検査・法令32検査・法令

第二種電工 検査・法令 問32:検査・法令

令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12

接地抵抗計(電池式)に関する記述として, 誤っているものは。

  • 接地抵抗測定の前には,接地抵抗計の電池が有効であることを確認する。
  • 接地抵抗測定の前には,端子間を開放して測定し,指示計の零点の調整を正答
  • 接地抵抗測定の前には,接地極の地電圧が許容値以下であることを確認
  • 接地抵抗測定の前には,補助極を適正な位置に配置することが必要である。
正答:接地抵抗測定の前には,端子間を開放して測定し,指示計の零点の調整を

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接地抵抗計(電池式)の使用方法で誤っているものを選ぶ問題。選択肢イ「測定前に端子間を開放して測定し、指示計の零点の調整をする」が誤り。接地抵抗計の零点(ゼロ)調整は端子を「開放」ではなく「短絡(接続)」して行う必要がある。開放した状態では無限大(∞)を示すので零点調整にならない。短絡して指針が0Ωを示すように調整するのが正しい手順。正答は(イ)。

標準試験対策の基準レベル

接地抵抗計の正しい使用手順を各選択肢で確認する。ア「測定前に電池が有効であることを確認する」→電池式接地抵抗計は電池から測定電流を発生させるため電池確認が必須。正しい。イ「測定前に端子間を開放して測定し、指示計の零点の調整をする」→誤り。接地抵抗計の零点調整は「端子間を短絡(接続)」した状態で行う。端子を開放すると接地抵抗計は∞Ωを示すため零点調整(0Ω調整)にならない。ウ「測定前に接地極の地電圧が許容値以下であることを確認する」→地電圧(大地中を流れる電流による電位差)が大きい場所では測定誤差が生じるため、測定前に地電圧確認が必要。正しい。エ「補助極を適正な位置に配置することが必要である」→接地抵抗計はE(被測定接地極)・P(電位極)・C(電流極)の3極構成で測定する。補助極P・CをEから適切な距離(P≒5m・C≒10m)に配置する必要がある。正しい。誤りはイで正答は(イ)。

上級誤答論破・根拠規定・実務応用まで深掘り

本問は接地抵抗計の測定手順・原理を詳細に理解しているかを問う問題。特に「零点調整は短絡で行う」という点は絶縁抵抗計・回路計(テスタ)と共通する原則。

【接地抵抗計の測定原理(3極法)】

接地抵抗計は3つの接続端子を持つ。E端子(Earth):被測定接地極に接続。P端子(Potential):電位補助極(電位測定用の細い補助アース棒)に接続。C端子(Current):電流補助極(電流注入用の補助アース棒)に接続。E-C間に測定電流を流し、E-P間の電位差を測定することで E-C間の接地抵抗値を算出する(電位降下法)。

【補助極の配置方法】

被測定接地極Eから直線上に:P補助極をEから約5m離れた位置に打込む。C補助極をEから約10m離れた位置に打込む。E-P-Cが一直線上になるように配置する(E・P間の相互影響を最小化するため)。地電圧(迷走電流等による大地の電位差)が大きい場所では測定精度が低下するため、測定前に地電圧チェックが必要(選択肢ウ)。

【零点調整(ゼロ調整)の正しい方法】

接地抵抗計の零点調整は「E・P・C端子を全て短絡(接続)」した状態で指針が0Ωを示すように調整ツマミで合わせる。この操作は電池の消耗・温度変化による誤差を補正するため、測定前に必ず行う。選択肢イの「端子間を開放して零点調整」は全く逆の操作(開放=∞Ωを示す)であり、これが誤り。

【選択肢イが誤りの根拠まとめ】

「開放」して零点調整することは不可能。接地抵抗計を含む全ての抵抗測定器(テスタのΩレンジも同様)の零点調整は「短絡(接続)」が必須。開放状態は「無限大(∞)」を示し、0Ωを示さない。正答は(イ)。

出典・根拠について

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:出典:令和7年度上期 第二種電気工事士 学科試験 問26(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づきオリジナル問題と段差性のあるAI解説を作成しています。

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