第二種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第二種電工 令和5年度上期午後 問26|検査・法令

問題

第二種電工 | 検査・法令 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-12

接地抵抗計(電池式)に関する記述として, 誤っているものは。

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正解は イ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

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解説

接地抵抗計(電池式)の特性で誤っているものを選ぶ問題。選択肢イ「接地抵抗計の出力端子における電圧は、直流電圧である」が誤り。接地抵抗計の出力電圧は「交流電圧」(低周波交流)が使用される。直流を使うと電気分解や分極現象が起きて正確な測定ができないため、交流を使う。絶縁抵抗計(メガー)が直流を使うのとは対照的な違いが重要。正答は(イ)。

接地抵抗計(電池式)に関して誤っているものを選ぶ問題。ア「接地抵抗計にはデジタル形と指針形(アナログ形)がある」→正しい。両方市販されている。イ「接地抵抗計の出力端子における電圧は、直流電圧である」→誤り。接地抵抗計の出力(測定電流の電源)は交流電圧(数10Hz〜数100Hzの低周波交流)が使用される。直流では大地中での電気分解(水の電気分解・イオン移動)や電極の分極現象が起き、正確な接地抵抗値が測定できないため交流を採用している。絶縁抵抗計(直流高電圧出力)とは正反対の方式。ウ「測定前に電池が有効であることを確認する」→正しい。電池から交流変換して測定電流を発生させるため電池確認は必須。エ「測定前に地電圧が許容値以下であることを確認する」→正しい。地電圧が大きいと測定誤差の原因になる。正答は(イ)。

本問は接地抵抗計の出力電圧が「交流」であるという知識を問う問題。絶縁抵抗計(直流)との対比が重要なポイント。

【接地抵抗計が交流を使う理由】

接地抵抗計は大地中に電流を流して接地極の抵抗値を測定する。大地中での電流の流れは土壌の物理・化学的特性に依存するが、直流を使うと以下の問題が発生する。①電気分解:土壌中の水分に直流電流を流すと水の電気分解(2H₂O→2H₂↑+O₂↑)が起きる。②分極現象:電極表面にガス(水素・酸素)が付着し、見かけ上の接地抵抗が増大(分極抵抗)する。③測定値の時間変動:分極が進むにつれて測定値が変化し安定しない。これらの問題を解消するため接地抵抗計は「低周波交流電圧(数10Hz〜数kHz)」を出力して測定電流を流す。交流では電気分解・分極現象が起きにくく(電流方向が周期的に逆転するため)、安定した測定が可能。

【絶縁抵抗計(メガー)との対比】

絶縁抵抗計(メガー)の出力:直流高電圧(DC250V/500V/1000V等)→絶縁体に高電圧直流を印加して漏れ電流からMΩ値を算出。交流を使わない理由:絶縁体の容量電流(充電電流)が交流では大きくなり純粋な絶縁抵抗の測定が困難になるため。対比まとめ:絶縁抵抗計=直流高電圧出力、接地抵抗計=交流低電圧出力、という正反対の特性を持つ。

【選択肢イの誤りの根拠】

「直流電圧」という記述が誤り。正しくは「交流電圧」。この問いは毎年のように出題される頻出事項で、接地抵抗計=交流を確実に記憶することが重要。正答は(イ)。

この問題の根拠出典:令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問26(一般財団法人 電気技術者試験センター)
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出典と作り方

本問は一般財団法人 電気技術者試験センターが公表した過去の試験問題です(同センターの公式FAQにより教育目的での利用は許諾・使用料不要。図・写真も同センターの公表問題から掲載)。解説は合格ナビが作成しています。 根拠・出典:出典:令和5年度上期(午後) 第二種電気工事士 学科試験 問26(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の出題範囲分析に基づき、段差のある3段階の解説を作成しています。

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