問題
電気の保安に関する法令についての記述として,誤っているものは。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
法令の記述で誤っているものを選ぶ問題です。ア:電気工事士法は、電気工事に従事する人の資格と義務を決めた法律なので正しい記述です。イ:電気設備の技術基準を定める省令は、電気事業法に基づく経済産業省令なので正しい記述です。ウ:電気用品安全法は、電気用品の製造・販売などを規制して危険や障害を防ぐ法律なので正しい記述です。エ:「一般用電気工作物等」「自家用電気工作物」を定義しているのは電気事業法で、電気用品安全法ではありません。よって誤りはエで、正答は(エ)です。
ア(正しい):電気工事士法の目的は、電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め、電気工事の欠陥による災害の発生を防止することです。
イ(正しい):電気設備に関する技術基準を定める省令(電技省令)は、電気事業法の規定に基づいて経済産業大臣が定めた省令です。
ウ(正しい):電気用品安全法は、電気用品の製造・輸入・販売などを規制し、電気用品の安全性の確保につき民間事業者の自主的な活動を促進することで、電気用品による危険及び障害の発生を防止することを目的とします。
エ(誤り):「一般用電気工作物」「自家用電気工作物」などの電気工作物の区分は、電気事業法で定められています。電気用品安全法が対象とするのは「電気用品」であり、電気工作物の区分は定義していません。
このように、各法令が「何を対象に何を定めるのか」を整理しておくと、すぐに判断できます。正答は(エ)です。
本問は、電気の保安に関わる四つの法令(電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電技省令)について、目的と対象を取り違えていないかを確かめる問題です。誤りの選択肢は、「定義する法令の取り違え」という典型的なパターンで作られています。
【各法令の対象と目的】
| 法令 | 対象 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 電気事業法 | 電気事業・電気工作物 | 電気工作物(一般用・自家用など)の区分と保安の規制 |
| 電気工事士法 | 電気工事の作業に従事する者 | 電気工事士の資格・義務を定め、工事の欠陥による災害を防止 |
| 電気用品安全法 | 電気用品 | 製造・輸入・販売の規制、PSE マークの表示 |
| 電気設備に関する技術基準を定める省令 | 電気工作物 | 電気事業法に基づき、電気工作物が満たすべき技術基準を定める(経済産業省令) |
【条文の要点】電気工事士法第1条は「電気工事の作業に従事する者の資格及び義務を定め、もつて電気工事の欠陥による災害の発生の防止に寄与することを目的とする」と定めます。キーワードは「資格及び義務」(「権利」ではない)です。電気用品安全法第1条は「電気用品の製造、販売等を規制するとともに、電気用品の安全性の確保につき民間事業者の自主的な活動を促進することにより、電気用品による危険及び障害の発生を防止することを目的とする」と定めます。電技省令は、電気事業法(第39条・第56条など)の規定を受けて定められた経済産業省令です。
【選択肢エの誤りどころ】電気工作物の定義(一般用電気工作物・事業用電気工作物・自家用電気工作物など)は電気事業法第38条にあります。電気用品安全法の中にある定義は「電気用品」「特定電気用品」などで、電気工作物の区分ではありません。「定義している」という記述の主語(どの法令か)に注目すると、同種の問題を確実に解けます。
【同系統の問題への備え】法令の目的・根拠を問う問題は、①誰(何)を対象とする法令か、②何を定めているか、③根拠となる上位法令は何か、の三点で整理すると、言い換えにも対応できます。正答は(エ)です。
- 電気工事士法第1条e-Govで原文を読む
- 電気設備に関する技術基準を定める省令e-Govで原文を読む
- 電気事業法第38条e-Govで原文を読む
- 電気用品安全法第1条e-Govで原文を読む
出典と作り方
本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和7年度下期 第二種電気工事士 学科試験 問28(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。

