問題
図のような直流回路において,電流計に流れる電流[A]は。
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答え合わせ
- ア
- イ
- ウ
- エ
自信の3択
えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)
解説
この回路は上下が同じ形になっています。上の道は「7Ω → 3Ω → 電流計」、下の道も「7Ω → 3Ω」。真ん中の縦の 3Ω の上端と下端は、どちらも「左から 7Ω 進んだ点」なので電圧が同じになり、縦の 3Ω には電流が流れません。
だから上の道だけを見ればよく、7 + 3 = 10Ω に 10V がかかるので、電流計の電流は 10 ÷ 10 = 1.0A。正答はウ。
正答:ウ(1.0A)
【ブリッジの平衡を見抜く】
左の分岐点を P、右の分岐点を Q、縦の 3Ω の上端を M1、下端を M2 とします。
・上の枝:P – 7Ω – M1 – 3Ω – 電流計 – Q
・下の枝:P – 7Ω – M2 – 3Ω – Q
電流計の内部抵抗を0とみなすと、上下は同じ 7Ω と 3Ω の組なので、M1 と M2 の電位は等しくなります(7 × 3 = 3 × 7 で平衡)。縦の 3Ω の両端に電位差がないので、電流は0です。
【計算】
① 縦の 3Ω を取り除いて考える
② 上の枝:7 + 3 = 10Ω、両端に電源電圧 10V → 1.0A
③ 電流計は上の枝にあるので 1.0A
(下の枝も 1.0A、電源からは合計 2.0A。選択肢エの 2.0 は電源電流で、電流計の値ではない)
正答:ウ。 平衡を使わずに確かめ、平衡条件の一般形を整理します。
【平衡を使わない確かめ】
P を 10V、Q を 0V とし、M1 の電位を x、M2 の電位を y とします。M1・M2 それぞれで電流の出入りを等しくおくと
・M1:(10 − x)/7 = x/3 + (x − y)/3
・M2:(10 − y)/7 = y/3 + (y − x)/3
上下が対称なので x = y を入れると、どちらも (10 − x)/7 = x/3 → 30 − 3x = 7x → x = 3V。
縦の 3Ω の電流は (x − y)/3 = 0、電流計の電流は x/3 = 3/3 = 1.0A(一致)。
【ブリッジの平衡条件】
4つの辺を R1(左上)・R2(右上)・R3(左下)・R4(右下)とすると、
R1 × R4 = R2 × R3 のとき、真ん中の素子に電流は流れません。
本問は R1 = 7、R2 = 3、R3 = 7、R4 = 3 → 7 × 3 = 3 × 7 で成り立ちます。
【応用】
平衡したブリッジでは、真ん中の素子は「取り除いても」「短絡しても」ほかの電流が変わりません。本問で真ん中を短絡すると、(7∥7) + (3∥3) = 3.5 + 1.5 = 5Ω、電源電流 10/5 = 2A で、上下に 1A ずつ流れ、やはり同じ結果になります。ホイートストンブリッジで未知の抵抗を測る原理もこの平衡条件です。
出典と作り方
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和3年度(午前) 第一種電気工事士 学科試験 問2(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。


