電験三種 機械 問51:電気機器(同期機)
(令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-06-14)
円筒形三相同期電動機において,電動機の励磁電流を調整して,遅れ力率 で運転しているものとする。このとき,供給電圧V [V],電機子電流 M I [A]とし たとき,誘導起電力E [V],並びに同期リアクタンスによる電圧降下 s M jx I [V]の 関係を示すベクトル図として,正しいものを次の(1)~(5)の中から一つ選べ。
- 4E E E E V V V V s M jx I s M jx I s M jx I s M jx I M I M I M I M I M I E V s M jx I
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電験三種「機械」の「電気機器(同期機)」に関する問題(令和6年度上期 問5)。正答は(3)です。
【基本公式】同期電動機(Y結線):VM=E+jXsIM(ベクトル)(巻線抵抗無視)。
遅れ力率運転:電機子電流IMが端子電圧VMより位相が遅れる→力率角φ(VM基準でIMがφ遅れ)。
正答(3)の根拠:遅れ力率のとき
・IMはVMより位相が遅れる(時計回りに角φ分)
・jXsIM:IMを90°進め(j掛け算)てXs倍した電圧降下ベクトル
・E=VM-jXsIM(電動機では電流が流れ込む方向)→EMFのベクトル
遅れ力率時:E<VM(不足励磁→無効電力吸収)。選択肢(3)がこれを示す正しいベクトル図。
【電気機器(同期機)ベクトル図の解法と要点】(令和6年度上期 問5)
【基本公式・定義】
同期電動機の電圧方程式(巻線抵抗無視):VM=E+jXsIM(電動機:電流流入側が+)
↓変形:E=VM-jXsIM
【遅れ力率の場合のベクトル】
①VMをd軸(基準:水平)に取る
②IMは遅れ力率φ→VMから時計方向にφ遅れた方向
③jXsIM:IMを90°反時計回り(j掛け)してXs倍
④E=VM-jXsIM:VMからjXsIMベクトルを引いたところにE
【特徴】
遅れ力率→不足励磁(E<VM)→無効電力吸収(インダクティブ負荷と同等)
進み力率→過励磁(E>VM)→無効電力供給(コンデンサと同等→同期調相機)
→選択肢(3)が遅れ力率・不足励磁のベクトル関係を正しく示す→正答(3)
【電気機器(同期機)ベクトル図の深層解析と電験三種合格戦略】(令和6年度上期 問5)
【核心論点と正答根拠】
電動機方程式:VM=E+jXsIM。遅れ力率→E<VM(不足励磁)。
選択肢(3)が正しいベクトル図(IMがVMより遅れ、E<VMの関係)→正答(3)。
【同期機のd-q軸理論(凸極機)】
円筒形:Xd=Xq(単一同期リアクタンス→本問の簡易モデル)。
凸極形(突極形):Xd>Xq(界磁軸方向と直交軸で異なるリアクタンス)。
突極トルク(リラクタンストルク):T_rel=(V/ω)²×(Xd-Xq)sin2δ/(2Xd×Xq)。
→凸極機の最大トルクはδ<90°で発生→安定余裕が大(水力発電機に多用)。
【電力系統の無効電力制御】
同期発電機の界磁電流調整→端子電圧・無効電力制御(電圧調整器AVR)。
同期調相機:無負荷同期電動機として電力系統に接続→界磁電流で無効電力連続可変制御。
STATCOM(スタティックコンデンサ):パワエレで同等機能を実現→応答速度が同期機の10倍以上。
【電験二種・一種への接続】
電験二種:d-q軸理論・過渡リアクタンス(Xd')・超過渡リアクタンス(Xd'')を使った短絡電流計算。
電験一種:大型発電機の電機子反作用の精密モデル・パワーシステムスタビライザー(PSS)設計。
本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています(公式FAQで教育目的の許諾不要・使用料不要を明示容認・GREEN判定)。 根拠・出典:出典:令和6年度上期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-06-14)。
本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。
執筆・監修:Zawa Lab(合格ナビ運営者情報) / 電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき段差性のあるAI解説(初心者・標準・上級)を作成しています。