問題
図のような直流回路において,a-b間の電圧[V]は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
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解説
まず回路全体の電流を求めます。右側は「2Ω+8Ω=10Ω」と「5Ω+5Ω=10Ω」の並列なので 5Ω。左の 5Ω と合わせて全体は 10Ω、電流は 20V ÷ 10Ω = 2A です。
並列部分の上下の枝は同じ 10Ω なので、1A ずつ流れます。左端からの電圧の下がり方は、a 点までが 2Ω×1A=2V、b 点までが 5Ω×1A=5V。その差が a-b 間の電圧で、5 − 2 = 3V。正答はイ。
正答:イ(3V)
【手順】
① 並列部分:上の枝 2+8 = 10Ω、下の枝 5+5 = 10Ω → 合成 10×10/(10+10) = 5Ω
② 全体:5 + 5 = 10Ω → 電流 I = 20/10 = 2A
③ 並列部分にかかる電圧:2A × 5Ω = 10V
④ 各枝の電流:10V ÷ 10Ω = 1A(上下とも)
⑤ 並列部分の左端を基準(0V)とした電位
・a 点:0 − 2Ω×1A = −2V
・b 点:0 − 5Ω×1A = −5V
⑥ a-b 間の電圧:(−2) − (−5) = 3V(a の方が高い)
【右端から見ても同じ】
右端を基準にすると a 点は 8Ω×1A = 8V 高く、b 点は 5Ω×1A = 5V 高い。差はやはり 3V です。
【ひっかけ】
a-b 間の端子は開いているので電流は流れません。a と b を結んだ抵抗のように扱わず、「それぞれの点の電位」を求めて差を取ります。
正答:イ。 開いた端子間の電圧は、2つの枝の分圧の差として一般化できます。
【分圧の差として求める】
並列部分の両端電圧を V(=10V)とすると、右端を基準にした電位は
・a 点:V × 8/(2+8) = 10 × 0.8 = 8V
・b 点:V × 5/(5+5) = 10 × 0.5 = 5V
V_ab = 8 − 5 = 3V。
【ブリッジの平衡との関係】
a と b が同じ電位になる(V_ab = 0)のは、2つの枝の分け方の比が等しいとき、つまり
2 : 8 = 5 : 5(向かい合う辺の積で書けば 2×5 = 8×5)
のときです。本問は 10 と 40 で等しくないので平衡しておらず、a-b 間に電圧が現れます。その値が 3V です。
【応用】
a-b 間に電圧計をつなぐ問題、検流計に流れる電流を問う問題も、まず「開放したときの a-b 間の電圧」を求めるのが出発点です。平衡していれば 0V になり、検流計には電流が流れません。
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和2年度 第一種電気工事士 学科試験 問2(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。


