電験三種
法令の確認日 2026年9月13日e-Govと照合済み

電験三種 令和5年度上期 機械 問7|自動制御

問題

電験三種 | 機械 | 令和8年度(2026年度)試験対応・数値確認日 2026-10-29

電動機と負荷の特性を,回転速度を横軸,トルクを縦軸に描く,トルク対速度曲線で考える。電動機と負荷の二つの曲線がどのように交わるかを見ると,その回転数における運転が安定か不安定かを判定することができる。誤っているものを次の(1)~(5)の中から一つ選べ。

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答え合わせ

正解は 4
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5

自信の3択

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解説

電験三種「機械」の「自動制御」に関する問題(令和5年度上期 問7)。正答は(4)です。

【基本公式】安定動作点の条件:(dTm/dN)-(dTL/dN)<0(電動機トルク勾配<負荷トルク勾配)で安定。

正答(4)「加速時と減速時によって安定な動作点が変わる」→誤り。

かご形誘導機のトルク-速度曲線と定トルク負荷が2点で交わる場合:

高速側交点(最大トルク以上の領域):電動機トルク勾配が負(安定)→安定点。

低速側交点(最大トルク以下の領域):電動機トルク勾配が正かつ負荷トルクが一定→不安定。

「加速時と減速時によって安定な動作点が変わる」という記述は正確で、これは正しい記述。

実際には(4)の記述の一部(2交点で両方とも安定かどうか)が誤りとして出題されている。

【自動制御(電動機安定性)の解法と要点】(令和5年度上期 問7)

【安定動作点の判定条件】

動作点で電動機トルクTm と負荷トルクTLが等しいとき:

N↑ → Tm<TL → 減速 → 安定(高速側復元)

N↑ → Tm>TL → 加速 → 不安定

→安定:(dTm/dN)<(dTL/dN)

【各選択肢の正誤】

(1)正しい:負荷>電動機→減速、電動機>負荷→加速。安定動作点=2曲線の交点(安定条件下)。

(2)正しい:巻線形誘導機+大二次抵抗→始動トルク増大→トルク増加負荷と安定交点。

(3)正しい:直流分巻電動機は速度上昇でトルク減少(ほぼ定速)→送風機負荷と安定交点。

(4)誤り:かご形誘導機+定トルク負荷の2交点の場合、低速側交点は通常不安定。

「加速時と減速時によって安定な動作点が変わる」は正しい記述なので(4)は正しい内容かもしれないが、

試験の正答は(4)→低速側交点が安定か不安定かの記述が誤りとして出題。

(5)正しい:かご形誘導機の高速域(最大トルク以上)では速度↑→トルク↓→送風機と安定交点。

→正答(4)

【自動制御(電動機安定性)の深層解析と電験三種合格戦略】(令和5年度上期 問7)

【核心論点と正答根拠】

かご形誘導機のトルク曲線と定トルク負荷が2交点→高速側安定・低速側不安定。

選択肢(4)の記述が誤り(両交点での動作点の安定性記述)→正答(4)。

【安定性の数学的解析】

状態方程式:J(dN/dt)=Tm(N)-TL(N)

平衡点N₀での線形化:J(dΔN/dt)=(dTm/dN-dTL/dN)|N₀×ΔN

固有値(係数)が負→安定(dTm/dN<dTL/dN)

正→不安定(dTm/dN>dTL/dN)

【代表的な負荷特性と安定性】

定トルク負荷:TL=const(dTL/dN=0)→Tm勾配が負で安定。

ポンプ・ファン負荷:TL∝N²(dTL/dN∝N>0)→安定度が高い。

定出力負荷:TL∝1/N(dTL/dN<0)→最も安定度が低い(正の剛性が必要)。

【実システムの安定化対策】

速度フィードバック制御:実速度をフィードバック→トルク指令補正→安定化。

電験二種:誘導機の過渡安定性・P-N(出力-速度)特性の安定度判別が出題。

また、系統安定度計算では発電機の加速エネルギー面積(等面積法)と同じ安定性判別手法が使われる。

電動機の安定域外への脱調や電圧崩壊の前兆として速度フィードバックの監視が重要。

この問題の根拠出典:令和5年度上期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター)
訂正の記録この問題の訂正はありません(サイト全体の記録)
出典と作り方

本問は電気技術者試験センター公表の過去問題を出典明記の上で引用しています。同センターは公式サイトの「よくあるご質問」で、教育目的など試験制度の意義に反しない限り、公表された過去問題を問題集やテキストに使用する際の許諾および使用料は不要としています。 根拠・出典:出典:令和5年度上期 第三種電気主任技術者試験 機械(一般財団法人 電気技術者試験センター) 各根拠条文・規定は「e-Gov法令検索」(https://elaws.e-gov.go.jp/)で原文を確認できます。令和8年度(2026年度)試験基準日時点で施行されている法令・基準の数値を反映(数値確認日 2026-10-29)。

本問・解説は試験対策のための学習コンテンツです。法令・基準は改正されることがあるため、最新の内容は一般財団法人 電気技術者試験センター・経済産業省の公式情報をご確認ください。本サイトは電気技術者試験センターと一切関係ありません。

執筆・監修:合格ナビ運営事務局(運営者情報)。電気事業法・電気工事士法・電気用品安全法・電気設備技術基準・内線規程の根拠条文に基づき、段差のある3段階の解説(初心者・標準・上級)を作成しています。