問題
写真に示すものの名称は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
写真は、天井から吊りボルトでつり下げた、角形の長い金属の箱のような配線材料です。途中に、ここから電気を取り出すための差込口(プラグイン口)が付いています。これはバスダクトで、金属の箱の中に銅やアルミの帯状の導体(裸導体)を絶縁物で支えて収めたものです。ビルや工場で大きな電流を流す幹線に使われます。中に絶縁電線を入れる「金属ダクト」と見た目が似ていますが、中に導体そのものが組み込まれている点が違います。正答はイです。
選択肢を整理します。ア(金属ダクト):幅の広い金属製の箱で、中に多数の絶縁電線を収めて配線するための「入れ物」です。電線は現場で引き入れます。イ(バスダクト):金属製のダクトの中に、銅やアルミの帯状の裸導体を絶縁物で支持して組み込んだ製品で、大電流の幹線に使います。途中のプラグイン口から分岐を取り出せるものもあり、写真はこの形です。ウ(トロリーバスダクト):ダクト下面に開口があり、中を移動する集電子(トロリー)を通じて、クレーンなど移動する機器に給電するものです。エ(銅帯):帯状の銅の導体そのもので、ダクトではありません。バスダクト工事は、電気設備技術基準の解釈第163条に、ダクト相互・電線相互を堅ろうかつ電気的に完全に接続することや、支持点間の距離などが定められています。正答はイです。
本問は、幹線に使う「ダクト類」の写真を見分ける問題です。外形が似ているので、中に何が入っているかと用途で区別します。
【見分け方】
- 金属ダクト:中は空で、絶縁電線を収める入れ物(解釈第162条:電線は屋外用ビニル絶縁電線を除く絶縁電線)
- バスダクト:導体(銅帯・アルミ帯)を工場で組み込んだ製品。大電流の幹線用(解釈第163条)
- トロリーバスダクト:下面の開口から移動する集電子で給電。走行クレーンなど
- 銅帯:導体の材料そのもの。配電盤内の母線などに使われる
【バスダクトの種類】
- フィーダバスダクト:途中で分岐しない幹線用
- プラグインバスダクト:途中にプラグイン口があり、分岐用の器具を差し込んで電気を取り出せる
写真のように途中に差込口があるものはプラグイン形で、工場の生産ラインのように、負荷の位置が変わる場所で使いやすい形です。
【施設の要点(解釈第163条)】
- ダクト相互及び電線相互は、堅ろうに、かつ、電気的に完全に接続する
- 造営材に取り付ける場合は、支持点間の距離を3m(取扱者以外の者が出入りできないように措置した場所で垂直に取り付ける場合は6m)以下とし、堅ろうに取り付ける
- このほか、ダクトの終端部を閉そくすることや、接地工事についても定められている
【大電流幹線にバスダクトを使う理由】同じ電流を太いケーブルの並列で流す場合に比べて、導体を帯状にして放熱しやすくしているので、コンパクトに大電流を流せます。また、分岐が容易で、増設や配置換えにも対応しやすいという利点があります。
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和4年度(午後) 第一種電気工事士 学科試験 問14(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。


