第一種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第一種電工 令和2年度 問28|電気機器・蓄電池・配線器具

問題

第一種電工 | 電気機器・蓄電池・配線器具 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

高圧屋内配線を,乾燥した場所であって展開した場所に施設する場合の記述として,不適切なものは。

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

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解説

高圧屋内配線の工事方法は「がいし引き工事(乾燥した場所であって展開した場所に限る)」と「ケーブル工事」の2つだけが認められている。

ア・イは高圧ケーブルを金属管や金属ダクトに収めたケーブル工事なので適切。ウは乾燥した展開した場所でのがいし引き工事で、接触防護措置も施しているので適切。

エは、ケーブルではない高圧絶縁電線を金属管に収める「金属管工事」で、高圧屋内配線には使えない。正答はエ。

根拠は電気設備技術基準の解釈 第168条(高圧配線の施設)。高圧屋内配線は次のいずれかで施設する。

・がいし引き工事(乾燥した場所であって展開した場所に限る)

・ケーブル工事

ア:高圧ケーブルを金属管に収めるのは、ケーブルを防護装置に収めたケーブル工事に当たる。適切。

イ:高圧ケーブルを金属ダクトに収めるのも同様にケーブル工事。適切。

ウ:がいし引き工事は乾燥した展開した場所なら施設でき、同条第1項第二号イで接触防護措置を施すことが求められている。適切。

エ:高圧絶縁電線を金属管に収める方法は、ケーブル工事でもがいし引き工事でもなく、高圧では認められていない(金属管工事は低圧屋内配線の工事方法)。不適切。

正答はエ。

【根拠条文】電気設備技術基準の解釈 第168条第1項第一号で、高圧屋内配線は「イ がいし引き工事(乾燥した場所であって展開した場所に限る。)」「ロ ケーブル工事」のいずれかによるとされている。低圧屋内配線のような金属管工事・合成樹脂管工事・金属ダクト工事などは、高圧の電線をそのまま収める方法としては認められていない。

【ケーブル工事の扱い】ア・イのように、管やダクトはケーブルを守る「防護装置」として使う限りケーブル工事に含まれる。同号三ハにより、管その他のケーブルを収める防護装置の金属製部分、金属製の電線接続箱、ケーブルの被覆に使う金属体にはA種接地工事を施す(接触防護措置を施す場合はD種接地工事でよい)。低圧の300V以下でD種、300V超でC種だったのに対し、高圧ではA種が原則になる点に注意。

【がいし引き工事の条件(同号二)】

・接触防護措置を施す

・電線は直径2.6mmの軟銅線と同等以上の強さ及び太さの高圧絶縁電線、特別高圧絶縁電線又は引下げ用高圧絶縁電線

・支持点間の距離は6m以下(造営材の面に沿って取り付ける場合は2m以下)

・電線相互の間隔8cm以上、電線と造営材との離隔距離5cm以上

・低圧屋内配線と容易に区別できるように施設する

ウはこの条件に沿った記述で適切。

【エが不適切な理由】高圧絶縁電線は、シースや遮へい層を持つケーブルと違い、絶縁体だけの電線である。金属管に収めても工事方法としてはケーブル工事にもがいし引き工事にも当たらない。「収める電線がケーブルか絶縁電線か」を必ず確認すること。

【関連】他の屋内電線等と接近・交差する場合の離隔距離は15cm以上(同条第2項)。ケーブル工事なら耐火性の隔壁や耐火性の管を使う方法もある。正答はエ。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問28(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。