結論:マン管試験の合格率は概ね7〜11%で推移する難関国家資格。令和5年は10.1%、合格基準点は36点。5問免除受験者は20〜30%と高合格率を達成。管業(20%前後)より約2倍難しく、宅建(15〜17%)よりも難しい中堅以上の難易度。データに基づいた学習戦略で合格圏到達は可能。
マンション管理士試験の合格率を年度別に分析し、その難易度と合格戦略を見ていきます。
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1. マン管試験の合格率推移(直近10年)
VolatileBox(合格率データ):公表値ベースで作成。最終確認日:2026-06-11。出典:公益財団法人 マンション管理センター 試験結果
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 | 合格基準点 |
|---|---|---|---|---|
| 令和5年(2023) | 11,158人 | 1,125人 | 10.1% | 36点 |
| 令和4年(2022) | 11,651人 | 1,402人 | 12.0% | 40点 |
| 令和3年(2021) | 12,520人 | 1,238人 | 9.9% | 38点 |
| 令和2年(2020) | 12,198人 | 1,045人 | 8.6% | 36点 |
| 令和元(2019) | 12,021人 | 991人 | 8.2% | 37点 |
| 平成30年(2018) | 12,389人 | 975人 | 7.9% | 38点 |
| 平成29年(2017) | 13,037人 | 1,168人 | 9.0% | 36点 |
| 平成28年(2016) | 13,737人 | 1,101人 | 8.0% | 35点 |
| 平成27年(2015) | 14,092人 | 1,158人 | 8.2% | 38点 |
| 平成26年(2014) | 14,937人 | 1,260人 | 8.4% | 36点 |
直近10年は7〜12%の範囲で推移しています。8〜10%が中央値と覚えれば概観把握には十分です。
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2. 受験者数の推移
近年は11,000人〜13,000人で安定しています。コロナ禍以降は微減傾向ですが、マンション管理コンサル需要の高まりから新規受験者の参入も続いています。
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3. 合格基準点の推移
合格基準点は問題の難易度に応じて毎年調整されます。50点満点中、おおむね36〜40点(72〜80%の正答率)の幅で推移します。
直近の傾向:
- 令和4年は40点と高く、問題が易しめだった
- 令和5年は36点に戻り、問題が標準難易度
- 令和3年38点、令和2年36点と中間値
学習目標:42点(84%)以上を目指せば確実圏。これにより年度のブレ(36〜40点)の影響を受けず安定合格できます。
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4. 他の不動産系国家資格との比較
VolatileBox(他資格合格率):公表値ベースの参考値。最終確認日:2026-06-11。
| 資格 | 合格率の目安 | 必要勉強時間目安 | マン管との難易度差 |
|---|---|---|---|
| 社会保険労務士 | 約5〜7% | 800〜1,000時間 | マン管より難 |
| マンション管理士 | 約7〜11% | 500時間 | (基準) |
| 行政書士 | 約10〜13% | 600〜800時間 | マン管とほぼ同等 |
| 宅地建物取引士 | 約15〜17% | 300〜400時間 | マン管より易 |
| 管理業務主任者(管業) | 約18〜23% | 300時間 | マン管より易(管業合格者は5問免除あり) |
| 賃貸不動産経営管理士 | 約27〜36% | 200〜300時間 | マン管より易 |
マン管は不動産系国家資格の中で最難関の部類に入ります。
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5. 5問免除受験者の合格率
管業有資格者の5問免除受験者は、合格率が20〜30%と通常受験者の2〜3倍に向上します。
理由:
1. 免除される5問は管業合格者にとって最も得意な「適正化法」分野
2. 5問免除で実質45問の試験になり、合格基準点も連動調整
3. 管業合格者はマン管の基礎論点(民法・区分所有法・標準管理規約)がすでに身についている
5問免除制度はダブル受験戦略の最大のメリットです。
内部リンク:マン管+管業ダブル受験戦略はこちら
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6. 予備校別合格率の実態
大手予備校が公表する合格率は通常15〜30%ですが、これは「受講生のみ」または「自己申告ベース」のデータです。
| 予備校 | 公表合格率 | 全国平均との差 |
|---|---|---|
| LEC | 約20% | 全国平均の約2倍 |
| TAC | 約18〜25% | 全国平均の約2倍 |
| アガルート | 約30%(合格特典付) | 全国平均の約3倍 |
| スタディング | 約15〜20% | 全国平均の約2倍 |
予備校データの注意点:
- 受講生のみのデータ(途中脱落者を除外)
- 自己申告ベース(追跡調査ではない)
- 「合格特典」目当ての報告者がメイン
ただし、計画的な学習で全国平均の2〜3倍の合格率を達成できることは事実です。
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7. 合格率8〜10%の難関の理由
マン管試験が難しい理由
1. 配点最大の民法・区分所有法とマンション管理関係法令(各13〜15問)が深い論点まで問われる
2. 判例・通達まで踏み込む難問:最高裁判例の射程・通達の解釈まで出題
3. 建替え円滑化法・被災区分所有法の独自論点:マン管独自の領域で、教材が少ない
4. 試験問題が複雑:5肢のうち4肢が「正しい」「誤り」の組み合わせを問う「個数問題」が頻出
受験生層の特徴
- 管業有資格者・宅建士・賃管士などの不動産系既習者が多い
- リピート受験者(2回目以降の受験生)の割合が高い
- 完全初学者の割合は低め
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8. 合格戦略
戦略1:5問免除を最大活用
管業を先に取得→翌年マン管受験で5問免除メリットを享受。
戦略2:42点以上(84%)を目指す
合格基準点36〜40点のブレに左右されないため、42点以上を目標に学習。
戦略3:マン管独自論点に時間配分
民法・区分所有法・標準管理規約は管業と共通のため、マン管独自の建替え円滑化法・被災区分所有法・判例・通達に学習時間の30%を配分。
戦略4:過去問演習で頻出パターンを完全暗記
合格ナビのマン管 科目別問題集(全360問)で5科目を体系的に演習。
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9. 過去問演習のすすめ
合格ナビでは以下の演習をおすすめします。
- マン管 科目別問題集(全360問):5科目を体系的に演習
- 各問に3レベルAI解説(初心者・標準・上級)と根拠条文付き
- 改正民法R2・標準管理規約R3改訂・長期修繕計画作成ガイドラインR6改訂対応
内部リンク:マン管 独学ロードマップはこちら
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