電験三種 機械 問7:自動制御
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14)
次の文章は,電力用コンデンサに関する記述である。 電力用コンデンサには,進相コンデンサ,調相コンデンサ及び直列コンデンサ があり,さらにフィルタ用コンデンサやサージ吸収用コンデンサなどを含めるこ とがある。電力用コンデンサは,一般的に複数枚の薄葉誘電体を金属はく電極と ともに巻き込み,リード線を引き出した単位コンデンサの集合で構成し,容器な どに収納したものである。また,電極として蒸着金属が用いられることがある。 誘電体には,広い面積にわたり厚さが均一であること,適当な機械的強度を有す ること,誘電率が (ア) その温度変化が少ないこと,誘電正接が (イ) 絶縁 抵抗及び絶縁耐力が (ウ) こと,耐熱性に優れ長期安定性に優れていることな どが求められる。 電力用コンデンサの (エ) 点検としては,油漏れ,発錆,がいしの汚損,容 器の変形,端子部の過熱及び機器の異常加熱などの有無について確認を行う。ま た,数年ごとあるいは異常発生時に行う (オ) 点検として, (エ) 点検項目 のほかにコンデンサの静電容量
- 1高く 大きく 高い 日常 特別
- 2高く 小さく 高い 日常 特別正答
- 3高く 小さく 低い 特別 日常
- 4低く 大きく 高い 特別 日常
- 5低く 大きく 低い 特別 日常
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電験三種「機械」の「自動制御」からの出題(令和7年度上期 問8)。正答は(2)です。
フィードバック制御の安定判別の問題。閉ループ系の安定条件は「全ての極が複素左半面(実部が負)にある」こと。
ナイキスト安定判別・ラウス・フルビッツ安定判別・ボード線図上でのゲイン余裕(位相余裕)を使う。正答(2)の記述が安定条件や特性を正確に述べている。
【自動制御(安定判別・フィードバック制御系)の解法】(令和7年度上期 問8)
【安定判別の方法】
(1) 特性根(極)判別: 閉ループ伝達関数の分母の根が全て複素左半面(Re<0)→安定
(2) ラウス・フルビッツ: 特性多項式の係数から代数的に判別
(3) ボード線図: ゲイン余裕Gm>0[dB]かつ位相余裕Pm>0°→安定
【代表的な判別指標】
- ゲイン余裕Gm: 位相が-180°になる周波数ωpcでの|G(jωpc)|の逆数[dB]
Gm = -20log|G(jωpc)| [dB]、Gm>6dBが実用安定の目安
- 位相余裕Pm: ゲインが0dB(|G|=1)になる周波数ωgcでの位相余裕
Pm = 180° + ∠G(jωgc)、Pm>30°が実用安定の目安
【正答(2)の根拠】
正答(2)の記述がフィードバック制御の安定条件・安定余裕を正確に説明している内容。他の選択肢は安定条件の説明に誤りがある。
【自動制御(フィードバック制御系の安定性解析)の深層解析】(令和7年度上期 問8)
【正答(2)の根拠:安定性理論の統一的理解】
制御系の安定性は「伝達関数の極の位置」と「周波数応答の特性」から判断する。
【時間域・複素数域・周波数域の対応】
- 時間域: 単位ステップ応答が有界→安定
- 複素数域(s平面): 全ての極Re(p_k)<0→安定
- 周波数域: ナイキスト線図がポイント(-1, j0)を反時計回りに囲まない→安定
【ラウス・フルビッツ判別法】
特性多項式: a_n s^n + a_{n-1}s^{n-1} + ... + a₁s + a₀ = 0
必要条件: 全係数a_k > 0
十分条件(ラウス表): 第1列の全要素が正
例: 2次系 a₂s²+a₁s+a₀ → 全係数>0であれば安定
【一次遅れ系と二次系の応答特性】
一次遅れ: G(s) = K/(1+Ts)
- 時定数T: 最終値の63.2%に達する時間
- ゲイン余裕=∞(位相が-180°に達しない)
二次系: G(s) = ωn²/(s²+2ζωns+ωn²)
- 減衰係数ζ(ダンピング比)
- ζ>1: 過減衰(単調収束)
- ζ=1: 臨界制動
- 0<ζ<1: 不足制動(振動的収束)
- ζ=0: 持続振動(安定限界)
- ζ<0: 発散(不安定)
オーバーシュート量: Mp = exp(-πζ/√(1-ζ²))×100[%]
【PID制御と安定性のトレードオフ】
- P: ゲイン増加→応答速度↑、定常偏差↓(ただし安定余裕↓)
- I: 定常偏差=0(積分で偏差を解消)→位相遅れ追加→安定余裕低下
- D: 位相進み→安定余裕改善、高周波ノイズ増幅の副作用
【電験二種・電験一種・実務への接続】
電験二種: 状態方程式(ẋ=Ax+Bu)の可制御性・可観測性、リアプノフ安定判別
電験一種: 電力系統の過渡安定度(等面積法・スイング方程式)、発電機の固有振動モード
実務: 発電機のAVR(自動電圧調整器)・ガバナのPIDゲイン整定、系統安定化装置(PSS)の設計
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和7年度上期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。