第一種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第一種電工 令和2年度 問17|電気工事の施工方法

問題

第一種電工 | 電気工事の施工方法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

タービン発電機の記述として,誤っているものは。

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

タービン発電機は、火力発電所などで蒸気タービン(またはガスタービン)に直結して回す発電機。タービンは高速で回るので、発電機も1分間に数千回という高速で回る。高速で回すと回転子に大きな遠心力がかかるため、回転子は細長い円筒形にし、軸を横に寝かせた横軸形にする。エの「縦軸形が採用される」は誤りで、縦軸形が多いのは水車で回す水車発電機のほう。ア・イ・ウは正しい。正答はエ。

タービン発電機と水車発電機の違いを問う問題(正答エ)。

・ア(正しい):タービン発電機は、ボイラなどで作った高温高圧の蒸気(ガスタービンでは燃焼ガス)でタービンを回し、その力で発電機を回す。

・イ(正しい):同期発電機の回転速度は N = 120f/p[min⁻¹](f:周波数、p:極数)で決まる。タービン発電機は2極(または4極)が多く、50Hzの2極なら 120×50/2 = 3000min⁻¹ と高速。水車発電機は水車の速度に合わせて極数を多くするので、回転速度は小さい。

・ウ(正しい):高速で回る回転子には大きな遠心力がかかるため、磁極が突き出ていない円筒形の回転子(非突極形・円筒回転界磁形)を使う。水車発電機は低速で極数が多いので、磁極が突き出た突極形を使う。

・エ(誤り・正答):タービン発電機の回転子は直径が小さく軸方向に長い形で、タービンと同じく横軸形(軸を水平にした形)にする。縦軸形(立軸形)は水車発電機に多い。

【回転速度と極数】同期発電機は、回転子の磁極が1回転するごとに極対数(p/2)回の交流を発生するので、周波数 f と回転速度 N[min⁻¹]の間に N = 120f/p の関係がある。

・タービン発電機:蒸気タービンは高速で回るほど効率がよいので、極数を少なくして高速にする。50Hzで2極なら3000min⁻¹、60Hzで2極なら3600min⁻¹。

・水車発電機:水車の適した回転速度は落差や流量で決まり、タービンよりずっと遅い。同じ周波数を出すために極数を多くする(例:50Hzで回転速度を300min⁻¹にするなら p = 120×50/300 = 20極)。

【回転子の形と軸の向き】

・タービン発電機:遠心力に耐えるため、回転子の直径を小さくして軸方向に長くした円筒形(非突極形)にし、界磁巻線は回転子の溝に埋め込む。細長い回転子とタービンを一直線につなぐため、横軸形にする。

・水車発電機:極数が多いので回転子の直径が大きく、磁極が外に突き出た突極形になる。大形のものは水車の真上に発電機を置く縦軸形(立軸形)が多い。

【その他の特徴】タービン発電機は回転子が細長く冷却が難しいため、大容量機では冷却効果の高い水素ガスで内部を冷やす方式が使われる。試験では「タービン=高速・少ない極・円筒形・横軸」「水車=低速・多い極・突極形・縦軸が多い」の対比で判断できる。

この問題の根拠出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問17(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問17(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。