問題
①で示す接点が開路するのは。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
この問題は、①で示す接点が開路(切れる)のはどのときかを答える問題です。図で①は、熱動継電器THRの接点で、電動機の主回路にもTHRが描かれています。熱動継電器は、電動機に設定値を超える電流が続けて流れると熱で動き、接点を開いて回路を切り、電動機を焼損から守る機器です。ふつうに運転しているときは、この接点は閉じたままです。したがって、①の接点が開路するのは、ウの「設定値を超えた電流が継続して流れたとき」です。正転から逆転への切替えや、停止、始動では、この接点は開きません。正答はウです。
【この問題の見方】図は、三相誘導電動機を押しボタンで正転・逆転させる制御回路です。①は、制御回路の上側にあるTHR(熱動継電器)の接点で、電動機の主回路にもTHRが描かれています。
【THRの働き】熱動継電器は、電動機に設定値を超えた電流が継続して流れたときに動作して、制御回路の接点を開き、電磁接触器のコイルへの通電を止めて、電動機を保護します。
【各選択肢】
ア:正転から逆転に切り替えるときは、押しボタンスイッチとMC-1・MC-2の接点の動作で行われます。①のTHR接点は、これでは開きません。
イ:停止は押しボタンPB-1で行います。THRの接点は開きません。
ウ:設定値を超えた電流が継続して流れたとき、THRが動作して①の接点が開路します。これが正答です。
エ:始動のときは、①の接点は閉じたままで、始動できる状態です。
なお、図の右側には、SL-3の表示灯とブザーの回路側に、別のTHRの接点も描かれていますが、問われているのは①の接点です。
正答はウです。
【問題の構造】設問は、①で示す接点が開路するのはどのときか、を答える形式です。図は、三相誘導電動機を押しボタンの操作により正転運転・逆転運転させる制御回路で、MCCB、MC-1(正転)、MC-2(逆転)、THR、押しボタンスイッチPB-1〜PB-3、表示灯SL-1〜SL-3、ブザーなどが描かれています。
【①の接点の見つけ方】
①の矢印は、制御回路の最上部、電源線から押しボタンPB-1に至る途中にあるTHRの接点を指しています。THRは、主回路の電動機の手前にも描かれた熱動継電器(サーマルリレー)で、主回路側の発熱部と、制御回路側の接点が一組になっています。
【THRの動作】
電動機に、設定値を超えた電流が継続して流れると、主回路側の発熱部が加熱され、その熱で制御回路側の接点が動きます。①の接点は、通常は閉じていて、動作すると開路します。接点が開くと、MC-1・MC-2のコイルに電流が流れなくなり、電動機が停止します。過負荷による電動機の焼損を防ぐための保護です。
【各選択肢の検討】
ア(正転から逆転に切り替わったとき):切替えは、押しボタンスイッチとMC-1・MC-2の接点の動作で行われます。①のTHRの接点は、過電流が継続しない限り動作しません。
イ(停止したとき):停止は押しボタンPB-1を押して行います。①のTHRの接点は動作しません。
ウ(設定値を超えた電流が継続して流れたとき):THRが動作して、①の接点が開路します。正解です。
エ(始動したとき):始動のときには、①の接点は閉じたままで、始動できる状態です。
【補足】
図の右端にも、THRの接点(SL-3の表示灯とブザーの回路側)が描かれています。これは①とは別の接点です。
【ひっかけの型】
ア・イ・エは、押しボタンの操作や、運転の状態(正転・逆転・停止・始動)に関する記述です。これらは電動機が正常に運転されている場面で、過電流が継続しているわけではありません。ウだけが、「設定値を超えた電流が継続して流れる」という、THRの動作条件を述べています。「接点が開路する」という設問の言葉と、運転操作の言葉を混同しないことが、正答への近道です。
【まとめの判断軸】
・①の接点は、制御回路にある熱動継電器(THR)の接点
・THRは、設定値を超えた電流が継続して流れたときに動作して、接点を開路し、電動機を保護する
・正転・逆転の切替え、停止、始動では動作しない
正答はウです。
- 定期監査正答を「ア」から公式の正答「ウ」に訂正しました(公式の問題用紙・解答と照合)。出典の問題番号と解説も直しました。
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問41(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。


