電験三種
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

電験三種 令和6年度上期 機械 問3|電気機器(誘導機)

問題

電験三種 | 機械 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-29

次の文章は,三相の誘導機に関する記述である。固定子の励磁電流による同期速度の (ア) と回転子との速度の差(相対速度)によって回転子に電圧が発生し,その電圧によって回転子に電流が流れる。トルクは回転子の電流と磁束とで発生するので,トルク特性を制御するため,巻線形誘導機では回転子巻線の回路をブラシと (イ) で外部に引き出して二次抵抗値を調整する方式が用いられる。回転子の回転速度が停止(滑りs=1)から同期速度(滑りs=0)の間,すなわち,1>s>0 の運転状態では,磁束を介して回転子の回転方向にトルクが発生するので誘導機は (ウ) となる。回転子の速度が同期速度より高速の場合,磁束を介して回転子の回転方向とは逆の方向にトルクが発生し,誘導機は (エ) となる。上記の記述中の空白箇所(ア)~(エ)に当てはまる組合せとして,正しいものを次の

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正解は 3
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自信の3択

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解説

電験三種「機械」の「電気機器(誘導機)」に関する問題(令和6年度上期 問3)。正答は(3)です。

【基本公式】誘導機:固定子の三相電流→回転磁界(同期速度Ns=120f/P)。

滑りs=(Ns-N)/Ns。0<s<1→電動機、s<0→発電機(超同期速度)、s>1→制動。

正答(3)「回転磁界 スリップリング 電動機 発電機」の根拠:

(ア)回転磁界:三相電流で固定子巻線が回転磁界を作る。交番磁界は単相機。

(イ)スリップリング:巻線形誘導機の二次回路外部引出し端子(整流子は直流機)。

(ウ)電動機(0<s<1):回転子が回転磁界より低速→回転方向トルク発生。

(エ)発電機(s<0):回転子が同期速度より高速→回転と逆トルク→発電機動作。

【電気機器(誘導機)原理の解法と要点】(令和6年度上期 問3)

【基本公式・定義】

回転磁界速度(同期速度):Ns=120f/P [min⁻¹]

滑り:s=(Ns-N)/Ns

電動機動作:1>s>0(回転子が回転磁界より低速)

発電機動作:s<0(回転子が同期速度より高速)

【各空白の根拠】

(ア)回転磁界:三相対称電流で固定子が作る磁界。単相は「交番磁界」で回転なし。

(イ)スリップリング:巻線形誘導機の二次巻線の外部引出し機構。

:整流子は直流機に使用(交流→直流変換)。

(ウ)電動機:s>0時は回転磁界が回転子を「引きずる」→電動機動作。

(エ)発電機:s<0(超同期)時は回転子が回転磁界を「押す」→発電機動作。

:回生制動とも呼ばれ、電力を電源に返すことができる。

→正答(3)「回転磁界 スリップリング 電動機 発電機」

【電気機器(誘導機)原理の深層解析と電験三種合格戦略】(令和6年度上期 問3)

【核心論点と正答根拠】

三相誘導機の動作領域:s>1(逆相制動)、0<s<1(電動機)、s<0(発電機/回生)。

正答(3)「回転磁界・スリップリング・電動機・発電機」が正解。

【誘導機の等価回路(T型)】

二次抵抗:r₂/s(r₂:実抵抗+r₂(1-s)/s(機械出力に対応)。

機械出力(有効電力):P_mec=(1-s)/s×I₂²r₂=P₂(1-s)(P₂:二次銅損基準)。

二次銅損:P_c2=sP₁(P₁:エアギャップ電力)→効率=1-s(理想時)。

【巻線形誘導機の特性制御】

二次抵抗制御:外部抵抗追加でトルク-速度特性を制御(比例推移)。

比例推移:r₂/s=const→同じトルクを異なる滑りで発生可能→始動時大トルク。

クレーマー制御:二次電力をインバータで電源に回生→大容量ポンプ速度制御に使用。

【風力発電への応用(DFIG)】

二重給電誘導発電機(DFIG):固定子は系統直結、二次(ロータ)をVSCインバータ制御。

可変速風力発電の主流方式→同期速度±30%の速度範囲で系統連系可能。

電験二種:DFIG制御の電力方程式・安定度・系統事故時のLVRT(低電圧通過)要件が出題。

この問題の根拠出典:令和6年度上期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和6年度上期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-10-29)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。