賃管士
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

賃管士 賃貸住宅管理業法 問4|登録拒否事由・業法6条1項各号

問題

賃管士 | 賃貸住宅管理業法 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-12

賃貸住宅管理業法第6条に規定する登録拒否事由に関する次のア〜オの記述のうち、誤っているものはどれか。

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答え合わせ

正解は ア
  • ア
  • イ
  • ウ
  • エ
  • オ

自信の3択

えらぶと、この端末に記録します(登録はいりません)

解説

正答はア(誤っている記述)です。

管理業法の規定により罰金の刑に処せられた場合の欠格期間は、刑の執行を終わり、または執行を受けることがなくなった日から5年です(業法第6条第1項第4号)。アの「3年」は誤りです。

拘禁刑以上の刑に処せられた場合(同じく第4号)も、登録を取り消された場合(第3号)も、暴力団員でなくなった場合(第5号)も、期間の定めがある欠格事由はすべて5年です。試験では「3年」との数字の入れ替えが狙われます。

業法第6条第1項の登録拒否事由(主なもの):

号事由ポイント
1号心身の故障により賃貸住宅管理業を的確に遂行できない者として国土交通省令で定めるもの施行規則第8条(精神の機能の障害で必要な認知・判断・意思疎通ができない者)
2号破産手続開始の決定を受けて復権を得ない者復権すれば該当しない
3号登録を取り消され、取消しの日から5年を経過しない者法人の場合は取消し前30日以内の役員も含む
4号拘禁刑以上の刑、又はこの法律の規定による罰金の刑に処せられ、執行終了等から5年を経過しない者罰金はこの法律違反に限る
5号暴力団員又は暴力団員でなくなった日から5年を経過しない者暴力団員等
6号不正又は不誠実な行為をするおそれがあると認めるに足りる相当の理由がある者(省令で定めるもの)施行規則第9条
8号法人で、役員のうちに1号〜6号に該当する者があるもの役員の欠格は法人の欠格
9〜11号暴力団員等が事業活動を支配する者/財産的基礎がない者/業務管理者を確実に選任すると認められない者—

各選択肢の整理:

  • ウ(正): 破産+未復権は欠格(第2号)。
  • イ(正): 拘禁刑以上の刑+5年未経過は欠格(第4号)。
  • ア(誤): この法律違反の罰金刑も5年(「3年」は誤り)(第4号)。
  • エ(正): 第1号・施行規則第8条の文言どおり。
  • オ(正): 役員が欠格事由に該当する法人は登録を受けられない(第8号)。

【欠格事由体系の立法趣旨と実務的意義】

管理業法第6条の登録拒否事由は、賃貸住宅管理業が多数のオーナー・入居者と継続的な信頼関係の上に成り立つ事業であることから、事業者の適格性の最低ラインを定めたものです。国土交通大臣は、これらに該当するとき、又は申請書等に重要な事項の虚偽記載・記載漏れがあるときは、登録を「拒否しなければならない」とされており(第6条第1項柱書)、拒否したときは理由を示して申請者に通知します(同条第2項)。

5年の欠格期間の統一性(宅建業法との対比):

期間の定めがある欠格事由(第3号・第4号・第5号)はいずれも5年です。宅建業法の免許の欠格事由も多くが5年ですが、宅建業法は罰金刑の対象となる犯罪を宅建業法違反のほか傷害罪・暴行罪等まで広く列挙しているのに対し、管理業法の罰金刑による欠格は「この法律の規定により」罰金に処せられた場合に限られる点が異なります。

心身の故障の扱い(第1号):

管理業法は令和2年の制定当初から、成年被後見人・被保佐人であることを一律の欠格事由とせず、「心身の故障により賃貸住宅管理業を的確に遂行することができない者として国土交通省令で定めるもの」(第1号)とし、施行規則第8条で「精神の機能の障害により賃貸住宅管理業を的確に遂行するに当たって必要な認知、判断及び意思疎通を適切に行うことができない者」と定めています。成年後見制度の利用の有無ではなく、業務を的確に遂行できるかで判断する仕組みです。

法人の役員と暴力団排除(第5号・第8号・第9号):

暴力団員等は「暴力団員でなくなった日から5年」を経過するまで欠格です(第5号)。法人の役員のうちに第1号〜第6号に該当する者がいる場合は法人自体が登録を受けられず(第8号)、暴力団員等が事業活動を支配する者も欠格です(第9号)。登録後にこれらに該当するに至った場合は、登録の取消し又は業務停止命令の対象となります(第23条第1項第1号)。

廃業による処分逃れの防止(第6号・施行規則第9条):

第6号の「不正又は不誠実な行為をするおそれがある者」として、施行規則第9条は、登録取消しの処分に係る行政手続法第15条の通知があった日から処分をする日(又は処分をしないことの決定をする日)までの間に、解散や賃貸住宅管理業の廃止の届出をした者(相当の理由がある者を除く)で、届出の日から5年を経過しないもの等を定めています。処分を免れるための廃業届を無意味にする規定です。

確認日: 2026-09-30。出典: 賃貸住宅管理業法第6条・第23条、同法施行規則第8条・第9条(e-Gov)。

この問題の根拠条番号はe-Govの本文と機械で照合しています(2026-09-13)。照合の方法
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は合格ナビが作成したオリジナル問題です(本試験問題の転載ではありません)。 根拠・出典:根拠: 賃貸住宅管理業法第6条第1項各号(登録拒否事由)、同法施行規則第8条(心身の故障により賃貸住宅管理業を的確に遂行することができない者) 各根拠条文は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令の数値を反映(数値確認日 2026-10-12)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・通達・ガイドラインは改正されることがあるため、最新の内容は一般社団法人 賃貸不動産経営管理士協議会・国土交通省の公式情報をご確認ください。本サイトは協議会と一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。賃貸住宅管理業法・サブリース新法・国土交通省ガイドラインの出題範囲分析に基づき、オリジナル問題と段差のある3段階の解説を作成しています。