電験三種 機械 問45:電動機応用
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14)
電動機ではずみ車を加速して,運動エネルギーを蓄えることを考える。 まず,加速するための電動機のトルクを考える。加速途中の電動機の回転速度 をN[min-1]とすると,そのときの毎秒の回転速度n[s-1]は①式で表される。 (ア) ················································· ① この回転速度n[s-1]から②式で角速度[rad/s]を求めることができる。 (イ) ················································ ② このときの電動機が1 秒間にする仕事,すなわち出力をP[W]とすると,トル クT[N・m]は③式となる。 (ウ) ················································ ③ ③式のトルクによってはずみ車を加速する。電動機が出力し続けて加速してい る間,この分のエネルギーがはずみ車に注入される。電動機に直結するはずみ車 の慣性モーメントをI[kg・m2]として,加速が完了したときの電動機の角速度を 0 [rad/s]とすると,このはずみ車に蓄えられている運動エネルギーE[J]は④式と なる。 (エ) ················································ ④ 上記の記述中の空白箇所(ア)~(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次 の
- 160 N n 2 ×n P T 2 0 1 2 E I
- 260 n N 2 n T P 2 0 1 2 E I
- 360 N n 2 ×n T P 2 0 1 2 E I
- 460 n N 2 n P T 2 0 1 2 E I
- 560 N n 2 ×n P T 2 0 1 2 E I正答
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電験三種「機械」の「電動機応用」に関する問題(令和6年度上期 問11)。正答は(5)です。
【基本公式】毎秒回転速度n=N/60[s⁻¹](N:min⁻¹)。角速度ω=2πn[rad/s]。トルクT=P/ω[N·m]。
運動エネルギーE=Iω₀²/2[J](I:慣性モーメント[kg·m²]、ω₀:完了時角速度)。
正答(5)「n=N/60、ω=2πn、T=P/ω、E=Iω₀²/2」の確認:
①n=N/60→N[min⁻¹]=N[回/min]÷60[s/min]=[回/s]=[s⁻¹] ✓
②ω=2πn→1回転=2πrad、1秒n回転→ω=2πn[rad/s] ✓
③T=P/ω→P=Tω→T=P/ω[N·m] ✓
④E=Iω₀²/2→回転体の運動エネルギー ✓
選択肢(5)は全式が正しい。
【電動機応用(はずみ車・運動エネルギー)の解法と要点】(令和6年度上期 問11)
【基本公式・定義】
①毎秒回転速度:n=N/60 [s⁻¹](N:min⁻¹)
②角速度:ω=2πn=2πN/60 [rad/s]
③トルクと出力:P=Tω → T=P/ω [N·m]
④運動エネルギー:E=½Iω₀² [J](I:慣性モーメント, ω₀:最終角速度)
【選択肢の検討】
(1)〜(4):n=N/60は正しいが、ω=2πnまたはω=N/60でない式、T=P/ωまたはT=Pωでない式、E=½Iω₀²でない式が混在。
(5):4式すべてが正しい→正答(5)。
【はずみ車(フライホイール)の役割】
大きな慣性モーメントIで運動エネルギーを蓄積→負荷変動時に速度変化を平滑化。
プレス機・エンジン・電力系統の慣性定数Hと等価:H=½Iω₀²/S_rated [s](電力系統用語)。
【電動機応用(はずみ車・運動エネルギー)の深層解析と電験三種合格戦略】(令和6年度上期 問11)
【核心論点と正答根拠】
4式:n=N/60, ω=2πn, T=P/ω, E=½Iω₀²。選択肢(5)が全式正確に対応→正答。
【慣性モーメントの計算方法】
中実円板(半径r、質量m):I=mr²/2。
中空円筒(外半径R、内半径r、質量m):I=m(R²+r²)/2。
はずみ車効果GD²(旧慣習単位):GD²=4gI(G:重量[N]、D:直径[m])→1950年代の公式。
現代:慣性モーメントI[kg·m²]を直接使用(SI単位系)。
【電力系統の慣性定数(電験二種への接続)】
M定数:M=½Iω₀²/S_base [s²/rad](S_base:基準容量)。
H定数(慣性定数):H=½Iω₀²/S_rated [s]→発電機の慣性質量の指標。
スウィング方程式:Md²δ/dt²=Pm-Pe(δ:相差角、Pm:機械入力、Pe:電気出力)。
→系統事故後の周波数変動・脱調判定に使用(電験二種必須)。
【フライホイール蓄電システム(FESS)最新動向】
超高速フライホイール(最大60,000rpm):磁気軸受・真空容器→損失極小化。
瞬時電力補償(UPS代替)・再生可能エネルギー変動補償に活用。
電験三種から電験二種:回転体のダイナミクス→電力系統安定度→スマートグリッドへと体系化。
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和6年度上期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。