.6%
合格基準点50問中36問正解(一部免除者は45問中31問正解)

出典:マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」

管業 令和7年度の合格率:19.6%(申込者17,410人・受験者14,435人・受験率82.9%・合格者2,832人)。最終確認日:2026-10-30。出典:マンション管理業協会 令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告。

40人の教室にたとえると、19.6%は約8人が合格する割合です。合格率の分母は、申し込んだ人ではなく実際に受けた人です。申し込んだ人の17.1%は、試験を受けていません。

合格率は受けた人全体の数字で、一人ひとりの受かりやすさを表すものではありません。

参考:マンション管理業協会『令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告』PDF

管業の合格率の推移:平成13年度から令和7年度までの全25回

平成15年度以降の23回は、合格率がすべて18.9〜23.9%の間に入っています。

協会の令和7年度の結果報告の最後のページに、「管理業務主任者試験の推移」の表があります。そこから全25回を新しい順に並べました。令和元〜6年度の結果報告にある推移の表とも、数字が同じことを確かめています。

年度受験者合格者合格率受験率
令和7年度14,435人2,832人19.6%82.9%
令和6年度14,850人3,159人21.3%83.5%
令和5年度14,652人3,208人21.9%82.1%
令和4年度16,217人3,065人18.9%82.8%
令和3年度16,538人3,203人19.4%84.4%
令和2年度15,667人3,739人23.9%82.5%
令和元年度15,591人3,617人23.2%84.4%
平成30年度16,249人3,531人21.7%84.7%
平成29年度16,950人3,679人21.7%84.3%
平成28年度16,952人3,816人22.5%83.7%
平成27年度17,021人4,053人23.8%83.8%
平成26年度17,444人3,671人21.0%83.5%
平成25年度18,852人4,241人22.5%85.5%
平成24年度19,460人4,254人21.9%85.0%
平成23年度20,625人4,278人20.7%84.6%
平成22年度20,620人4,135人20.1%85.5%
平成21年度21,113人4,329人20.5%84.8%
平成20年度20,215人4,113人20.3%84.8%
平成19年度20,194人4,497人22.3%84.9%
平成18年度20,830人4,209人20.2%84.1%
平成17年度22,576人5,019人22.2%83.7%
平成16年度24,104人4,617人19.2%84.2%
平成15年度27,017人5,651人20.9%85.6%
平成14年度35,287人10,390人29.4%88.3%
平成13年度57,719人33,742人58.5%89.2%

出典:協会の令和7年度 結果報告(管理業務主任者試験の推移)。合格率は合格者÷受験者、受験率は受験者÷申込者で、どちらも協会の表の値です。

管業の合格率の推移(平成13〜令和7年度の全25回)
管業の合格率は平成13年度58.5%、平成14年度29.4%のあと、平成15年度から令和7年度までの23回は18.9〜23.9%の間で推移し、令和7年度は19.6%

出典:マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」(管理業務主任者試験の推移)

管業 平成13〜令和7年度の合格率:平成13年度から順に58.5・29.4・20.9・19.2・22.2・20.2・22.3・20.3・20.5・20.1・20.7・21.9・22.5・21.0・23.8・22.5・21.7・21.7・23.2・23.9・19.4・18.9・21.9・21.3・19.6%。最終確認日:2026-10-30。出典:マンション管理業協会 令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告(管理業務主任者試験の推移)。

平成15年度以降の23回を、合格率の帯ごとに数えると次のとおりです。

合格率の帯回数年度
18%台1回令和4年度
19%台3回平成16年度、令和3・7年度
20%台6回平成15・18・20・21・22・23年度
21%台6回平成24・26・29・30年度、令和5・6年度
22%台4回平成17・19・25・28年度
23%台3回平成27年度、令和元・2年度
検算:回数を足すと1+3+6+6+4+3=23回で、平成15〜令和7年度の回数と一致します。

23回のうち12回は、20%台か21%台でした。23回の受験者と合格者をそれぞれ足して割ると、428,172人のうち90,916人で21.2%です。令和7年度の19.6%は、23回の中で低いほうから4番目でした。

管業の受験者数は第1回の約4分の1、合格率は約2割のまま

受験者は、平成13年度の57,719人から令和7年度の14,435人へ、約4分の1になりました。

合格者も、33,742人から2,832人に減っています。第1回と第2回は受験者も合格率も大きく、平成15年度から数字が落ち着きました。平成15年度の27,017人と比べても、令和7年度の受験者は約53%です。

管業の受験者数の推移(平成13〜令和7年度の全25回)
管業の受験者数は平成13年度の57,719人から平成15年度に27,017人へ減り、その後はゆるやかに減って令和7年度は14,435人

出典:マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」(管理業務主任者試験の推移)

受験者が減っても、平成15年度以降の合格率は18.9〜23.9%の幅から出ていません。受ける人が減った分、合格する人もほぼ同じ割合で減ってきた形です。

  • 受験率(申し込んだ人のうち受けた人)は、平成15年度以降の23回で82.1〜85.6%でした
  • 平成13年度は89.2%、平成14年度は88.3%で、どちらもそれより高い値です
  • 結果報告には、第1回と第2回の合格率が高い理由の説明はありません

