第一種電工
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

第一種電工 令和4年度午前 問8|電気の基礎理論

問題

第一種電工 | 電気の基礎理論 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14

設備容量が400kWの需要家において,ある1日(0〜24時)の需要率が60%で,負荷率が50%であった。この需要家のこの日の最大需要電力PM[kW]の値と,この日一日の需要電力量W[kW・h]の値の組合せとして,正しいものは。

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答え合わせ

正解は エ
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ

自信の3択

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解説

需要率は「最大需要電力÷設備容量」です。需要率60%なので、最大需要電力 PM=400×0.6=240kW です。負荷率は「平均需要電力÷最大需要電力」です。負荷率50%なので、平均需要電力は 240×0.5=120kW。1日(24時間)の需要電力量は 120×24=2880kW・h です。この組合せはエです。正答はエです。

①需要率=最大需要電力÷設備容量×100[%]

 PM=400×0.60=240kW

②負荷率=平均需要電力÷最大需要電力×100[%]

 平均需要電力=240×0.50=120kW

③1日の需要電力量 W=平均需要電力×24h=120×24=2880kW・h

誤りやすい点:

・ア(PM=120)は平均需要電力を最大需要電力と取り違えた値です。W=5760は最大需要電力240kWが24時間続いたとした値です。

・ウのW=4800は、設備容量400kWに負荷率50%を掛けて24時間とした値で、負荷率は最大需要電力に対する比なので誤りです。

正答はエです。

本問は、需要率と負荷率の定義を正しく使い分けて、最大需要電力と電力量を求める問題です。

【3つの率の定義】

・需要率=最大需要電力÷設備容量(設備のうち、同時に最大でどれだけ使われるか)

・負荷率=平均需要電力÷最大需要電力(期間を通じて、最大に対してどれだけ平らに使われるか)

・不等率=各負荷の最大需要電力の和÷合成最大需要電力(負荷ごとの最大が同時に起きない度合い、1以上)

【計算の流れ】設備容量 → 需要率 → 最大需要電力 → 負荷率 → 平均需要電力 → ×時間 → 電力量 の順に進めます。

400kW ×0.6 → 240kW ×0.5 → 120kW ×24h → 2880kW・h

【一式で表す】W=設備容量×需要率×負荷率×時間=400×0.6×0.5×24=2880kW・h。どの率をどこに掛けるかを、定義の分母・分子から確かめると取り違えを防げます。

【実務とのつながり】高圧受電の需要家では、最大需要電力が契約電力や受電用変圧器の容量の目安になり、負荷率は設備の使われ方の良し悪しを示します。負荷率が低い(ピークが鋭い)ほど、同じ電力量でも大きな設備や契約電力が必要になるため、ピークを下げて負荷率を上げることが電気料金や設備の効率化につながります。

この問題の根拠出典:令和4年度(午前) 第一種電気工事士 学科試験 問8(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和4年度(午前) 第一種電気工事士 学科試験 問8(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。