電験三種 機械 問38:電気機器(誘導機)
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14)
V/f 一定制御インバータで駆動されている6 極の誘導電動機がある。この電 動機は,端子電圧をV[V],周波数をf [Hz]として,V/f 比=4 一定制御インバータ によって66 Hz で駆動されている。 このときの滑りは5 %であった。この誘導電動機の回転速度[min-1]の値として, 正しいのは次のうちどれか。
- 11 140
- 21 200
- 31 254正答
- 41 320
- 51 710
AI解説(初心者・標準・上級)
理解度に合わせて3レベルの解説を無料で読めます。根拠(電気事業法・電気工事士法・電気工事業法・電気用品安全法・電気設備技術基準)も明記。
電験三種「機械」の「電気機器(誘導機)」に関する問題(令和6年度下期 問4)。正答は(3)です。
【基本公式】6極誘導機の同期速度:Ns=120f/P=120×66/6=1320min⁻¹(f=66Hz, P=6)。
実回転速度:N=Ns(1-s)=1320×(1-0.05)=1320×0.95=1254min⁻¹。
正答(3)「1254」が正解。
V/f一定制御とは:誘導機の磁束密度を一定に保つため、周波数fを変えるとき電圧Vも比例して変える制御法。
V/f=4(V[V]/f[Hz])一定→f=66Hzのとき端子電圧V=4×66=264V(定格から変更)。
【電気機器(誘導機)V/f制御の解法と要点】(令和6年度下期 問4)
【基本公式・定義】
同期速度:Ns=120f/P [min⁻¹](f:周波数, P:極数)
実回転速度:N=Ns(1-s) [min⁻¹](s:滑り)
V/f一定制御:V/f=const→磁束Φ≒V/f=一定に保つ
【計算過程】
極数P=6、周波数f=66Hz(V/f=4一定制御)、滑りs=0.05(5%)
同期速度:Ns=120×66/6=7920/6=1320 [min⁻¹]
実回転速度:N=1320×(1-0.05)=1320×0.95=1254 [min⁻¹]→選択肢(3)
【V/f一定制御の特徴】
・磁束密度一定→発生トルクが周波数によらずほぼ一定
・低速(低f)域では電圧降下分を補正が必要(ブースト)
・かご形誘導電動機の汎用インバータ制御として最も広く使われる
【VVVFとCVCFの違い】
VVVF(可変電圧・可変周波数):速度制御用→インバータ制御の総称。
CVCF(定電圧・定周波数):UPS等で系統周波数に関係なく安定出力を供給する装置。
【電気機器(誘導機)V/f制御の深層解析と電験三種合格戦略】(令和6年度下期 問4)
【核心論点と正答根拠】
P=6, f=66Hz→Ns=120×66/6=1320min⁻¹, s=5%→N=1320×0.95=1254min⁻¹→(3)正答。
【V/f一定制御の詳細設計】
トルクT∝Φ²∝(V/f)²:V/f=const→トルク定格維持。
低速ブースト:低f時は抵抗降下の割合が大きいためVをブースト(電圧補正)。
最大トルク(ブレイクダウントルク):Tmax∝V²/f²(V/f一定時はTmax一定)。
【高性能制御への展開】
ベクトル制御(FOC:界磁方向制御):磁束成分電流と無効トルク成分電流を独立制御→直流機同等の高速応答。
電流形ベクトル制御(直接・間接)、電圧形ベクトル制御。
ダイレクトトルク制御(DTC):磁束・トルクを直接演算→スイッチング信号決定→応答高速・演算シンプル。
【最新インバータ技術(2024〜)】
SiCインバータ:スイッチング損失1/3↓、冷却器小型化→EV・産業機器で普及急拡大。
マルチレベルインバータ:高圧大容量(NPC型・CHB型)→高調波低減・EMI対策。
電験二種:誘導機ベクトル制御の数学的導出(dq変換)・インバータ制御シミュレーションが出題。
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和6年度下期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。