問題
滋養強壮保健薬に配合される成分(アミノ酸・生薬)に関する次のア〜オの記述のうち、正しいものはどれか。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
- オ
自信の3択
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解説
正答はアです。
システインは髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の一種で、皮膚におけるメラニンの生成を抑え、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きがあるとされます。記述は手引きどおりです。
ほかの選択肢の誤り:
- イ:タウリンは「肝臓機能を改善する働きがあるとされ」る成分。乳酸の分解はアスパラギン酸ナトリウムの働き
- ウ:アスパラギン酸ナトリウムはエネルギーの産生効率を高め、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す。アセトアルデヒドの代謝はシステインの働き
- エ:ヨクイニンの基原はイネ科のハトムギの種皮を除いた種子
- オ:ハンピの基原はニホンマムシ等の皮及び内臓を取り除いたもの
滋養強壮保健薬のアミノ酸成分・生薬のまとめ(手引き ⅩⅢ-2)・3)):
| 成分 | 基原・分類 | 手引きに書かれた働き |
|---|---|---|
| システイン | アミノ酸の一種 | メラニンの生成を抑え、排出を促す。肝臓でアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す |
| アミノエチルスルホン酸(タウリン) | 体のあらゆる部分に存在する物質 | 肝臓機能を改善する働きがあるとされる |
| アスパラギン酸ナトリウム | アミノ酸成分 | エネルギーの産生効率を高め、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す |
| ヨクイニン | イネ科のハトムギの種皮を除いた種子 | 肌荒れやいぼに用いられる |
| ハンピ | ニホンマムシ等の皮及び内臓を取り除いたもの | 強壮、血行促進、強精(性機能の亢進)等 |
各選択肢の解説:
- ア(正): 手引きの記述どおりです。システイン又はシステイン塩酸塩を主薬とする製剤は、しみ・そばかす・日焼けなどの色素沈着症、全身倦怠、二日酔い、にきび、湿疹、蕁麻疹、かぶれ等の症状の緩和に用いられます。
- イ(誤): タウリンは筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、肝臓機能を改善する働きがあるとされます。「肝臓機能を改善する働きはない」が誤りで、乳酸の分解はアスパラギン酸ナトリウムの働きです。
- ウ(誤): アスパラギン酸ナトリウムは、アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられます。アルコール分解酵素を助ける働きはシステインの説明です。
- エ(誤): ヨクイニンはイネ科のハトムギの種皮を除いた種子を基原とします。「ホウセンカ」が誤りです。
- オ(誤): ハンピはニホンマムシ等の皮及び内臓を取り除いたものを基原とします。「コウモリの骨」が誤りです。作用(強壮、血行促進、強精)はインヨウカクと共通です。
【アミノ酸成分等の働き(手引き ⅩⅢ-2)(c)(d))】
1. システイン: メラニンの生成を抑え、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きに加え、肝臓においてアルコールを分解する酵素の働きを助け、アセトアルデヒドの代謝を促す働きがあるとされます。主薬製剤は、しみ・そばかす・日焼けなどの色素沈着症、全身倦怠、二日酔い、にきび、湿疹、蕁麻疹、かぶれ等の症状の緩和に用いられます。
2. アミノエチルスルホン酸(タウリン): 筋肉や脳、心臓、目、神経等、体のあらゆる部分に存在し、細胞の機能が正常に働くために重要な物質です。肝臓機能を改善する働きがあるとされます。
3. アスパラギン酸ナトリウム: アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられます。
4. その他の成分: ヘスペリジン(ビタミンCの吸収を助ける等)、コンドロイチン硫酸(軟骨成分を形成及び修復する働き)、グルクロノラクトン(肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働き)、ガンマ-オリザノール(米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分)。
本問のイ・ウは、タウリン・アスパラギン酸ナトリウム・システインの働きを入れ替えた誤りです。「肝臓」に関わる成分はシステイン(アセトアルデヒドの代謝)・タウリン(肝臓機能の改善)・グルクロノラクトン(肝臓の働きを助ける)、「乳酸」はアスパラギン酸ナトリウム、と整理します。
【生薬成分の基原(手引き ⅩⅢ-3))】
| 生薬 | 基原 | 期待される作用 |
|---|---|---|
| ニンジン | ウコギ科のオタネニンジンの細根を除いた根又はこれを軽く湯通ししたもの | ストレス刺激に対する抵抗力や新陳代謝を高める |
| インヨウカク | メギ科のキバナイカリソウ、イカリソウ等の地上部 | 強壮、血行促進、強精(性機能の亢進)等 |
| ハンピ | ニホンマムシ等の皮及び内臓を取り除いたもの | 強壮、血行促進、強精(性機能の亢進)等 |
| ヨクイニン | イネ科のハトムギの種皮を除いた種子 | 肌荒れやいぼに用いられる |
ヨクイニンは、ビタミンB2主薬製剤やビタミンB6主薬製剤、瀉下薬等の補助成分として配合されている場合もあります。
【根拠】厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)第3章ⅩⅢ-2)「ビタミン、カルシウム、アミノ酸等の働き、主な副作用」・ⅩⅢ-3)「代表的な配合生薬等、主な副作用」
出典と作り方
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(各都道府県が公表する試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和8年4月版)第3章ⅩⅢ-2)「ビタミン、カルシウム、アミノ酸等の働き、主な副作用」・ⅩⅢ-3)「代表的な配合生薬等、主な副作用」 厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(2026版相当)に準拠し、章節を明記しています。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。出題範囲・法令・手引きは改正されることがあるため、最新の内容は各都道府県・厚生労働省の公式情報をご確認ください。

