第一種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第一種電工 令和5年度午後 問24|自家用電気工作物の検査方法

問題

第一種電工 | 自家用電気工作物の検査方法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

引込柱の支線工事に使用する材料の組合せとして,正しいものは。

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答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

この問題は、引込柱の支線工事に使う材料の正しい組合せを選ぶ問題です。支線は、柱が電線の引っ張りなどで傾かないよう、斜めに張って支える線です。支線には、より線(細い線をよりあわせたもの)を使い、電線に触れるおそれがある場合は途中にがいしを入れ、地中側は根かせ(アンカ)で固定します。図でも、柱の上部から地面へ斜めに支線が張られ、地中側で固定されています。これらが全部そろうのは、アの「亜鉛めっき鋼より線,玉がいし,アンカ」だけです。イは三つともこれにあたらず、ウはアンカがなく、エはより線と玉がいしがありません。正答はアです。

【この問題の見方】設問は「正しいもの」を問うています。図は、電力量計などが付いた引込柱から、途中に玉がいしのような丸い部分をはさんで、斜めに支線が地面へ張られている様子を示しています。支線工事に使う材料の組合せを選びます。

【支線の決まり】電技解釈第61条には、次のように定められています。

・支線により線を使う場合は、素線を3条以上より合わせたもの

・地中の部分と地際部分には、耐食性のあるもの又は亜鉛めっきを施した鉄棒を使い、容易に腐食しにくい根かせに堅ろうに取り付ける

・低圧又は高圧の架空電線路の支持物に施設する支線で、電線と接触するおそれがあるものには、上部にがいしを挿入する

【各選択肢】

ア:支線材(亜鉛めっき鋼より線)、がいし(玉がいし)、地中の固定(アンカ)の三つがそろっています。正しい組合せです。

イ:耐張クランプ、巻付グリップ、スリーブは、上の三つ(より線・がいし・根かせ)のどれにもあたりません。

ウ:玉がいしと亜鉛めっき鋼より線はありますが、地中で支線を受ける根かせ(アンカ)がありません。

エ:アンカはありますが、支線本体のより線と、がいしがありません。

正答はアです。

【問題の構造】設問は「正しいもの」を一つ選ぶ形式です。図は、ケーブル、取付板、電力量計が取り付けられた引込柱で、柱の上部から地面に向かって斜めに支線が張られ、地中側で固定されている様子が描かれています。この支線工事に使う材料の組合せを答えます。

【根拠となる規定】

電技解釈第61条(支線の施設方法及び支柱による代用)に、次の内容があります(METIの電気設備の技術基準の解釈で確認)。

・第1項第三号:支線に、より線を使用する場合は、素線を3条以上より合わせたものであること。素線は直径2mm以上で、引張強さが0.69kN/mm2以上の金属線であること

・第1項第四号:木柱に施設する場合を除き、地中の部分及び地表上30cmまでの地際部分には、耐食性のあるもの又は亜鉛めっきを施した鉄棒を使い、これを容易に腐食しにくい根かせに堅ろうに取り付けること

・第3項:低圧又は高圧の架空電線路の支持物に施設する支線で、電線と接触するおそれがあるものには、その上部にがいしを挿入すること(低圧で水田その他の湿地以外の場所に施設する場合は除く)

これらから、支線工事の材料は「支線となるより線」「(電線と接触するおそれがある場合に上部に入れる)がいし」「地中で支線を受ける根かせ(アンカ)」の三つで考えることができます。なお、同条は材料の品名を挙げているわけではなく、選択肢の材料がこの三つの役割にあたるかで判断します。

【各選択肢の検討】

ア:亜鉛めっき鋼より線は支線本体、玉がいしは電線との接触に備えるがいし、アンカは地中の固定にあたります。三つがそろっているので正しい組合せです。

イ:耐張クランプ、巻付グリップ、スリーブのいずれも、支線の材料として挙げた、より線・がいし・根かせにあたりません。

ウ:支線本体の亜鉛めっき鋼より線と、玉がいしはありますが、地中で支線を支えるアンカがなく、組合せとして足りません。

エ:アンカはありますが、支線本体となるより線と、がいしの両方がありません。

【参考(本問では問われない数値)】

同条には、支線の引張強さを10.7kN以上、安全率を2.5以上とすること(第1項第一号・第二号)、道路を横断して施設する支線の高さを路面上5m以上とすること(第2項。技術上やむを得ない場合の例外あり)なども定められています。支線の規定の全体は、「強さ」「地中・地際の材料と根かせ」「がいし」「高さ」という項目で整理できます。

【まとめの判断軸】

・支線工事:より線の支線材、がいし、地中の根かせ(アンカ)の三要素で考える

・選択肢は、この三要素がすべて入っているかどうかで消去できる

正答はアです。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録
  • 定期監査正答を「イ」から公式の正答「ア」に訂正しました(公式の問題用紙・解答と照合)。出典の問題番号と解説も直しました。
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和5年度(午後) 第一種電気工事士 学科試験 問24(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。