問題
定格出力8 000 kV・A,定格電圧6 600 V の三相同期発電機がある。この発電機の同期インピーダンスが4.73 Ωのとき,短絡比の値として,最も近いものを次の(1)〜(5)のうちから一つ選べ。
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答え合わせ
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
自信の3択
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解説
電験三種「機械」の「電気機器(同期機)」に関する問題(令和4年度下期 問5)。正答は(3)です。
【基本公式】短絡比Ks=1/Xs[pu]。基準インピーダンスZ_base=V²_n/S_n [Ω]。
正答(3)「1.15」の計算:
Sn=8000kVA=8×10⁶VA、Vn=6600V(三相、線間電圧)、Xs=4.73Ω(一相分)。
基準インピーダンスZ_base=Vn²/Sn(三相でも (V_n/√3)²/(S_n/3)=Vn²/Sn で同じ式)。
Z_base=6600²/(8000×10³)=43560000/8000000=5.445Ω。
Xs[pu]=Xs/Z_base=4.73/5.445=0.869pu。
Ks=1/Xs[pu]=1/0.869≒1.15→選択肢(3)。
【電気機器(同期機)短絡比計算の解法と要点】(令和4年度下期 問5)
【基本公式・定義】
基準インピーダンス(三相):Z_base=V_n²/S_n [Ω](V_n:定格線間電圧, S_n:定格容量)
同期インピーダンスのpu値:Xs[pu]=Xs/Z_base
短絡比:Ks=1/Xs[pu]
【計算過程】
V_n=6600V、S_n=8000kVA=8.0×10⁶VA、Xs=4.73Ω
Z_base=6600²/(8.0×10⁶)=43560000/8000000=5.445Ω
Xs[pu]=4.73/5.445=0.8688
Ks=1/0.8688=1.151≒1.15→選択肢(3)
【短絡比の意味】
Ks>1.0:鉄機械(水力発電機)→安定度高・外形大。
Ks≒0.5〜0.8:銅機械(タービン発電機)→安定度低・外形小。
本問Ks≒1.15→やや鉄機械寄り(安定度良好)。
【電気機器(同期機)短絡比計算の深層解析と電験三種合格戦略】(令和4年度下期 問5)
【核心論点と正答根拠】
Z_base=6600²/8000000=5.445Ω。Xs[pu]=4.73/5.445=0.869。Ks=1/0.869=1.15→(3)正答。
【短絡比と系統解析(per unit法)】
per unit(pu)値:実際値÷基準値。電力系統の多機種機器を同一ベースで解析。
基準設定:S_base(系統容量)、V_base(各電圧段)→Z_base=V_base²/S_base。
基準変換:Xs_new[pu]=Xs_old[pu]×(S_base_new/S_base_old)×(V_base_old/V_base_new)²。
【三相短絡電流の計算】
三相短絡電流(pu):I_sc=1/Xs[pu](定格電流基準)。
実際の三相短絡電流:I_sc=I_n×Ks=I_n/Xs[pu]。
遮断器容量設計:I_sc×√3×V_n→遮断器の定格遮断容量以上を選定。
【現代電力系統でのKs活用】
再エネ大量連系後の系統:同期発電機数減少→系統慣性(ΣJ)低下→周波数変動増加。
Ks(短絡比)と等価:系統の短絡容量(SCR)が小さい→「弱い系統」→電圧不安定・周波数不安定。
電験二種:短絡電流計算・遮断器選定・系統安定度解析(等面積判別法)が出題。
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和4年度下期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-10-29)。
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執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。

