機械8電動機応用

電験三種 機械 問8:電動機応用

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

次の文章は,ステッピングモータに関する記述である。 ステッピングモータはパルスモータとも呼ばれ,駆動回路に与えられた (ア) に比例する (イ) だけ回転するものである。したがって,このモータ はパルスを周期的に与えたとき,そのパルスの (ウ) に比例する回転速度で回 転し,入力パルスを停止すれば回転子も停止する。 ステッピングモータはパルスが送られるたびに定められた角度 [°]を1 ス テップとして回転する。この1 パルス当たりの回転角度を (エ) という。 ステッピングモータには,永久磁石形,可変リラクタンス形,ハイブリッド形 などがあり,永久磁石形ステッピングモータでは,無通電状態でも回転子位置を (オ) が働く特徴がある。 上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次 の

  • 1パルス数 回転速度 周波数 移動角 保持する力
  • 2パルス数 回転角度 幅 ステップ角 追従する力
  • 3パルス数 回転角度 周波数 ステップ角 保持する力正答
  • 4周波数 回転角度 幅 ステップ角 追従する力
  • 5周波数 回転速度 幅 移動角 追従する力
正答:3パルス数 回転角度 周波数 ステップ角 保持する力

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電験三種「機械」の「電動機応用」からの出題(令和7年度上期 問7)。正答は(3)です。

電動機の回転方向・始動・制動に関する問題。直流電動機・誘導電動機の回転方向はフレミングの左手則(電流と磁束から力の方向を決定)。

始動時の課題(大きな始動電流・始動トルク不足)への対策と、制動方法(発電制動・回生制動・プラッギング)の特徴を正確に把握する。正答(3)の記述が正しい。

標準試験対策の基準レベル

【電動機応用(回転方向・始動・制動)の解法】(令和7年度上期 問7)

【直流電動機の基本】

  • 回転方向: フレミング左手則(Bの向き×Iの向き→力F)
  • 逆転: 電機子電流の向きを逆にするか、界磁磁束を逆にする
  • 始動: 始動抵抗で電機子電流を制限(E_back=0→I=V/ra が過大になるため)

【誘導電動機の制動方法】

(a) 発電制動(動力制動): 電源切離後に直流励磁→発電機モードで制動

(b) 回生制動: 回転速度>同期速度でスリップs<0→電力を系統に返還

(c) プラッギング(逆相制動): 2相を入れ替えて逆転磁界→強力制動、損失大

【正答(3)の根拠】

本問の各選択肢で制動方法の特徴を正確に述べているものが(3)。他の選択肢は制動時の損失・原理に誤りを含む。

上級誤答論破・根拠規定・実務応用まで深掘り

【電動機応用(電動機の始動・制動・速度制御)の深層解析】(令和7年度上期 問7)

【正答(3)の根拠:電動機の4象限動作】

電動機の動作は「回転速度の正負」×「トルクの正負」で4象限に分類される。

第1象限(正転電動): n>0, T>0

第2象限(正転回生制動): n>0, T<0(発電機として動作し電力回生)

第3象限(逆転電動): n<0, T<0

第4象限(逆転回生制動): n<0, T>0

【制動方法の定量比較】

(1) 発電制動(dynamic braking)

- 電源切離し→直流電流印加で制動磁界生成

- 電機子回路に制動抵抗接続で損失処理

- 急速停止可能、損失はすべて熱として消費

(2) 回生制動(regenerative braking)

- スリップs<0(超同期速度)で誘導発電機モード

- 系統に電力返還→省エネ(都市鉄道・エレベータ)

- インバータ制御系では積極的に活用

(3) プラッギング(逆相制動)

- 固定子2相入れ替え→逆転磁界生成

- 制動トルク最大だが損失も最大(全速度で損失発生)

- 急停止が必要な工作機械・クレーンに使用

【VVVFインバータによる速度制御の現状】

現代の誘導電動機速度制御はほぼVVVF(可変電圧可変周波数)インバータが主流。

V/f一定制御:低速から高速まで磁束一定を維持

ベクトル制御(FOC):トルクと磁束を独立制御→直流機に近い応答性

直接トルク制御(DTC):センサレスで高速トルク応答

【電験二種・実務への接続】

電験二種: インバータ駆動誘導電動機の等価回路(漏れインダクタンス補正)、ベクトル制御の状態方程式

実務: エレベータ・コンベア・ポンプのインバータ選定(容量・保護協調・EMC対策)

出典・根拠について

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和7年度上期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。

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