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法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

社労士 労働一般常識 問2|育児・介護休業法2025年改正の所定外労働の制限の拡大・3歳から小学校就学前の子に関する柔軟な働き方を実現するための措置・介護の個別周知

問題

社労士 | 労働一般常識 | 令和9年度(2027年度)試験対応・数値確認日 2026-10-01

育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(育児・介護休業法)に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。なお、令和8年度試験の法令基準日(2026年4月10日)時点の制度(2025年4月1日及び10月1日に施行された改正後の制度)を前提とすること。

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答え合わせ

正解は ウ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

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解説

正答はウ(正しい記述)です。

2025年10月1日施行の改正で新設された育児・介護休業法第23条の3第1項は、3歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者について、事業主が「始業時刻変更等の措置」「在宅勤務等の措置」「育児のための所定労働時間の短縮措置」「養育のための休暇の措置」「その他省令で定める措置」のうち2以上を講じなければならないと定めています。

アは誤りで、所定外労働の制限の対象は2025年4月から小学校就学の始期に達するまでの子に広がっています。イは誤りで、介護に直面した旨の申出を受けたときの周知・意向確認は義務です(第21条第4項)。エは誤りで、措置を講じようとするときは過半数労働組合等の意見を聴かなければなりません(第23条の3第4項)。オは誤りで、3歳未満の子についての在宅勤務等の措置は努力義務です(第24条第2項)。

2025年改正で変わった事業主の義務(条文どおりの整理):

条文対象となる労働者事業主の義務の性質
第16条の8第1項(所定外労働の制限)小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者(2025年4月に3歳未満から拡大)請求があれば所定労働時間を超えて労働させてはならない(事業の正常な運営を妨げる場合を除く)
第21条第4項(介護の申出時)対象家族の介護が必要になった旨を申し出た労働者制度の周知と意向確認の面談等を講じなければならない(義務)
第23条の3第1項(2025年10月新設)3歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者5種類の措置のうち2以上を講じなければならない(義務)
第23条の3第4項同上措置を講じようとするときは過半数労働組合等の意見を聴かなければならない
第24条第2項3歳未満の子を養育し育児休業をしていない労働者在宅勤務等の措置に準じた措置を講ずるように努めなければならない(努力義務)

各選択肢の正誤:

  • ア(誤): 16条の8第1項の対象は「小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者」。改正前(2025年3月まで)の「3歳に満たない子」のままの記述。
  • イ(誤): 21条4項は「講じなければならない」と定める義務規定。
  • ウ(正): 23条の3第1項どおり。
  • エ(誤): 23条の3第4項により、あらかじめ過半数労働組合(ない場合は過半数代表者)の意見を聴かなければならない。
  • オ(誤): 24条2項は「講ずるように努めなければならない」。在宅勤務等が義務的な選択肢になるのは、短時間勤務を労使協定で除外した業務の労働者について事業主が代替措置の一つとして選ぶ場合(23条2項)に限られ、全員への義務ではない。

【2025年改正は2段階で施行された】

令和8年度試験の基準日時点の育児・介護休業法は、2025年4月1日と10月1日の2段階で施行された改正を反映しています。e-Gov の時点別条文で確かめると、次のとおりです。

  • 2025年4月1日施行: 所定外労働の制限(16条の8)の対象が「3歳に満たない子」から「小学校就学の始期に達するまでの子」に拡大。介護に直面した旨の申出があった場合の個別の周知・意向確認と、40歳に達した日の属する年度等における介護両立支援制度等の情報提供が事業主の義務になり(現在の21条4項・5項)、3歳未満の子を養育する労働者について在宅勤務等の措置を講ずる努力義務(24条2項)が加わりました。
  • 2025年10月1日施行: 3歳から小学校就学前の子を養育する労働者に関する措置(23条の3)が新設され、妊娠・出産等の申出時と子が3歳になる前の時期に、仕事と育児の両立に関する労働者の意向を聴き、その意向に配慮する義務(21条2項・3項、23条の3第5項・第6項)が加わりました。

【23条の3の仕組み】

事業主は、①始業時刻変更等の措置、②在宅勤務等の措置、③育児のための所定労働時間の短縮措置、④養育を容易にするための休暇(子の看護等休暇・介護休暇・年次有給休暇を除く)を与える措置、⑤その他厚生労働省令で定める措置のうち2以上を選んで講じ、労働者はそのいずれかを申し出て利用します。措置を選ぶときは過半数労働組合等の意見を聴く必要があり(4項)、勤続1年未満の者などは労使協定で対象から除くことができます(3項)。3歳未満の子を養育する労働者には、どの措置を選ぶか判断するのに適切な期間内に、措置の内容を知らせて意向を確認する義務があり(5項)、措置の申出・利用や意向の内容を理由とする解雇その他不利益な取扱いは禁止されています(7項)。これらの規定に違反し、勧告に従わない事業主は公表の対象になります(56条の2)。

【雇用保険の給付との区別】

同じ時期に雇用保険法で新設された出生後休業支援給付金・育児時短就業給付金は、雇用保険法の科目で扱う論点です。労一では、事業主が講じなければならない措置(育児・介護休業法)の側を、義務か努力義務か、対象となる子の年齢は何歳までか、という条文の文言で押さえることが得点に直結します。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 育児・介護休業法第16条の8第1項(所定外労働の制限・小学校就学の始期に達するまでの子)・第21条第4項(介護に直面した旨の申出があった場合の個別の周知・意向確認)・第23条第2項(短時間勤務の代替措置)・第23条の3第1項(3歳から小学校就学の始期に達するまでの子を養育する労働者に関する措置・2以上)・第4項(過半数労働組合等からの意見聴取)・第24条第2項(3歳未満の子を養育する労働者に関する在宅勤務等の措置・努力義務) 一次ソース: e-Gov 法令API v2 `law_data/403AC0000000076`(育児・介護休業法)を2026-04-01時点(asof 指定)で取得し、16条の8・21条・23条・23条の3・24条の条文全文で正誤を確認した。改正の施行時期は同APIの2025-03-31・2025-04-01・2025-09-30時点の条文と突き合わせて確認した(16条の8の「小学校就学の始期」と24条2項は2025-04-01版から、23条の3は2025-10-01版から現れる)。 各根拠条文は厚生労働省「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和9年度(2027年度)試験に向けて2026年10月1日時点の現行法令の数値を反映(令和9年4月の法改正で変わる箇所は試験前に更新・数値確認日 2026-10-01)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達は改正されることがあるため、最新の内容は厚生労働省・全国社会保険労務士会連合会の公式情報をご確認ください。

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