合格率が上がった年や下がった年に、問題が易しかったのか難しかったのかも、協会の資料からは分かりません。今の難易度を見るときは、平成15年度以降の数字を使うのが合っています。

管業に偏差値は無い:難易度は合格率と合格基準点で測る

「管理業務主任者の偏差値」という公式の数字はありません。

偏差値は、受けた人全員の点数の平均とばらつきから出す数字です。クラス全員のテストの点がそろって初めて出せる「クラスの中での位置」のようなものです。

協会の結果報告に載っているのは、人数と率、合格基準点、合格者の男女と年齢、試験地ごとの人数、正解の表、これまでの推移です。受けた人全体の平均点や点数の分布は載っていません。同じ報告には「合否、得点、正解の根拠及び試験問題の内容等に関する問い合わせには一切応じません。」とも書かれています。

合格基準点は、令和7年度が50問中36問正解(50問の72%)で、平成13年度からの全25回では32〜38問でした。全25回の基準点の表と自己採点のしかたは、管理業務主任者の合格点・合格ラインの推移にまとめています。

管業の試験の範囲は広い:50問を120分、出題は施行規則第64条の5項目

管業の試験は50問で、出題の範囲は施行規則第64条の5項目にまたがります(協会の試験Q&A)。

試験の決まり(協会の公表)受ける人にとっての意味
50問・四肢択一・マークシート方式4つの選択肢から1つを選ぶ
13時から15時までの120分1問あたり平均2.4分で解く
出題範囲は施行規則第64条の範囲契約・会計・建物・法律にまたがる
法令は令和8年4月1日現在で施行されているもの基準日の時点の法令で答える
受験の制限は特にない年齢や学歴に関係なく受けられる(合格後の登録には、実務経験2年以上などの要件がある)

出典:マンション管理業協会「令和8年度 試験Q&A」「令和8年度 管理業務主任者試験 実施要領」

マンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則第64条は、試験の内容を「おおむね次のとおり」として5つ挙げています。

1. 管理事務と管理者事務の委託契約

2. 管理組合の会計(収入・支出の調定と出納)

3. 建物と附属設備の維持・修繕の企画や実施の調整

4. マンションの管理の適正化の推進に関する法律(適正化法)

5. そのほかの管理事務の実施

マンション管理士試験の合格者は、申し込むときに申請すると、適正化法の5問が免除されます。その場合は45問で、試験時間は13時10分から15時までです(協会の試験Q&A)。マンション管理士との難しさの比べ方はマンション管理士と管理業務主任者の違い、両方を受ける順番はダブル受験の記事にあります。

参考:e-Gov 法令検索『マンションの管理の適正化の推進に関する法律施行規則』(第64条)ページ

分野別の問題で、自分にとっての管業の難易度を確かめる

自分にとっての難しさは、全体の合格率より、分野ごとの正答で分かります。

合格ナビの問題データ(管業の論点別問題・5分野360問・集計日 2026-10-30)は次のとおりです。過去の出題論点をもとに合格ナビが作った問題で、本試験の出題数ではありません。

分野問題数
民法・区分所有法108問
管理組合会計・財務72問
建築・設備72問
管理委託契約・実務54問
適正化法・他法令54問

まず各分野から1〜2問を解いて、点を落とした分野から始めると、勉強の順番が決まります。

各問には、初級・標準・上級の3段階の解説があります。

管業の合格率は約2割:令和8年度の数字は1月15日の発表で確かめよう

管業の合格率は令和7年度が19.6%で、平成15年度からの23回はすべて18.9〜23.9%でした。令和8年度(12月6日実施)の合格率と合格基準点は、令和9年1月15日に協会が出します。それまでは、点を落としやすい分野の問題から解き直しましょう。

管業 令和8年度の試験と発表:試験期日は令和8年12月6日(日)13時から15時まで。合格発表と合格基準点の掲載は令和9年1月15日(金)。最終確認日:2026-10-30。出典:マンション管理業協会 令和8年度 管理業務主任者試験 実施要領。

参照した一次ソース

よくある質問

Q管業の合格者の男女の数と年齢は、公表されていますか?

公表されています。令和7年度の合格者2,832人は男性2,140人・女性692人で、合格率は男性19.7%・女性19.4%でした。合格者の平均年齢は44.4歳(男性46.5歳・女性37.9歳)、最高年齢は84歳、最低年齢は18歳です(年齢は試験の日の令和7年12月7日現在。マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」)。

Q管業の合格率は、試験地によって違いますか?

令和7年度の試験地別の合格率は、広島県21.1%・愛知県20.7%・北海道20.4%・東京都20.0%・宮城県19.8%・福岡県19.8%・大阪府18.0%・沖縄県11.4%でした。受験者が最も多いのは東京都の8,011人で、全体の14,435人の半分を超えます。沖縄県の受験者は149人です(マンション管理業協会「令和7年度 管理業務主任者試験 結果報告」の試験地別の内訳)。

この資格の問題を解く管業 科目別問題集
解いてみる

法令や試験の数字は、改正や年度で変わります。この記事の最終確認日は2026年10月30日です。申込みや合格基準は、必ず試験団体の公式情報で確かめてください。

合格ナビ 編集長・運営者

管業の出題範囲・法令・公式の統計を参照して書いています。プロフィール・編集方針