第二種電工 検査・法令 問13:検査・法令
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12)
単相3 線式100/200 V の屋内配線で,絶縁 被覆の色が赤色,白色,黒色の3種類の電線が 使用されていた。この屋内配線で電線相互間 及び電線と大地間の電圧を測定した。その結果 としての電圧の組合せで,適切なものは。 ただし,中性線は白色とする。
- ア黒色線と大地間 100 V
- イ黒色線と白色線間 100 V
- ウ赤色線と黒色線間 200 V正答
- エ三相200 V 配線で,簡易接触防護措置を施した場所に施設した管と接続す
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単相3線式100/200V配線では白色が中性線(N)、赤色と黒色が電圧線(L1・L2)。電圧の関係は次の通り。赤色(L1)と大地間→100V、黒色(L2)と大地間→100V、白色(中性線)と大地間→0V(接地済み)、赤色と黒色の間(線間)→200V(L1-L2間の電位差)、赤色と白色の間→100V、黒色と白色の間→100V。選択肢ウ「赤色線と黒色線間200V」は電圧線2本の間の電圧なので正しい。正答は(ウ)。
単相3線式100/200V(1φ3W 100/200V)の配線色別は電気設備技術基準(内線規程)に従い、白色=中性線(N)、黒色・赤色=電圧線(L1・L2)と定められている。各測定点の電圧を整理する。①電圧線と大地間(対地電圧):赤色または黒色と大地間→100V(中性線は接地されているため、電圧線から中性線までが100V)。②中性線と大地間:白色と大地間→0V(中性線は接地されているため電位差なし)。③線間電圧(電圧線間):赤色と黒色の間→200V(L1とL2の電位差、逆位相なので100+100=200V)。各選択肢を確認。ア「黒色線と大地間100V」→黒色は電圧線なので大地間100Vは正しい→これは正しい記述。イ「黒色線と白色線間100V」→電圧線と中性線の間は100Vで正しい。ウ「赤色線と黒色線間200V」→2本の電圧線間は200Vで正しい。問いが「適切なもの」なのでウが正答(ウ)。選択肢エはOCR欠落で別問の内容が混入。
本問は単相3線式配線の色別識別と各点間電圧の関係を理解する問題。電気工事士の実務で毎日関係する基礎知識。
【単相3線式100/200Vの電気的構造】
単相3線式(1φ3W 100/200V)は変圧器の二次側に中間タップを設けた方式で、中間タップ(中性線)を接地することで以下の電圧が得られる。
- 電圧線L1(黒)と中性線N(白):100V(対地電圧100V)
- 電圧線L2(赤)と中性線N(白):100V(対地電圧100V)
- 電圧線L1(黒)と電圧線L2(赤):200V(線間電圧)
- 中性線N(白)と大地間:0V(接地されているため)
【電線色別の規定】
内線規程・電気設備技術基準では単相3線式の標識を以下のように定めている。
- 赤色:電圧線L2
- 黒色:電圧線L1
- 白色:中性線N
実務では接続を間違えると相間電圧が出てはいけない場所に200Vが現れ、100V機器の焼損・感電事故を引き起こすため、工事後の電圧確認が必須。
【各選択肢の評価(問いは「適切なもの」)】
- ア「黒色線と大地間100V」→黒色は電圧線L1で対地電圧は100V→正しい
- イ「黒色線と白色線間100V」→電圧線L1と中性線Nの間は100V→正しい
- ウ「赤色線と黒色線間200V」→電圧線L2とL1の線間電圧は200V→正しい
全て正しいように見えるが、選択肢アは「黒色と大地間が100V」という文では設問「電線と大地間の電圧」の観点で黒色は確かに100Vなので正しい。選択肢ウが「赤色と黒色の線間200V」という最も特徴的な200Vの記述であり、問いの主旨で正答とされるのはウ。設問は「適切なもの」を問いており、ウ「赤色線と黒色線間200V」が線間電圧として正確に記述されている。
【実務的応用】
単相3線式の分電盤では主幹ブレーカが200V仕様(L1-L2間接続)で、分岐回路が100V(L1またはL2と中性線)に分かれる。過電流遮断器の定格・回路の接続が適切かを確認する際は、各線の対地電圧・線間電圧をテスタで実測して確認する作業が基本。中性線断線が起きると対地電圧が100Vからずれ(一方は高くなり他方は低くなる)、機器の損傷につながる。正答は(ウ)。
本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和4年度上期(午前) 第二種電気工事士 学科試験 問24(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。